おも‐わ【面輪】
《「わ」は輪郭の意》顔。顔面。「もう—がさだかに見えない」〈三重吉・千鳥〉
おもわ・う【思はふ】
[動ハ下二]《「おも(思)いあ(敢)う」の音変化か》思い比べて考える。「皆これらを—・へて書くべきなり」〈無名抄〉
おもわ‐く【思わく/思惑】
《が原義。「惑」は当て字》 1 あらかじめ考えていた事柄。考え。意図。また、見込み。「なにか—がありそうだ」「—が...
おもわく‐うり【思惑売り】
相場の値下がりを予測して売ること。見越し売り。⇔思惑買い。
おもわく‐がい【思惑買い】
相場の値上がりを予測して買うこと。見越し買い。⇔思惑売り。
おもわく‐し【思惑師】
相場の変動を予測して株の売買をする投機家。
おもわく‐ちがい【思惑違い】
1 思わくが外れること。見込み違い。 2 双方の考えが相違すること。考えが違うこと。
おもわく‐ばなし【思惑話】
何か別の目的がありながら、それを隠してする話。
おもわし・い【思わしい】
[形][文]おもは・し[シク]《動詞「おもう」の形容詞化》 1 好ましい状態である。よく思われる。現代では、多く否...
おも‐わすれ【面忘れ】
[名](スル)人の顔を忘れること。「しばらく会っていないので—していた」
おもわ‐ず【思わず】
[副] 1 そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「—かっとなる」「うれしくて—跳び上がる」 2 思いがけ...
思(おも)わず知(し)らず
知らず知らず。無意識のうちに。副詞的に用いる。「—涙がこぼれる」
おもわせ‐ぶり【思わせ振り】
[名・形動]いかにも意味ありげな言葉やしぐさで、期待をもたせること。また、そのさま。「—を言う」「—な態度」
おもわ‐ぬ【思わぬ】
[連語]《動詞「おもう」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》思いもよらない。意外な。「—結果になる」「—失敗をする」