いし‐むのうりょくしゃ【意思無能力者】
意思能力のない者。幼児・心神喪失者など。その法律行為は無効とされる。
いしむら‐けんぎょう【石村検校】
[?〜1642]琵琶法師出身の三味線演奏家。京都の人。三味線組歌本手組の作曲者といわれている。
いしむれ‐みちこ【石牟礼道子】
[1927〜2018]小説家。熊本の生まれ。水俣(みなまた)病市民会議を結成、「苦海浄土(くがいじょうど)」で患者...
いし‐むろ【石室】
1 岩間の天然のむろ。また、岩石でつくったむろ。せきしつ。いわむろ。 2 石を積み、または岩を利用してつくった山小...
いし‐め【石目】
1 岩石の割れやすい方向。石を割るときには、これを利用する。 2 彫金の技法の一。金属の彫刻面にたがねで打ち出した...
いしめ‐がみ【石目紙】
石目2のような模様のある和紙。江戸時代、播磨(はりま)産のものが有名であった。
いしめ‐こもん【石目小紋】
小紋の一。方形の小石を点々と並べたように染めた文様。
いしめ‐たがね【石目鏨】
金属面に石目を打つのに用いる工具。
いし‐もち【石持/石首魚】
シログチの別名。
いしもち‐そう【石持草】
モウセンゴケ科の多年生の食虫植物。関東以西の湿地に生え、高さ10〜25センチ。葉は三日月形で、腺毛(せんもう)が密...
石(いし)もて追(お)われる
石を投げられ追い払われる。人々にひどく迫害されることのたとえ。
いしもと【石本】
姓氏の一。 [補説]「石本」姓の人物石本秀一(いしもとしゅういち)石本正(いしもとしょう)石本美由起(いしもとみゆき)
いしもと‐しゅういち【石本秀一】
[1897〜1982]野球監督。広島の生まれ。母校広島商業野球部の監督を経て、昭和11年(1936)大阪タイガース...
いしもと‐しょう【石本正】
[1920〜2015]日本画家。島根の生まれ。本名、正(ただし)。京都市立芸術大学名誉教授。昭和22年(1947)...
いしもと‐みゆき【石本美由起】
[1924〜2009]作詞家。広島の生まれ。本名、美幸。作曲家の古賀政男や遠藤実らとのコンビで歌謡曲を多数手がける...
いしもと‐やすひろ【石元泰博】
[1921〜2012]写真家。米国サンフランシスコの生まれ。情緒を排した作風で、都市風景や桂離宮などを題材に作品を...
いしもり‐のぶお【石森延男】
[1897〜1987]児童文学作家。北海道の生まれ。中学校の教師などを経て国定教科書の編集に従事。「コタンの口笛」...
い‐しゃ【医者】
病人の診察・治療を職業とする人。医師。「町—」
い‐しゃ【倚藉】
[名](スル)よること。頼ること。
い‐しゃ【慰藉】
[名](スル)なぐさめいたわること。「宗助の淋しみは…何うか斯うか—されるのである」〈漱石・門〉
いしゃ‐いらず【医者要らず】
薬効のある植物の別名。アロエなど。
イシャウッド
[1904〜1986]英国の小説家。1929年から4年間オーデンとともにドイツに滞在、のちロンドンに戻る。ナチス台...
いしゃ‐だおし【医者倒し】
《医者を廃業させるほどの特効があるというところから》センブリの別名。
いしゃな‐てん【伊舎那天】
《(梵)Īśānaの音写。支配者の意》十二天の一。欲界の第六天にすむ天神。のちにはシバ神と同一とされる。いさなてん。
医者(いしゃ)の不養生(ふようじょう)
人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえ。
いしゃ‐ぼうず【医者坊主】
《多く、髪をそっていたところから》江戸時代の医者の称。「是は端手(はで)なる—と見えて女なり」〈浮・栄花一代男〉
いしゃ‐ぼん【医者坊】
《「いしゃぼうず(医者坊主)」の音変化》 1 坊主頭の医者。「女中の酒の座には、頭巾かぶりし—あり」〈鶉衣・隅田川...
いしゃ‐りょう【慰謝料/慰藉料】
生命・身体・自由・名誉・貞操などが不法に侵害された場合の、精神的損害に対する損害賠償金。
いし‐や【石屋】
1 石を切り出したり細工したりする職人。石工(いしく)。石切り。石大工。 2 石材の売買を職業とする人。
いし‐やき【石焼(き)】
1 石質に焼成された焼き物。硬く焼かれ、素地(きじ)に吸水性のない磁器・炻器(せっき)をいう。土焼きに対する語。 ...
いしやき‐いも【石焼(き)芋】
焼けた小石の中で焼いたサツマイモ。《季 冬》
いしやき‐どうふ【石焼(き)豆腐】
《もと、加熱した石で豆腐を焼いたところから》 1 鉄鍋(てつなべ)に油を塗って焼いた豆腐。 2 焼き豆腐を出し汁で...
いしやくし【石薬師】
三重県鈴鹿市の地名。もと東海道五十三次の宿駅。石仏の薬師如来をまつる石薬師寺がある。
いし‐やま【石山】
1 岩石の多い山。 2 石材を切り出す山。
いしやま【石山】
滋賀県大津市の地名。近江八景「石山の秋月」の地。石山寺があり、地名は境内の珪灰(けいかい)石の巨岩に由来。[歌枕]...
いしやま‐ぎれ【石山切】
古筆切(こひつぎれ)の一。昭和4年(1929)西本願寺本三十六人集中の「貫之集下」と「伊勢集」の両帖が分割され、そ...
いしやま‐でら【石山寺】
大津市石山町にある真言宗御室派の別格本山。山号は石光山。開創は天平勝宝元年(749)と伝え、開基は聖武天皇、開山は...
いしやまでらえんぎ【石山寺縁起】
鎌倉後期から江戸中期にかけて作られた全7巻33段の絵巻物。石山寺創建の縁起と、本尊の観音菩薩の霊験譚(れいげんたん...
いしやま‐ほんがんじ【石山本願寺】
現在の大阪城本丸の場所にあった浄土真宗の本山。現在は廃寺。明応5年(1496)蓮如が建立したのに始まり、天文元年(...
いしやま‐もうで【石山詣で】
石山寺に参詣(さんけい)すること。特に、陰暦10月甲子(きのえね)の日に参詣すること。
いし‐やり【石槍】
⇒せきそう(石槍)
い‐しゅ【異種】
違った種類。
い‐しゅ【異趣】
普通と異なったおもむき。風変わり。「其の山河の—、奇観」〈独歩・入郷記〉
い‐しゅ【意趣】
1 恨みを含むこと。また、人を恨む気持ち。遺恨(いこん)。「—を晴らす」 2 心の向かうところ。意向。「格調高雅、...
い‐しゅ【遺珠】
《「荘子」天地から》 1 拾われないままで残っている玉。 2 世間から忘れられている人物。また、人に知られていない...
い‐しゅ【縊首】
[名](スル)「縊死(いし)」に同じ。
いしゅ‐いしょく【異種移植】
種が異なる生物間で組織の一部を移植すること。脊椎(せきつい)動物では移植免疫により拒絶反応が起こる。
い‐しゅう【伊州】
伊賀(いが)国の異称。
い‐しゅう【壱州】
壱岐(いき)国の異称。
い‐しゅう【異宗】
異なった宗教、また宗派。他宗。