いっさ‐き【一茶忌】
俳人小林一茶の命日。陰暦11月19日。《季 冬》
いっ‐さく【一昨】
1 (接頭語的に用いて)年・月・日などで、中一つ置いた前の時を表す。「—年」「—夜」 2 (連体詞的に用い、具体的...
いっ‐さく【一策】
一つの計画、はかりごと。「—を講じる」「窮余の—」
いっさく‐さく【一昨昨】
(接頭語的に用い)一昨の前の年・月・日などを表す。「—月」「—年」
いっさく‐さくじつ【一昨昨日】
一昨日の前の日。さきおととい。
いっさく‐じつ【一昨日】
昨日の前日。おととい。
いっさく‐せき【一昨夕】
⇒いっさくゆう(一昨夕)
いっさく‐ねん【一昨年】
昨年の前年。おととし。
いっさく‐ばん【一昨晩】
一昨日の晩。おとといの晩。一昨夜(いっさくや)。
いっさく‐や【一昨夜】
一昨日の夜。おとといの夜。一昨晩(いっさくばん)。
いっさく‐ゆう【一昨夕】
一昨日の夕。おとといの夕方。いっさくせき。
いっ‐さつ【一札】
1 1枚の書き付け。1通の手紙・文書。 2 1通の証書や証文。「あとあとのため先方から—とってある」
一札(いっさつ)入(い)・れる
保証・約束・謝罪などの意を示す文書を書いて、相手方に差し出す。一札を入れる。
いっさつ‐たしょう【一殺多生】
⇒いっせつたしょう(一殺多生)
一札(いっさつ)を入(い)・れる
⇒一札入れる
いっ‐さん【一山】
1 一つの山。 2 同じ境内にある本寺・末寺などすべてを含めた寺院の総称。全山。また、そこにいるすべての僧。
いっ‐さん【一散/逸散】
(多く「一散に」の形で副詞的に用いる) 1 わき目もふらず一生懸命に走ること。一目散(いちもくさん)。「—に駆けつ...
いっ‐さん【一盞】
1 一つのさかずき。 2 1杯の酒や水。また、それを飲むこと。「—を傾ける」「—の水」
いっ‐さん【一粲】
《「粲」は、白い歯を出して笑うこと》ひと笑い。一笑。
いっ‐さん【一算】
[名](スル) 1 1回計算すること。「—願います」 2 算木によって一度占うこと。「卦を設け、—するに至って」〈...
いっさん‐いちねい【一山一寧】
[1247〜1317]中国台州(浙江省)出身の臨済宗の僧。元(げん)の使者として来日し、鎌倉幕府に疑われて幽閉され...
いっさん‐か【一酸化】
酸素1原子と化合していること。他の語の上に付けて、酸素1原子との化合物であることを示す。
いっさんか‐たんそ【一酸化炭素】
無色・無臭の猛毒気体。都市ガスや木炭などの不完全燃焼によって生じ、自動車の排ガスにも含まれている。点火すると青白い...
いっさんかたんそ‐ちゅうどく【一酸化炭素中毒】
一酸化炭素(CO)を吸ったために起こる中毒。血液中のヘモグロビンと結合するため、酸素運搬能力が低下し、低酸素状態に...
いっさんか‐ちっそ【一酸化窒素】
窒素と酸素の混合気体中で放電するか高温にすると得られる無色・無臭の気体。空気に触れると褐色の二酸化窒素となる。工場...
いっさんか‐なまり【一酸化鉛】
黄色または赤色の鉛の酸化物。酸にもアルカリにも溶ける。融解した鉛に空気を吹き込むか、硝酸鉛などを熱分解して作ったも...
いっさんか‐にちっそ【一酸化二窒素】
亜酸化窒素の正式名称。
一粲(いっさん)に供(きょう)・する
贈り物をしたり自作の詩文などを人に見せたりすることを謙遜して言う言葉。
いっさん‐ばしり【一散走り/逸散走り】
わき目も振らず夢中になって走ること。「いきなり—に駈けだした」〈里見弴・多情仏心〉
いっ‐さんまい【一三昧】
1 仏語。雑念を去り一心に修行に専念すること。 2 ほかのことに構わず、一つのことだけに心を用いること。「同伴(み...
一粲(いっさん)を博(はく)・す
お笑いぐさになる。自作の詩文などが人に読まれることを謙遜して言う言葉。「人々の—・する料にもと」〈鴎外訳・即興詩人〉
いっ‐し【一子】
1 一人の子。子供一人。「—をもうける」 2 多くの子供の中の一人。特に、嫡子。 3 囲碁で、一つの石。一目。「—...
いっ‐し【一矢】
1本の矢。
いっ‐し【一死】
1 一度死ぬこと。一命を捨てること。「死」を強めた言い方。「—と覚悟は極めながら」〈紅葉・自害〉 2 野球で、攻撃...
いっ‐し【一糸】
1 1本の糸。または、きわめてわずかなことのたとえ。 2 長さ・重さや割合などの単位。→糸(し)
いっ‐し【一指】
1本の指。指1本。「—も触れさせない」
いっ‐し【一紙】
1 1枚の紙。1枚の文書。一札(いっさつ)。 2 一つの新聞。 3 同一の紙。同じ紙。
いっ‐し【逸史】
正史に書き漏らされている史実。また、それを記した書物。「日本—」
いっし‐いちごう【一糸一毫】
きわめてわずかなこと。
一死(いっし)一生(いっせい)乃(すなわ)ち交情(こうじょう)を知(し)る
《「史記」汲鄭伝賛から》人には生死や栄枯盛衰があるが、その時その時に変わる人々の態度によって人情の表裏を知るものである。
いっ‐しき【一式】
《「一色(いっしき)」と同語源》 1 ひとそろい。「礼装—」「工具—」 2 物事の全部。一切(いっさい)。「家財道...
いっ‐しき【一色】
[名] 1 一つの色。ひといろ。いっしょく。 2 華道で、一種類の花木を生けること。「万年青(おもと)を—にいける...
いっしき【一色】
室町時代の守護大名。足利(あしかが)氏の一支族。足利泰氏の子の公深(こうしん)が三河国吉良庄一色に住んだことに始ま...
一色一香(いっしきいっこう)無非中道(むひちゅうどう)
《「摩訶止観(まかしかん)」から》仏語。いかなる些細な存在にも中道の真理が備わっている、ということ。天台宗でいう。
いっしき‐でん【一色田】
中世、荘園耕地のうち、公事(くじ)を免除され、年貢のみを上納する田地。
いっし‐しちしょう【一死七生】
一度死んで七たび生まれ変わること。何度も生まれ変わること。
いっ‐しじん【一私人】
公の立場を離れたひとりの人間。一個人。いちしじん。
いっし‐そうでん【一子相伝】
学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。
いっ‐しちにち【一七日】
⇒いちしちにち(一七日)
いっ‐しつ【一失】
一つの損失・失敗。わずかな失策。「千慮の—」⇔一得。