おい‐まわし【追(い)回し】
1 おいまわすこと。 2 掃除や走り使いなど雑役をする人。召使い。「ベタリベタリと—が長き廊下を雑巾にて、押拭う音...
おい‐まわ・す【追(い)回す】
[動サ五(四)] 1 逃げまわるもののあとを追いかける。また、しつこく追いかける。「猫がネズミを—・す」「静養先ま...
おい‐みどり【老い緑】
濃い緑色。
おいみ‐まつり【御忌祭(り)】
祭りのための物忌みが、それ自体で祭事となったもの。山口県・島根県などに多い。山口県下関市の忌宮(いみのみや)神社で...
オイミャコン
ロシア連邦東部、サハ共和国の村。インディギルカ川上流部、オイミャコン盆地内にあり、北極圏のわずかに南側に位置する。...
おい‐むしゃ【老い武者】
1 老いた武士。 2 老練な武者。「信玄は—と申し度度の合戦になれたる人なり」〈三河物語・三〉
おい‐め【負(い)目】
1 恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。「道義的に僕は...
おい‐め【追(い)目】
1 ばくちで、何度負けても4割増しずつかけて、勝てば一挙にそれまでの負けを取り戻す方法。 2 さいころばくちで、続...
おい‐も・つ【負ひ持つ】
[動タ四]名としてもつ。名のる。「名をば大久米主(おほくめぬし)と—・ちて」〈万・四〇九四〉
おい‐もと・める【追(い)求める】
[動マ下一][文]おひもと・む[マ下二] 1 追いかけてさがす。「犯人を—・める」 2 努力を重ねて手に入れようと...
おいもの‐い【追(い)物射】
騎馬で獲物を追って馬上から矢を射ること。転じて、逃げる敵を馬上から射ること。おんものい。
おい‐や
[感]不意のことに驚いたり、ふと思いついたりしたときに発する語。おやっ。「—、聞きし人ななり」〈源・宿木〉
おい‐や・る【追い遣る】
[動ラ五(四)] 1 追ってその場から去らせる。追い払う。「犬を—・る」「疑念を頭から—・る」 2 無理やりある状...
おい‐ゆ・く【生ひ行く】
[動カ四]育っていく。成長していく。「初草の—・く末も」〈源・若紫〉
おい‐ら【己等/俺等】
[代]《「おれら」の音変化》一人称の人代名詞。おれ。おら。ふつう、男性が用いる。
おい‐らか
[形動ナリ] 1 性格が、こせこせせずおっとりしているさま。穏やか。「対の君は、—なれど心深ければこそ」〈宇津保・...
おいら‐が【己等が】
《江戸時代の吉原言葉》禿(かぶろ)や新造が姉女郎を呼ぶ語。おいらがん。「二ぼさつは—といふ立ち姿」〈柳多留拾遺・二〉
おい‐らく【老いらく】
1 《「お(老)ゆ」のク語法「おゆらく」の音変化》年老いること。老年。「さくら花散りかひくもれ—の来むといふなる道...
おいらく‐の‐こい【老いらくの恋】
年老いてからの恋愛。昭和23年(1948)、68歳の歌人川田順が弟子と恋愛、家出し、「墓場に近き老いらくの、恋は怖...
おいらせ‐がわ【奥入瀬川】
青森県東部を流れる川。十和田湖から発し、おいらせ町で太平洋に注ぐ。上流の子ノ口(ねのくち)から焼山の間は、奥入瀬渓...
おいらせ‐けいりゅう【奥入瀬渓流】
青森県東部を流れる奥入瀬川の一部。十和田湖岸の子ノ口(ねのくち)から焼山までの14キロメートルの渓流。両岸にはカエ...
オイラート
モンゴル系の一部族。モンゴル西北部に興り、元の衰退後勢力を拡大。15世紀、エセンのとき全モンゴルを支配し、明に侵入...
おいらん【花魁】
1 《江戸吉原の遊郭で、新造・禿(かぶろ)などが姉女郎を「おいらの(己等の姉さんの略)」と呼んだところからという》...
