ふた【二】
1 に。ふたつ。数値を読み上げるときなどに、二(に)の数を間違いなく伝えるために用いる。「—百—十—円なり」 2 ...
ふた【蓋】
1 物の口にあてがってふさぐもの。「鍋(なべ)の—をとる」 2 サザエ・タニシなどの貝の口を覆うもの。 3 スッポ...
ふた‐あい【二藍】
1 紅(くれない)と藍とを重ねて染めた青みのある紫色。二つ色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏とも二藍、または表...
ふた‐あけ【蓋明け】
1 蓋をあけること。 2 物事を始めること。特に、興行などの初日をあけること。「—早々の大入り」
ふた‐あや【二綾】
2色の糸で織った綾。「彼方(をちかた)の—裏沓(したぐつ)」〈万・三七九一〉
ふたあらやま‐じんじゃ【二荒山神社】
栃木県宇都宮市にある神社。祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)ほか二神。下野(しもつけ)国の一の宮。宇都宮明神。
ふ‐たい【不退】
《(梵)avinivartanīyaの訳》仏語。 1 仏道修行の過程で、すでに得た境地から後戻りしないこと。不退転...
ふ‐たい【付帯/附帯】
[名](スル)主となる物事に付け加えること。また、付け加わること。付随。「権利の行使に—する義務」「—事項」
ふ‐たい【浮体】
浮力によって液面や空中などに浮かんでいる物体。
ふたいか‐かいにゅう【不胎化介入】
為替介入の手法の一つ。中央銀行が自国通貨を放出(または吸収)すると、通貨の流通量が増加(または減少)するが、それを...
ふたいきょ‐ざい【不退去罪】
他人の住居や他人が管理・支配する家屋・建造物・艦船から退去するよう要求されたにもかかわらず、正当な理由なく退去しな...
ふたい‐けつぎ【付帯決議】
議決された法案・予算案に関して付される、施行についての意見や希望などを表明する決議。法的拘束力を有しない。
ふたい‐こうそ【付帯控訴】
民事訴訟で、控訴人の控訴に対して、被控訴人が第一審判決のうち自己に不利益な部分の変更を求めてする控訴。
ふたいしき‐ふうしゃ【浮体式風車】
洋上風力発電に用いられる風車のうち、基礎を海底に固定する着床式に対して洋上に浮かべる風車のこと。風車を設置した浮体...
ふたいしき‐ようじょうはつでん【浮体式洋上発電】
発電設備を有する構造物を海上に浮かべて行う発電。エネルギー源として風力・太陽光・潮力・波力などを利用する。→着床式...
ふたいしき‐ようじょうふうりょくはつでん【浮体式洋上風力発電】
洋上風力発電の一形態。海に浮かべて係留した浮体式風車を用いる。→着床式洋上風力発電
ふたい‐しそ【付帯私訴】
犯罪によって被害を受けた者が加害者に対し、公訴に付帯して請求する損害賠償の訴え。旧刑事訴訟法で認められていたが、昭...
ふたい‐じ【不退地】
仏語。 1 不退の地位。菩薩(ぼさつ)の初地の位。不退転位。 2 西方浄土のこと。
ふたい‐じ【不退寺】
奈良市法蓮町にある真言律宗の寺。山号は、金竜山。正しくは不退転法輪寺。平城天皇の萱(かや)の御所を、承和14年(8...
ふたい‐じょうこく【付帯上告】
民事訴訟で、上告人の上告に対して、被上告人が第一審または第二審判決のうち自己に不利益な部分の変更を求めてする上告。
ふたい‐ぜい【付帯税】
本税の国税に付帯して課せられる税。延滞税・利子税・加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)など。
ふ‐たいてん【不退転】
1 信念を持ち、何事にも屈しないこと。「—の決意」 2 「不退」に同じ。
ふた‐いとこ【二従兄弟/二従姉妹】
「またいとこ」に同じ。
ふたい‐の‐ち【不退の地】
「不退の土(ど)」に同じ。
ふたい‐の‐ど【不退の土】
《ここに生まれた者は再び迷界に戻ることがないというところから》極楽浄土。不退の地。
ふたいほ‐とっけん【不逮捕特権】
警察や検察などにより逮捕されない特権。国会議員や外交官、公務中の在日米軍兵士などが持つ。国会議員の場合、現行犯や所...
