ほく【北】
[音]ホク(呉)(漢) [訓]きた [学習漢字]2年 〈ホク〉 1 きた。「北緯・北極・北国・北上・北西・北端・北...
ほ・く【祝く/寿く】
[動カ四]《後世は「ほぐ」》 1 よい結果が得られるよう祝いの言葉を唱えて神に祈る。ことほぐ。「あしひきの山の木末...
ほ・く【惚く/呆く】
《「ほぐ」とも》 [動カ四]知覚がにぶくなる。ぼんやりする。ぼける。「世にも—・きたることとそしり聞こゆ」〈源・常...
ほく‐あ【北阿】
《「阿」は「阿弗利加(アフリカ)」の略》アフリカ大陸の北部。北アフリカ。
ほく‐い【北緯】
赤道から北の緯度。⇔南緯。
ほくいごじゅうどにきゆ【北緯五〇度に消ゆ】
高橋義夫のミステリー小説。平成2年(1990)刊。
ほくい‐さんじゅうはちどせん【北緯三十八度線】
⇒三十八度線
ほく‐えつ【北越】
越中と越後。富山県と新潟県の一部。特に、越後をさす。
ほくえつせっぷ【北越雪譜】
江戸後期の随筆。2編7巻。鈴木牧之(すずきぼくし)著。天保8〜13年(1837〜1842)刊。越後の雪の観察記録を...
ほく‐えん【北燕】
中国、五胡十六国の一。409年、後燕の武将馮跋(ふうばつ)が後燕を滅ぼして建国。都は竜城。436年、2世で北魏によ...
ほく‐えんどう【北円堂】
奈良市の興福寺にある一堂。現在のものは鎌倉初期の再建で、南円堂と同じく八角円堂。本尊の木造弥勒菩薩(みろくぼさつ)...
ほく‐おう【北欧】
ヨーロッパの北部地方。デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの5か国をさすことが多い。北...
ほくおう‐しんわ【北欧神話】
北欧に伝えられている北ゲルマン人の神話および英雄伝説。エッダやサーガに代表される。→エッダ →サーガ1
ほくおうぶんがくのせかい【北欧文学の世界】
山室静の著作。昭和34年(1959)刊行。
ほく‐かん【北漢】
中国、五代十国の一。後漢(こうかん)滅亡後の951年、一族の劉崇が山西に建国。都は晋陽。979年に宋に降りて、五代...
ほく‐が【北画】
「北宗画(ほくしゅうが)」の略。
ほく‐がく【北岳】
中国の五岳の一、恒山(こうざん)の異称。
ほく‐がん【北岸】
北側の岸。
ほく‐ぎ【北魏】
⇒魏
ほくぎしょ【北魏書】
⇒魏書(ぎしょ)
ほく‐ぐん【北軍】
(内戦で)国土を南北に二分して争う勢力のうち、北方の軍。特に、アメリカ南北戦争で、アメリカ合衆国の軍勢のこと。
ほく‐げん【北元】
中国、明初に中国本土を追われモンゴルに退いた元の残存勢力の称。明の洪武帝(朱元璋)による再三の攻撃により、1388...
ほく‐げん【北限】
北方の限界。生物分布などについていう。「照葉樹林の—」
ほくげん‐の‐さる【北限の猿】
青森県下北半島に生息するニホンザル。世界で最も北に分布するサルで、昭和45年(1970)に国の天然記念物に指定され...
ほくさい【北斎】
⇒葛飾北斎(かつしかほくさい)
ほくさいまんが【北斎漫画】
葛飾北斎の画集。北斎による絵手本を集めたもの。文化11年(1814)に初編を刊行。没後も刊行が続くが他筆も混じる。...
ほくさぶんりゃく【北槎聞略】
江戸後期の漂流記録書。11巻、付録1巻。桂川甫周編。寛政6年(1794)成立。天明2年(1782)大黒屋光太夫らの...
ほくざんしょう【北山抄】
平安中期の有職書。10巻。藤原公任著。長和・寛仁年間(1012〜1021)に成立。朝儀や政務の作法を記し、後世の有...
ほくし【北史】
中国の二十四史の一。唐の李延寿撰。659年成立。北朝の魏・斉・周・隋の歴史を一つにまとめたもので、公正・詳密な記述...
ほくし【北枝】
⇒立花北枝(たちばなほくし)
ホクシア
⇒フクシア
ほくし‐じへん【北支事変】
華北の盧溝橋(ろこうきょう)事件に始まる日中戦争の当初、日本側が用いた呼称。
ホクシャ
⇒フクシア
ほく‐しゅ【北首】
頭を北向きにして寝ること。北枕(きたまくら)。「白河院は—に御寝なりけり」〈徒然・一三三〉
ほく‐しゅう【北州】
「北国(ほっこく)1」に同じ。 「北国(ほっこく)」に同じ。「—の遊び、嗚呼(ああ)楽しいかな」〈洒・遊子方言〉 ...
ほくしゅう【北州】
清元。本名題「北州千歳寿(ほくしゅうせんねんのことぶき)」。大田蜀山人(おおたしょくさんじん)作詞、川口お直作曲。...
ほく‐しゅう【北周】
中国、南北朝時代の北朝の一。北魏の東西分裂後、西魏の宰相宇文泰の子の覚が恭帝の禅譲を受けて556年に建国。都は長安...
ほく‐しゅう【北宗】
1 中国北部で行われた禅宗の一派。開祖は五祖弘忍の弟子の神秀。漸悟(ぜんご)を旨とする。日本へは道璿(どうせん)が...
ほく‐しゅう【北洲】
「北倶盧洲(ほっくるしゅう)」の略。
ほくしゅう‐が【北宗画】
中国絵画の系統の一。明代に董其昌(とうきしょう)らが南宗画に対して唱えたもので、唐の李思訓を祖とし、宋の馬遠・夏珪...
ほくしゅうしょ【北周書】
⇒周書
ほくしょう‐だいがく【北翔大学】
北海道江別(えべつ)市にある私立大学。平成9年(1997)の開設。平成19年度(2007)より現校名に改称した。
ほく‐しん【北辰】
1 《北天の星の意》北極星の異称。 2 《北極星が多くの星の中心であるところから》皇居。また、天子。「—位高くして...
ほく‐しん【北進】
[名](スル)北へ向かって進むこと。北上。「国道沿いに—する」⇔南進。
ほくしん‐いっとうりゅう【北辰一刀流】
剣術の一流派。幕末三剣士の一人千葉周作が、北辰夢想流と一刀流から創始したといわれる。
ほくしん‐ごんげん【北辰権現】
北極星を神格化した称号。神仏習合の流れで、造化の三神と習合した。北辰明神。北辰尊。
ほくしん‐さい【北辰祭】
北極星をまつる祭り。古く、宮中などで盛んに行われた。
ほくしん‐じへん【北清事変】
⇒義和団事件(ぎわだんじけん)
ほくじ‐きょく【北磁極】
⇒磁北極
ほく‐じょう【北上】
[名](スル)北に向かって行くこと。北進。「台風が—する」⇔南下(なんか)。