おいらん【花魁】
洋画家、高橋由一による油絵。明治5年(1872)の作。東京芸術大学所蔵。国指定重要文化財。花魁図。
おいらん‐そう【花魁草】
1 クサキョウチクトウの別名。《季 夏》「揚羽蝶—にぶらさがる/素十」 2 ゴゼンタチバナの別名。
おいらん‐どうちゅう【花魁道中】
江戸時代、位の高い遊女が馴染み客を迎えに郭内の茶屋の行き帰りや特定の日に美しく着飾って遊郭の中を練り歩いたこと。
おいらん‐どり【花魁鳥】
エトピリカの別名。
オイラー
[1707〜1783]スイスの数学者。解析学など数学の諸分野での膨大な研究のほか、医学・化学・天文学などでも功績が...
オイラー
[1905〜1983]スウェーデンの生理学者。オイラー=ケルピンの子。ノルアドレナリンを発見し、神経伝達物質である...
オイラー‐ケルピン
[1873〜1964]スウェーデンの化学者。ドイツの生まれ。広く化学全般を研究したが、特に酵母のアルコール発酵の酵...
オイラー‐の‐こうしき【オイラーの公式】
指数関数と三角関数との関係を表す式。自然対数をe、虚数単位をiとすると、eiθ=cosθ+isinθという公式が成り...
オイラー‐の‐ず【オイラーの図】
集合における元(げん)の範囲を線で囲み、集合相互間の関係を図で示したもの。L=オイラーが論理学の説明に採用して広め...
オイラー‐の‐ためんたいていり【オイラーの多面体定理】
多面体での性質として、面の数をf、頂点の数をv、辺の数をeとするとき、f+v−e=2という関係式が成立するという定理。
オイラー‐の‐とうしき【オイラーの等式】
⇒オイラーの公式
お‐いり【御入り】
入って来ることの意の尊敬語。おいで。御入来。「今日(こんにち)は早速の—で誠に御苦労様に存じまする」〈円朝・怪談牡...
お‐いり‐あ・る【御入りある】
[動ラ四] 1 「行く」「来る」「ある」「居る」の尊敬語。「天子はどこへ—・ったことはないほどに」〈史記抄・孝文本...
オイリアンテ
ウェーバーのオペラ。全3幕。1823年にウィーンで初演。台本はH=v=シェジー。中世フランスの貞淑な伯爵夫人を描い...
オイリュアンテ
⇒オイリアンテ
オイリュトミー
ドイツの哲学者・教育者ルドルフ=シュタイナーが1911年ごろ創出した教育法。音楽・言葉のリズムに合わせた身体表現を行う。
オイリー
[形動]脂性の。油質の。油性の。油状の。また、脂っぽいさま。「—肌用の化粧水」
オイル
1 燃料用・食用・機械用などの油。「サラダ—」「モーター—」 2 石油。 3 自動車の潤滑油。「—交換」 4 油絵...
お・いる【老いる】
[動ア上一][文]お・ゆ[ヤ上二] 1 年をとる。老齢になる。「—・いてますます意気軒昂(けんこう)」 2 年をと...
オイル‐エンジン
⇒石油機関
オイル‐カラー
油絵の具のこと。
オイルガス
原油、または重油・ナフサなどを熱分解して得られるガス。都市ガスに用いる。油ガス。石油ガス。
オイル‐クリーナー
自動車で、オイルの浄化装置。
オイルクロス
綿・ネルなど厚手の布地の表面にエナメルや桐油(とうゆ)を塗った布。模様をつけたものもある。防水性があり、汚れが落ち...
オイル‐ご【オイル語】
中世のフランスで、ロアール川より北の地域で話されていた言語。このうちパリを中心に行われていた方言が現代の標準フラン...
オイル‐サンド
粘稠(ねんちゅう)な炭化水素を含む砂。合成石油を得ることができる。カナダのアルバータ州やベネズエラのオリノコ川北岸...
オイル‐サーディン
《(和)oil+sardine》小形のイワシ(サーディン)の頭を除き、油に漬けた食品。また、その缶詰。