かざり‐し【飾り師/錺り師】
「飾り職」に同じ。
かざり‐しょく【飾り職/錺り職】
金属製のかんざし・帯留め・指輪など金具の細工をする職業。また、その職人。飾り師。飾り屋。
かざり‐じつけ【飾り仕付け】
和服の被(きせ)を整え、また仕立て上がったときの飾りを兼ねて縫い目を整えるためにかけるしつけ。
かざり‐ずみ【飾り炭】
1 正月に、松飾りに炭を結びつけて飾ること。また、その炭。黒が邪気を払う色とされるからとも、読みを「住み」に通じさ...
かざり‐せっちん【飾り雪隠】
「砂雪隠(すなせっちん)」に同じ。
かざり‐たち【飾り太刀】
節会(せちえ)・御禊(ごけい)・行幸などのとき、五位以上の官人が束帯につけた儀仗(ぎじょう)用の太刀。鞘(さや)を...
かざりたち‐だい【飾り太刀代】
内宴・節会などの盛儀に、飾り太刀の代用とする儀仗の太刀。かざたちだい。
かざり‐た・てる【飾り立てる】
[動タ下一][文]かざりた・つ[タ下二]目立つようにはでに飾る。「羽や花で—・てた帽子」
かざり‐だけ【飾り竹】
正月の門松に添えて飾る竹。《季 新年》
かざり‐だな【飾り棚】
1 美術品や優勝杯などを飾っておく棚。 2 商品を陳列しておく棚。ショーケース。
かざり‐ちまき【飾り粽】
色糸で巻いて飾ったちまき。「人のもとより—おこせたりける返事に」〈伊勢・五二〉
かざり‐つけ【飾り付け】
飾りつけること。また、飾りつけたもの。「ショーウインドーの—をする」
かざり‐つ・ける【飾り付ける】
[動カ下一][文]かざりつ・く[カ下二]装飾品や商品をそれぞれの場所にうまく配置する。その場所に人目をひくようにき...
かざりなし【加佐里那止】
江戸中期の俳論・俳諧撰集。加舎白雄(かやしらお)著。明和8年(1771)刊行。俳論では、自然の姿を重んじて私意を排...
かざり‐なわ【飾り縄】
正月、門・戸口・神棚などに魔よけのために張るしめ飾り。年縄(としなわ)。《季 新年》
かざり‐ぬい【飾り縫い】
飾りのために、色糸などで縫うこと。また、縫ったもの。
かざり‐ばな【飾り花】
1 「薬玉(くすだま)2」に同じ。 2 祭礼などに、軒提灯(のきぢょうちん)に飾る造花。
かざり‐ばね【飾り羽】
鳥の飾りのような羽。繁殖期の雄によくみられる。
かざり‐ボタン【飾りボタン】
洋服に飾りとしてつけるボタン。
かざり‐まつ【飾り松】
門松(かどまつ)。松飾り。《季 新年》
かざり‐まど【飾り窓】
商店で、商品を陳列してある窓。ショーウインドー。
かざり‐ミシン【飾りミシン】
装飾のために、布の表面からかけたミシンの縫い目。ステッチ。
かざり‐もの【飾り物】
1 飾りにする物。「床の間の—」 2 正月のお飾り。松飾りやしめ飾りに使う物。 3 祭礼などのときに人通りの多い所...
かざり‐や【飾り屋/錺り屋】
「飾り職」に同じ。
かざり‐わら【飾り藁】
正月に飾る、わらで作った飾り物。輪飾り・しめ飾りの類。
飾(かざ)りを下(お)ろ・す
髪を剃って、僧尼となる。落飾(らくしょく)する。「孝謙天皇も、大菩提心をおこし、御—・させ給ひ」〈平家・八〉
かざ・る【飾る】
[動ラ五(四)] 1 他の物を添えたり、手を加えたりするなどして、美しく見せるようにする。装飾する。「食卓を花で—...