ふた‐いろ【二色】
1 二つの色。にしょく。 2 二つの種類。二通り。「大小—の袋」
ふた‐え【二重】
1 二つ重なっていること。また、そのもの。にじゅう。「ひもを—に掛ける」 2 「二重瞼(まぶた)」の略。 3 腰が...
ふたえ‐おりもの【二重織物】
浮き織物の地文の上に別糸で縫取織(ぬいとりおり)をして文様を織り出したもの。
ふたえ‐じ【二重字】
文字の輪郭を線書きにして中を空白にした文字。籠写(かごうつし)の文字。
ふたえ‐まぶた【二重瞼】
上瞼にひだがあって二重になっていること。また、そのもの。ふたかわめ。
ふたえ‐もの【二重物】
一度染めた布地に、さらに別の色で模様などを染め出したもの。二重(ふたえ)染め。
ふた‐おき【蓋置】
茶の湯の点前(てまえ)で、釜の蓋や柄杓(ひしゃく)を置く道具。竹製・陶製・金属製などがある。
ふた‐おも【二面/両面】
「ふたおもて」に同じ。「奈良山の児手柏(このてかしは)の—にかにもかくにも佞人(かだひと)が伴(とも)」〈万・三八三六〉
ふた‐おもて【二面/両面】
1 表と裏の二つの面。うらおもて。「時雨ふる児手柏(このてがしは)の—とてもかくても濡るる袖かな」〈新千載・雑上〉...
ふた‐おもて【双面】
浄瑠璃・歌舞伎舞踊の趣向の一。二人の人物が全く同じ姿形で現れて周囲を惑わし、最後に一方が亡霊や変化(へんげ)の正体...
ふたおもて【双面】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「両顔月姿絵(ふたおもてつきのすがたえ)」。別名題「双面水照月(ふたおもてみ...
ふた‐おや【二親】
父と母。両親。⇔片親。
ふた‐かた【二方】
1 二つの方面。両方。「—に分かれる」 2 二人を敬っていう語。おふたり。「お—はこちらへどうぞ」
ふたかみ‐やま【二上山】
「にじょうさん(二上山)」に同じ。[歌枕] 富山県の高岡市と氷見市との境にある山。紅葉の名所。標高274メートル。...
ふた‐かわ【二皮】
「二皮目」の略。
ふたかわ‐め【二皮目/二皮眼】
「二重瞼(ふたえまぶた)」に同じ。
ふたがり【塞がり】
⇒ふさがり(塞がり)2
ふたが・る【塞がる】
[動ラ四] 1 いっぱいになる。ふさがる。「胸—・りて嘆く」〈かげろふ・中〉 2 方塞(かたふた)がりになる。「今...
ふたがわ【二川】
愛知県豊橋市東部の地名。もと東海道五十三次の宿駅。
ふた‐がわ【布田川】
熊本県阿蘇郡西原村を流れる緑川水系の小河川。阿蘇外輪山西麓を源とし、益城町で木山川と合流する。
ふたがわ‐だんそうたい【布田川断層帯】
阿蘇外輪山の西側斜面から熊本県益城町を経て宇土半島の先端に至る断層帯。東北東から西南性方向に延び、全体の長さは約6...
ふ‐たく【付託/附託】
[名](スル)物事の処置などを任せること。特に、議会で、議案の審査を本会議の議決に先だって他の機関に委ねること。「...
ふ‐たく【負託/負托】
[名](スル)責任を持たせて、任せること。「代理人に一切を—する」
ふたくち‐きょうこく【二口峡谷】
宮城県中央部、仙台市の南西部にある峡谷。名取川上流にあり、そそり立った大岩壁の磐司(ばんじ)岩や秋保(あきう)大滝...