仏語。前生・今生・後生の三つ。三世 (さんぜ) 。
山椒は小粒でもぴりりと辛い
山椒の実は小さくても非常に辛い。からだは小さくても、気性や才能が鋭くすぐれていて、侮れないことのたとえ。
さんしょううお【山椒魚】
有尾目のサンショウウオ科・アンビストマ科・プレソドン科両生類の総称。約280種が知られる。成体にも発達した尾があり、四肢が発達。肺および皮膚で呼吸するが、肺を欠くものもある。ほとんど陸生で、止水または渓流に卵嚢 (らんのう) を産みつける。日本にはハコネサンショウウオ・カスミサンショウウオなどがいる。はたけどじょう。はじかみうお。あぶらめ。《季 夏》「—この滝に棲 (す) む神代より/青邨」 [補説]書名別項。→山椒魚
さんしょうくい【山椒喰】
スズメ目サンショウクイ科の鳥。スズメよりやや大形で、後頭部の辺りは黒く、背は灰色、額と腹が白い。日本では夏鳥として山地にみられ、ヒリヒリッと鳴く。《季 春》「風くれば檜原 (ひばら) したたり—/波郷」
出典:青空文庫
・・・第十八章参照。 芥川竜之介「誘惑」
・・・へ牛肉の山椒焼や焼うどんや肝とセロリーのバタ焼などを食べに行くた・・・ 織田作之助「大阪発見」
・・・山椒昆布を煮る香いで、思い切り上等の昆布を五分四角ぐらいの大きさ・・・ 織田作之助「夫婦善哉」