いっ‐こ【一己】
自分一人。自分だけ。「私—の考えだけではない」→一個2
いっ‐こ【一戸】
1軒の家。1世帯の家。「—を構える」
いっ‐こ【一個/一箇】
1 物ひとつ。 2 人を物のようにみなしていう語。人ひとり。「単に—の民間人にすぎない」 3 水田用水などの流水量...
いっ‐こ【一顧】
[名](スル)ちょっと振り返って見ること。ちょっと心にとめてみること。一考。「—だにしない」「好事家(こうずか)が...
いっ‐こ【壱鼓/一鼓】
1 雅楽器の一。細腰鼓(さいようこ)の最小のもの。順次に二鼓・三鼓と大きくなる。中世には一鼓だけが古楽用楽器として...
いっ‐こう【一口】
1 一つの口。同じ口。また、一人の人。いっく。 2 刀剣や口のあいている器物の一つ。「蝋塗の晃(きら)めく—の短刀...
いっ‐こう【一向】
[名]「一向宗(いっこうしゅう)」の略。 [副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても—...
いっ‐こう【一考】
[名](スル)一度考えてみること。「—を要する」「—する余地がある」
いっ‐こう【一行】
1 一緒に行く人々。同じ行動をする人々。「選手団—」 2 ひとつらなり。1列。「—の雁」 3 一つの行い。「—失す...
いっ‐こう【一更】
⇒初更(しょこう)
いっ‐こう【一校】
1 一つの学校。 2 学校全体。 3 1回の校正。また、1回目の校正。初校。
いっ‐こう【一鉤】
一つの鉤(かぎ)。1本の釣り針。また、三日月などの形容。「—の新月」
いっこう‐いっき【一向一揆】
室町・戦国時代に近畿・北陸・東海地方に起こった一向宗(浄土真宗)門徒の一揆。僧侶、門徒の農民を中心に、名主・地侍が...
いっこう‐さんぞん【一光三尊】
中尊と両脇侍(きょうじ)の三尊仏が一つの舟形光背を負う仏像の形式。法隆寺金堂釈迦三尊像などにみられる。
いっこう‐しき【一向式】
[形動][文][ナリ]《「しき」は副助詞》まさにその状態そのものであるさま。まったく。まるっきり。「此娘(このこ)...
一行(いっこう)失(しっ)すれば百行(はっこう)ともに傾(かたむ)く
一つでも行いに過ちがあると、今までの多くの善行もすべてだめになる。
いっこう‐しゅう【一向宗】
《一向(ひたすら)に阿弥陀仏を念ずる宗派の意から》浄土真宗。主として他宗派からの呼び名。一向一念宗。門徒宗。
いっこう‐せんじゅ【一向専修】
ひたすら一つの修行、とりわけ念仏に励むこと。
いっこう‐せんねん【一向専念】
ひたすら念仏すること。「ただ一念、仏になるを—といふなり」〈一遍上人語録・下〉
一口(いっこう)に出(い)ずるが如(ごと)し
《「韓非子」内儲説から》大勢の人の言うことが一人の口から出たように同じであること。異口同音。
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】
[名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌。「サリトテハ—ナモノヂャ」〈天草...
いっ‐こく【一刻】
[名] 1 わずかな時間。瞬時。「—を争う」「—も早く」 2 昔の時間で、一時(ひととき)の4分の1。今の約30分...
いっ‐こく【一国】
1 一つの国。一か国。 2 その国全体。国じゅう。全国。「—をあげて歓迎する」 3 ⇒一刻
いっこく‐いちじょう【一国一城】
1 一つの国と一つの城。また、それを領有すること。 2 一つの国に城を一つだけ置くこと。元和元年(1615)江戸幕...
一国(いっこく)一城(いちじょう)の主(あるじ)
《一つの国、または一つの城を所有している人の意から》他から援助や干渉を受けず、独立した領分をもつ者。
いっこく‐しゅぎ【一国主義】
⇒単独行動主義
いっこく‐せんきん【一刻千金】
《蘇軾「春夜詩」の「春宵一刻値千金」から》わずかな時間が千金にも相当するということ。楽しい時や貴重な時が過ぎやすい...
いっこく‐せんしゅう【一刻千秋】
わずかな時間が非常に長く感じられること。待ちこがれる気持ちにいう。一日千秋。「—の思いで待って居る」〈独歩・泣き笑い〉
いっこく‐にせいど【一国二制度】
一国の中に、政治制度・経済制度の根本的に異なる地域が複数ある状態。多く、社会主義国の中国において、1997年に英国...
いっこく‐もの【一刻者/一国者】
頑固で自分を曲げない人。一徹者。
いっこく‐りょうせい【一国両制】
⇒一国二制度
一刻(いっこく)を争(あらそ)・う
少しの時間も無駄にできず、急がねばならない。急を要する。「事態は—・う」
いっ‐こじん【一個人】
国家・社会・団体などに対して、公の資格や立場を離れたひとりの人間。一私人。いちこじん。「—の立場で参加する」
いっこ‐だて【一戸建て】
集合住宅でなく、1棟で1戸の家屋。戸建て。
いっこ‐ちゅうごく【一個中国】
「一つの中国」の中国語での表記。
いっこ‐てん【一壺天】
《後漢の費長房が薬売りの老翁とともに壺(つぼ)の中に入って別世界の楽しみを得たという「後漢書」方術伝の故事から》一...
いっ‐こん【一献】
1 1杯の酒。また、酒を酌んで飲むこと。「—傾ける」 2 酒の振る舞い。酒盛り。「或夜—の有りけるに」〈太平記・五...
いっこん‐ぞめ【一斤染(め)】
平安時代の染め物の一。紅花(べにばな)1斤で絹1匹を染めること。また、その染めた絹や色。いっきんぞめ。