カザルス
[1876〜1973]スペイン出身のチェロ奏者・作曲家・指揮者。チェロ奏法の改革と発展に努め、バッハの無伴奏チェロ...
かざわ‐おんせん【鹿沢温泉】
群馬県西部、吾妻(あがつま)郡嬬恋(つまごい)村にある温泉。泉質は炭酸水素塩泉。近くに休暇村がある。
か‐さん【家山】
《「かざん」とも》ふるさと。故郷。「頭(かうべ)を—の雲に回(めぐ)らし」〈太平記・二〇〉
か‐ざん【火山】
地下のマグマやその生成物が地表に噴出して生じた地形。マグマの性質により噴火の形式が異なり、形態もそれによって山状を...
か‐ざん【仮山】
築山(つきやま)のこと。
か‐ざん【華山】
中国、陝西(せんせい)省南東部、秦嶺(しんれい)山脈中の山。中国五岳のうちの西岳。標高1997メートル。ホアシャン。
カザン
[1909〜2003]米国の映画監督・舞台演出家。トルコ生まれ。俳優養成学校アクターズスタジオを創設し、マーロン=...
カザン
ロシア連邦、タタールスタン共和国の首都。ボルガ川中流にある港湾都市。化学・機械工業が盛ん。中世にボルガブルガル人が...
かざん‐いん【花山院】
京都市上京区にあった清和天皇の皇子貞保(さだやす)親王の邸跡。藤原忠平が伝領し、のちに花山天皇が出家して没するまで...
かざんいん‐ながちか【花山院長親】
[1346ころ 〜1429]南北朝・室町時代の学者・歌人。号、耕雲。右大臣。新葉和歌集の編纂(へんさん)に従事した...
かざんいん‐もろかた【花山院師賢】
[1301〜1332]鎌倉末期の公卿。正二位大納言。歌人。後醍醐(ごだいご)天皇が北条氏討伐の兵を挙げたとき、天皇...
かざん‐かつどう【火山活動】
地下のマグマやガスの上昇、地上への噴出とそれに伴う諸現象の総称。噴火や溶岩の流出、火山性地震など。
かざんかんしけいほう‐センター【火山監視・警報センター】
活火山の活動を監視する気象庁の部署。東京の本庁および札幌・仙台・福岡の各管区気象台に設置。火山活動の状況に応じて噴...
かざんかんしじょうほう‐センター【火山監視・情報センター】
⇒火山監視・警報センター
かざん‐がく【火山学】
火山とそれに伴う地質現象を研究する地球科学の一分野。地質学、岩石学、地球物理学などを含む学際的な研究領域であり、火...
かざん‐ガス【火山ガス】
火山の噴火口などから噴出するガス。マグマ中の揮発成分で、水蒸気を主とし、二酸化硫黄・二酸化炭素・硫化水素なども含む。
かざん‐ガラス【火山ガラス】
マグマが急激に冷却され、非晶質のままガラス状に固化したもの。流紋岩質で黒色または暗色のものは黒曜石として知られる。
かざん‐がん【火山岩】
マグマが地表または地表近くで固結してできた火成岩。急冷のため細粒の結晶やガラス質になるが、地下で成長した大きい結晶...
かざん‐がんかい【火山岩塊】
火山砕屑物(さいせつぶつ)の一。噴火口から放出された、直径64ミリ以上の角張った岩石の破片。
かざん‐がんけい【火山岩頸】
火山体の大部分が浸食されたあとに、火道を埋めていた溶岩や火砕岩が浸食から取り残されて塔状に突出した地形。岩頸。
かざん‐がんせん【火山岩尖】
粘性のきわめて大きい溶岩が地下から押し出され、柱状に突出したもの。溶岩塔。溶岩尖塔。ベロニーテ。
カザン‐クレムリン
《Kazanskiy Kreml'/Казанский Кремль》タタールスタンの首都カザンにあるクレムリン(...
かざん‐ぐん【火山群】
噴出した時代やその成因などが互いに密接な関係にある火山の集まり。福島県の吾妻(あづま)火山群など。