いとう‐しんとく【伊藤信徳】
[1633〜1698]江戸前期の俳人。京都の人。貞門から談林風に傾倒。松尾芭蕉らと交流し、蕉風確立に影響を与えた。...
いとう‐じゃくちゅう【伊藤若冲】
[1716〜1800]江戸中期の画家。京都の人。名は汝鈞(じょきん)、字(あざな)は景和。若冲のほか、斗米庵の号が...
いとう‐じんさい【伊藤仁斎】
[1627〜1705]江戸前期の儒学者。京都の人。名は維楨(これえだ)。古義学派の祖。初め朱子学を学ぶ。京都堀川に...
いとう‐すけちか【伊東祐親】
[?〜1182]平安後期の武将。伊豆の人。河津二郎と称した。平氏に味方して源頼朝と戦ったが、捕らえられて自殺。曽我...
いとう‐すけゆき【伊東祐亨】
[1843〜1914]元帥・海軍大将。鹿児島の生まれ。日清戦争時の連合艦隊司令長官。日露戦争では大本営海軍幕僚長。
いとう‐せい【伊藤整】
[1905〜1969]小説家・評論家。北海道の生まれ。本名、整(ひとし)。ジョイスの「ユリシーズ」、ローレンスの「...
いとうせいしのせいかつといけん【伊藤整氏の生活と意見】
伊藤整によるエッセー。雑誌「新潮」に、昭和26年(1951)から昭和27年(1952)にかけて連載され、昭和28年...
いとう‐そうかん【伊藤宗看】
[1618〜1694]江戸前期の将棋棋士。家元伊藤家の祖。幼少のとき大橋宗桂に師事、のち3世名人になった。
いとう‐たかみ【伊藤たかみ】
[1971〜 ]小説家・児童文学者。兵庫の生まれ。本名、伊藤学。早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを...
いとう‐たんあん【伊藤坦庵】
[1623〜1708]江戸前期の儒学者。京都の人。名は宗恕。初め医師となったが、のち、福井藩に儒官として仕えた。師...
いとう‐だいすけ【伊藤大輔】
[1898〜1981]映画監督。愛媛の生まれ。サイレント時代劇に斬新な内容と手法とを持ち込んだ「忠次旅日記」三部作...
いとう‐ちゅうた【伊東忠太】
[1867〜1954]建築学者。山形の生まれ。東大教授。日本の古建築や中国・インドの遺跡を調査し、建築史学を樹立。...
いとう‐ちゆう【伊藤痴遊】
[1867〜1938]講談師・政治家。武蔵の生まれ。本名、仁太郎。衆議院議員に当選してから大衆の政治意識高揚のため...
いとう‐つとむ【伊東勤】
[1962〜 ]プロ野球選手・監督。熊本の生まれ。昭和57年(1982)、西武ライオンズに入団。捕手として西武の黄...
いとうづのもり‐こうえん【到津の森公園】
北九州市小倉北区にある動物園。平成14年(2002)開園。観覧車やアスレチック遊具などもある。
いとう‐とうがい【伊藤東涯】
[1670〜1736]江戸中期の儒学者。京都の人。仁斎の長子。名は長胤。父の学説を継承、大成させた。著「古学指要」...
いとう‐のえ【伊藤野枝】
[1895〜1923]婦人運動家。福岡の生まれ。平塚らいてうらの青鞜社に加わり、婦人解放運動に参加。大杉栄と結婚し...
いとうのこい【イトウの恋】
中島京子の小説。平成17年(2005)刊行。「日本奥地紀行」で知られる英国人の女性旅行家イザベラ=バードと、日本人...
いとう‐ばいう【伊藤梅宇】
[1683〜1745]江戸中期の儒学者。京都の人。仁斎の次子。名は長英。歴史・有職(ゆうそく)故実に詳しかった。著...
いとう‐ひろぶみ【伊藤博文】
[1841〜1909]政治家。山口の生まれ。吉田松陰に学び、倒幕運動に参加。のち明治憲法立案に当たる。明治18年(...
いとう‐マンショ【伊東満所】
[1569ころ〜1612]《マンショ(Mancio)は洗礼名》天正遣欧使節の正使の一人。大友宗麟(おおともそうりん...
いとう‐みよじ【伊東巳代治】
[1857〜1934]政治家。長崎の生まれ。伊藤博文に認められ、明治憲法の制定に参画。伊藤内閣の書記官長・農商務相...
