いちえん‐だま【一円玉】
日本政府が発行する貨幣の一。一円アルミニウム貨幣の通称。表面に若木が描かれている。昭和30年(1955)発行開始。
いちえん‐ちぎょう【一円知行】
中世、荘園のすべての権利を一人の支配者が所有している状態。一円領知。
一円(いちえん)を笑(わら)う者(もの)は一円(いちえん)に泣(な)く
⇒一銭を笑う者は一銭に泣く
いちエーがた‐ちょうしんせい【Ⅰa型超新星】
連星系を成す白色矮星に伴星からガスが流入し、太陽質量の約1.4倍(チャンドラセカール限界)を超えたときに生じる超新...
いち‐おう【一応/一往】
[名] 1 一度。一回。「—も二応も」「今—篤(とく)と考えて見まして」〈二葉亭・浮雲〉 2 一度行くこと。「—の...
いちおか‐ただお【市岡忠男】
[1891〜1964]野球選手・監督。長野の生まれ。早大野球部の捕手、監督を経て読売新聞社に入社。プロ野球球団大日...
いち‐おく【一億】
一万の一万倍。 [補説]かつて、日本の総人口が一億人であったことから、「一億総中流化」など「全国民」の意で用いられた。
いちおく‐そうちゅうりゅう【一億総中流】
大多数の日本人が、自分は中流階級に属すると考えていること。旧総理府などが実施した「国民生活に関する世論調査」で昭和...
いち‐おし【一押し/一推し】
《「イチオシ」と書くこともある》最も推奨すること。一番のお勧め。「今年—の本」
一(いち)押(お)し二(に)金(かね)三(さん)男(おとこ)
女性を口説くには押しが強いことが第一条件で、金の力、男振りのよいことは第二・第三の条件である。
いちおんいちぎ‐せつ【一音一義説】
五十音図の各音は、それぞれ固有の意味を持っているとする説。橘守部(たちばなもりべ)らが唱えた。音義説。
いち‐かく【位置角】
天球上の二点の位置関係を表す角。ある点と天の北極とを結ぶ線を基準とし、他の点を東回り(反時計回り)に測った角度。
いちかた‐りゅう【一方流/都方流】
平曲の流派の一。鎌倉末期の如一(にょいち)を祖として、その弟子明石覚一が確立。この系統の者は、その名に一・都・市な...
一(いち)か八(ばち)か
結果はどうなろうと、運を天に任せてやってみること。のるかそるか。「よし、—勝負してみよう」 [補説]ばくちの用語で...
一(いち)から十(じゅう)まで
何から何まで。始めから終わりまで。すべて。「—人に頼る」
いちかわ【市川】
千葉県北西部の市。東京都と江戸川を挟んで接する住宅地。東京湾岸は工業地帯。真間(まま)の手児奈(てこな)の伝説地。...
いちかわ【市川】
姓氏の一。 [補説]「市川」姓の人物市川右太衛門(いちかわうたえもん)市川猿翁(いちかわえんおう)市川猿之助(いち...
いちかわ【市河】
姓氏の一。 [補説]「市河」姓の人物市河寛斎(いちかわかんさい)市河三喜(いちかわさんき)市河米庵(いちかわべいあん)
いちかわ‐うたえもん【市川右太衛門】
[1907〜1999]俳優。香川の生まれ。本名、浅井善之助(ぜんのすけ)。歌舞伎界から映画界へ転身。主に時代劇映画...
いちかわ‐えんおう【市川猿翁】
⇒市川猿之助
いちかわ‐えんのすけ【市川猿之助】
歌舞伎俳優。屋号、沢瀉屋(おもだかや)。 (2世)[1888〜1963]東京の生まれ。晩年に猿翁を名乗る。劇団春秋...
いちかわ‐かんさい【市河寛斎】
[1749〜1820]江戸後期の儒学者・漢詩人。上野(こうずけ)の人。名は世寧、字(あざな)は子静。昌平坂学問所に...
いちかわ‐がみ【市川紙】
山梨県西八代(にしやつしろ)郡市川三郷町で生産される和紙。
いちかわ‐こん【市川崑】
[1915〜2008]映画監督。三重の生まれ。本名、儀一。初期は都会的な風俗喜劇で人気を集めたが、その後次々と文芸...
