いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょう...
いっ‐せい【一世】
1 一生。一代。 2 その時代。当代。「—に名を馴せる」「—の雄」 3 一人の君主・家長が国や家を治めている間。一...
いっ‐せい【一声】
1 大きい一つの声や音。ひとこえ。「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉 2 能の構成部分の一。シテの登場、舞の...
いっ‐せい【一斉】
(多く「一斉に」の形で副詞的にも用いる) 1 同時にそろって何かをすること。同時。いちどき。「—に立ち上がる」「—...
いっせい‐いちげん【一世一元】
天皇一代に、ただ一つの年号を用いること。明治元年(1868)9月8日の改元の詔によって定められた。一代一元。
いっせい‐きょうじゅ【一斉教授】
学級の全員に対して、同時に同一内容の授業をすること。一斉授業。→グループ学習 →個別指導
いっせい‐しせい【一生歯性】
動物の歯が、出生後に1回生えるのみで、生えかわりが無いこと。また、そのような動物の分類。ネズミやリスなどのげっ歯類...
いっせい‐じゅぎょう【一斉授業】
⇒一斉教授
いっせ‐いちご【一世一期】
一生を通じての間。一世一代。「さりとは—の迷惑」〈浄・栬狩剣本地〉
いっせ‐いちだい【一世一代】
1 一生に一度だけであること。特に、一生に一度の晴れがましいこと。「—の大仕事」 2 役者などが、引退などの前に一...
いっせ‐いちど【一世一度】
一生にただ一度であること。「—の分別袋、跡のふくろびきづかはし」〈浄・扇八景〉
いっせい‐とりしまり【一斉取(り)締(ま)り】
警察活動で、通行する自動車などを日時・場所を定めて一斉に検問し、犯罪・交通違反などを取り締まること。
いっせえ‐の‐せ
[感]何かを始めるとき、または、同時にそろって何かをするときの掛け声。いっせえので。
いっ‐せいめん【一生面】
⇒いちせいめん(一生面)
いっせい‐メール【一斉メール】
⇒同報メール
一世(いっせい)を風靡(ふうび)・する
その時代の人々がことごとく受け入れ従うようにする。ある時代に圧倒的に流行する。「新理論として—・する」「—・した歌手」
いっ‐せき【一夕】
1 ひと晩。一夜(いちや)。「一朝—」 2 ある晩。ある夜。「—友と語らう」
いっ‐せき【一石】
一つの石。
いっ‐せき【一隻】
1 船一そう。→隻 2 一対(いっつい)の物の片方。
いっ‐せき【一席】
1 1回の茶席や宴席。 2 演説・講談・落語などの、1回の話。「—弁ずる」「毎度ばかばかしい話を—伺います」 3 ...
いっ‐せき【一跡】
1 家筋の続き。家系。血統。「大家の—、この時断亡せんこと勿体(もったい)なく候」〈太平記・三五〉 2 後継者に譲...
いっ‐せき【一齣】
小説・戯曲などのひとくぎり。一節。一段落。いっく。
いっせき‐がん【一隻眼】
1 一つの目。隻眼。 2 ものを見抜く特別な眼識。独特の批評眼。「—を具する」
いっせき‐にちょう【一石二鳥】
一つの事をして同時に二つの利益・効果をあげること。一挙両得。「—の名案」 [補説]西洋のことわざTo kill t...
一席(いっせき)ぶ・つ
大勢の聞き手に向かって演説をしたり威勢のいい話をしたりする。「環境問題について—・つ」
一席(いっせき)設(もう)・ける
ちょっとした宴会や集まりを開く。
いっせき‐わ【一夕話】
ある晩語られた話。「唄の節につい誘われて浮気ものになった事があると語った彼女の—からであった」〈荷風・見果てぬ夢〉
一石(いっせき)を投(とう)・じる
《水に石を投げると波紋が生じるところから》反響を呼ぶような問題を投げかける。「文壇に—・じる」
いっ‐せつ【一節】
1 文章・音楽などのひとくぎり。「詩の—」 2 プロ野球などの日程のひとくぎり。
いっ‐せつ【一説】
1 一つの説。一つの意見。 2 別の説。別の意見。ある説。「—によれば」
いっ‐せつ【一切】
[副]「いっさい(一切)」に同じ。「—存ジマセン」〈和英語林集成〉
いっせつ‐たしょう【一殺多生】
多くの人を生かすために、害をなす一人を殺すこと。いっさつたしょう。
いっ‐せつな【一刹那】
ごく短い時間。一瞬間。刹那。「目を離した—、事故が起こった」
いっせ‐の‐げんじ【一世の源氏】
源(みなもと)の姓を賜り、臣下にくだった皇子。親王の子で源氏になった者を二世の源氏というのに対する語。
いっ‐せん【一洗】
[名](スル)きれいに洗い流すこと。すっかり取り除くこと。一掃。「柔弱なハイカラ空気を—する」〈魯庵・社会百面相〉
いっ‐せん【一閃】
[名](スル)ぴかっと光ること。ひとひらめき。「電光—」「殺すなら、今だという気が、心頭をかすめて、—する」〈芥川...
いっ‐せん【一戦】
[名](スル)一度たたかうこと。また、そのたたかい。「—を交える」「地元校と—する」
いっ‐せん【一銭】
1 貨幣の単位。→銭 2 わずかな金額。「—にもならない仕事」「—を笑う者は—に泣く」 3 一文(いちもん)、また...
いっ‐せん【一線】
1 1本の線。糸すじ状の1本。 2 戦いで敵と直接ぶつかる隊列。また仕事などで、最も活動する位置。第一線。「—に配...
いっせん‐いちじ【一銭一字】
「一字3」に同じ。
いっせんいちびょうものがたり【一千一秒物語】
稲垣足穂の処女作品集。大正12年(1923)刊。月や星などを題材にした童話風の散文からなる。全68編。
いっせんいちやものがたり【一千一夜物語】
「アラビアンナイト」の別名。千夜一夜物語。千一夜物語。
いっせん‐ぎり【一銭切り】
戦国時代の軍律にみられる死刑の一。たとえ1銭でも盗んだ者は首を切られるからとも、首の切り口の形が銭に似ているからと...
いっせん‐しょく【一銭職】
一銭剃りを職業とした者。
いっせん‐じょうき【一銭蒸汽】
《初め、1区間の運賃が1銭だったところから》明治から第二次大戦前まで、東京の隅田川を航行した小型客船。ぽんぽん蒸気。
いっせん‐ぞり【一銭剃り】
《代金が1銭(1文)だったところから》近世初期、道端などで店を構えて商売をした髪結い。一文剃り。
いっせんだい【一闡提】
《(梵)icchantikaの音写。断善根(だんぜんこん)・信不具足(しんふぐそく)と訳す》仏法を信じることなく、...
いっせん‐ぢゃや【一銭茶屋】
江戸時代、茶一服を1銭(1文)で売った茶店。
いっせんにんのこうきょうきょく【一千人の交響曲】
《原題、(ドイツ)Symphonie der Tausend》⇒千人の交響曲
一線(いっせん)を画(かく)・する
境界線を引いてくぎりをつける。はっきり区別する。「保守派とは—・する」