いとう‐らんぐう【伊藤蘭嵎】
[1694〜1778]江戸中期の儒学者。京都の人。仁斎の第5子。名は長堅。兄東涯に学び、和歌山藩主に仕えた。著「書...
いとおし・い【愛おしい】
[形][文]いとほ・し[シク] 1 大事にして、かわいがりたくなるさま。たまらなくかわいい。「どの子犬も—・く思う...
いとおし・む【愛おしむ】
[動マ五(四)] 1 かわいく思って大事にする。かわいがる。「わが子のように—・む」 2 かわいそうに思う。気の毒...
い‐とお・す【射通す】
[動サ五(四)] 1 矢を放ってものを突き通す。射抜く。「矢が戸板を—・す」 2 視線や光線が物を貫く。「カーテン...
いと‐おどし【糸威】
鎧(よろい)の威(おどし)の一。糸の平組の緒で札(さね)を綴(つづ)ったもの。糸の色によって、赤糸威・黒糸威などと...
いと‐おり【糸織(り)】
絹の縒(よ)り糸で織ること。また、その織物。平御召(ひらおめし)。
いとおり‐ひめ【糸織(り)姫】
織女星のこと。
いとかけ‐がい【糸掛貝】
イトカケガイ科の巻き貝の総称。海岸の細砂底にすむ。貝殻は紡錘形で、多くは白色。殻表に縦に糸を掛けたような肋(ろく)...
いと‐かわ【イトカワ/糸川】
地球から約3億キロ離れた距離に位置する、太陽系の小惑星。長径約540メートルで、海面に浮かぶラッコのような形。平成...
いとかわ‐ひでお【糸川英夫】
[1912〜1999]航空工学者。東京の生まれ。戦闘機の設計技師を経て、昭和23年(1948)より東大教授。昭和3...
いとき‐な・し【幼し/稚し】
[形ク]「いとけない」に同じ。「延政門院—・くおはしましける時」〈徒然・六二〉
いと‐きり【糸切り】
1 糸を切ること。また、糸で切ること。「—卵」 2 ろくろで成形した陶器をろくろ台から離すとき、底部を糸やわらしべ...
いときり‐だんご【糸切り団子】
糸でくくって輪切りにした団子。あやめだんご。
いときり‐ばさみ【糸切り鋏】
「握り鋏」に同じ。
いときり‐ば【糸切り歯】
《糸を切るのに使うところから》人間の犬歯(けんし)。
い‐とく【威徳】
厳かで徳の高いこと。威厳と人徳。「—が備わる」
い‐とく【遺徳】
死後にまで残るその人の人徳。後世にのこる恩徳。「故人の—をしのぶ」
い‐とく【懿徳】
りっぱな徳。美徳。
いと‐くず【糸屑】
糸の切れ端。糸のくず。
いと‐ぐち【糸口/緒】
1 巻いてある糸の端。糸の先。 2 きっかけ。手がかり。「話の—」「解決の—」 3 墨壺(すみつぼ)の、墨糸を引き...
いとく‐てんのう【懿徳天皇】
記紀で、第4代の天皇。安寧天皇の第2皇子。名は、大日本彦耜友(おおやまとひこすきとも)。皇居は軽曲峡宮(かるのまが...
いと‐くり【糸繰り】
1 繭(まゆ)・綿花から糸を引き出して紡ぐこと。また、それをする人。 2 糸を巻きつける枠。糸枠。 3 オダマキの...
いとくり‐うた【糸繰(り)歌】
民謡で、糸を紡ぎながらうたう仕事歌。糸取り歌。糸引き歌。紡ぎ歌。
いとくり‐ぐるま【糸繰(り)車】
車の回転を利用して、綿花や繭から糸を紡ぎ出したり、また、紡いだ糸を縒(よ)り合わせたりする道具。糸車。糸縒(いとよ...
いと‐ぐつ【糸鞋】
⇒しがい(糸鞋)
いと‐ぐら【糸倉】
1 琵琶・三味線などの棹(さお)の上部の、糸巻きをまとめておく所。 2 生糸の貯蔵倉庫。
いと‐ぐるま【糸車】
「糸繰り車」に同じ。
いとぐるまのせいぼ【糸車の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna dei Fusi》レオナルド=ダ=ビンチの絵画。板に油彩。縦48センチ、横37...