いちかわ‐さおう【市川沙央】
[1979〜 ]小説家。令和5年(2023)「ハンチバック」で文学界新人賞を受賞して小説家デビュー。同作で第169...
いちかわ‐さだんじ【市川左団次】
歌舞伎俳優。屋号、高島屋。 (初世)[1842〜1904]大阪の生まれ。9世市川団十郎・5世尾上菊五郎とともに明治...
いちかわ‐さんき【市河三喜】
[1886〜1970]英語学者。東京の生まれ。東大教授。日本の英語研究の基礎を作った。著「英文法研究」、編「英語学...
いちかわ‐し【市川市】
⇒市川
いちかわし‐どうしょくぶつえん【市川市動植物園】
千葉県市川市にある動物園。昭和62年(1987)開園。主に小動物を飼育し、敷地内には植物園もある。
いちかわ‐しょういち【市川正一】
[1892〜1945]社会主義運動家。山口の生まれ。日本共産党創立に参加。機関紙「赤旗」の編集責任者。昭和4年(1...
いちかわ‐じゅん【市川準】
[1948〜2008]映画監督。東京の生まれ。本名、純。多くのテレビコマーシャルを手がけたのち、「BU・SU」で劇...
いちかわだいもん【市川大門】
山梨県西八代(にしやつしろ)郡市川三郷町の地名。江戸時代は幕府の代官所が置かれた。古くからの和紙の産地。
いちかわ‐だんじゅうろう【市川団十郎】
歌舞伎俳優。屋号、成田屋。江戸歌舞伎を代表する名門で、荒事(あらごと)の宗家。 (初世)[1660〜1704]一説...
いちかわ‐だんぞう【市川団蔵】
歌舞伎俳優。屋号、三河屋。 (初世)[1684〜1740]初世市川団十郎の門弟で、荒事(あらごと)・敵役(かたきや...
いちかわ‐ふさえ【市川房枝】
[1893〜1981]婦人運動家・政治家。愛知の生まれ。平塚らいてうと新婦人協会を設立し、婦人参政権獲得のために活...
いちかわ‐べいあん【市河米庵】
[1779〜1858]江戸後期の書家。江戸の人。名は三亥(みつい)。字(あざな)は孔陽、小春。寛斎の長子。中国、宋...
いちかわ‐らいぞう【市川雷蔵】
[1931〜1969]俳優。8世。京都の生まれ。本名、亀崎章雄(かめざきあきお)。のちに竹内嘉男(よしお)、太田吉...
いちかわ‐りゅう【市川流】
日本舞踊の流派の一。7世市川団十郎に始まり、9世団十郎によって芸風が確立された。
いち‐かんかく【位置感覚】
深部感覚の一。身体の各部の相対的位置を、視覚によらず、関節・筋肉などの感覚を総合して認知する感覚。位置覚。
いち‐かんぽ【一完歩】
馬術で、馬の歩幅のこと。ある足が着地してから、次にその足が着地するまでの距離。
いち‐が【一河】
ひとすじの川。また、同じ川。
いち‐がい【一概】
[名・形動]無理に自分の意志を通すこと。強情なこと。また、そのさま。「まあ、あなたのような—な考え方をなさる人もな...
いちがい‐に【一概に】
[副](多くは打消しの語を伴って用いる)細かい差異を問題にしないで一様に扱うさま。おしなべて。ひとくちに。「—悪い...
市(いち)が栄(さか)・える
「一(いち)が栄える」に同じ。
一(いち)が栄(さか)・える
物語やおとぎ話の最後にいう決まり文句で、「めでたし、めでたし」の意。一期(いちご)栄える。市が栄える。
いちがた‐アレルギー【Ⅰ型アレルギー】
⇒即時型アレルギー
いちがた‐しきかく【一型色覚】
網膜にある3種類の錐体細胞のうち、L錐体に変異がみられるタイプの先天色覚異常の総称。二色覚と異常三色覚にみられる。
いちがた‐ちょうしんせい【Ⅰ型超新星】
超新星のうち、分光学的な観測から、そのスペクトルに水素の吸収スペクトルが見られないもの。連星系を成す白色矮星に伴星...
いちがた‐とうにょうびょう【一型糖尿病】
インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のβ細胞が破壊され、体内のインスリンが不足することによって起こる糖尿病。25歳...
いち‐がつ【一月】
1年の最初の月。正月。いちげつ。むつき。《季 冬》