かさ‐がい【笠貝】
ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。貝殻は笠状で、殻径8センチくらい。殻表は放射状の肋(ろく)が走り、淡褐...
かさ‐がけ【笠懸】
馬に乗って走りながら弓を射る競技。平安末期から鎌倉時代にかけて盛んに行われた。もとは射手の笠をかけて的としたが、の...
かさがけ‐ひきめ【笠懸蟇目】
笠懸に用いる矢の蟇目。犬射蟇目(いぬいひきめ)より小さく、内部を空洞として、挫目(ひしぎめ)という縦の筋を入れるの...
かさ‐がた【笠形】
梵鐘の部分の名。鐘の頂部で竜頭がついている。
かさ‐が‐たけ【笠ヶ岳】
岐阜県北東部、飛騨山脈にある山。標高2897メートル。山頂東側にはカール(圏谷(けんこく))や、小石が亀の甲の形に...
かさ‐がみ【傘紙】
唐傘に張る、コウゾ・ガンピ・ミツマタなどから製する和紙。美濃・土佐の産が有名。
かさ‐ぎ【笠木】
鳥居や門・塀・手すりなどの上端に渡す横木。冠木(かぶき)。
かさぎ【笠置】
京都府南部、相楽郡の地名。木津川が東西を貫流し、その南に笠置山・笠置寺がある。
かさぎがた‐とうろう【笠置形灯籠】
笠置山の道しるべに立てたものにかたどって作ったとされる灯籠。
かさぎ‐さんち【笠置山地】
奈良県・京都府・三重県にまたがる山地。最北端に笠置山がある。南部は大和(やまと)高原とよばれる。
かさぎ‐ちょう【笠置町】
⇒笠置
かさぎ‐でら【笠置寺】
笠置山上にある真言宗智山派の寺。山号は鹿鷺(ろくろう)山。大友皇子(おおとものおうじ)(弘文天皇)の創建と伝える。...
かさぎ‐やま【笠置山】
京都府南部、笠置町にある山。標高324メートル。山上に笠置寺がある。
かさぎ‐れんが【笠着連歌】
中世以降、寺社の祭や法会に行われ、参詣人などが自由に参加できた、庶民的な連歌。着座した連衆(れんじゅ)以外は、立っ...
か‐さく【仮作】
[名](スル) 1 仮に作ること。また、作ったもの。 2 実際にはない物事を想像によって作ること。また、作ったもの...
か‐さく【佳作】
1 文学作品・芸術作品などで、できばえのいい作品。 2 絵画・文芸作品のコンクールなどで、入賞した作品に次ぐすぐれ...
か‐さく【家作】
1 家をつくること。また、その家。 2 人に貸して収益をあげるためにつくった持ち家。貸し家。「—持ち」
か‐さく【寡作】
[名・形動]芸術家などが作品を少ししか作らないこと。制作数が少ないこと。また、そのさま。「—な画家」⇔多作。
かさく‐ものがたり【仮作物語】
虚構の物語。作り物語。フィクション。
かさ‐ぐも【笠雲】
高い山の頂に、笠をかぶったようにかかる雲。
かさ‐け【瘡気】
梅毒の気味。また、梅毒。
かさ‐こそ
[副]乾いた枯れ葉や紙などが軽く触れあって発するかすかな音を表す語。「風で枯れ葉が—と舞い上がる」
かさ‐ご【笠子】
1 フサカサゴ科の海水魚。沿岸岩礁域にすむ。全長約25センチ。体は長卵形。頭が比較的大きく、とげがある。体色は暗褐...
かさ‐ごこう【傘御光】
仏像の光背の一。光明を表す線が、頭部から傘状に放射した形のもの。
かささぎ【鵲】
カラス科の鳥。全長約45センチ。尾が長く、肩と腹が白く、ほかは緑色光沢のある黒色。雑食性。ユーラシア大陸と北アメリ...
かささぎ‐の‐かがみ【鵲の鏡】
1 裏面にカササギの模様のある鏡。単に、鏡をもいう。「あまのはら光射し添ふ—と見ゆる秋の夜の月」〈夫木・一三〉 2...
かささぎ‐の‐はし【鵲の橋】
1 七夕の夜、牽牛(けんぎゅう)・織女の二星が会うとき、カササギが翼を並べて天の川に渡すという想像上の橋。男女の契...
かさ‐じ【傘地】
こうもり傘用の布地。
かさ‐じころ【笠錏】
笠のような形をした、兜(かぶと)のしころ。
かさ‐じぞう【笠地蔵】
昔話の一。年の暮れに心やさしい老爺(ろうや)が雪をかぶった六地蔵に笠をかぶせてやると、夜中に六地蔵が米や金をお礼に...
かさ‐じるし【笠標】
戦場で敵味方を見分けるために、兜(かぶと)などにつけたしるし。多くは小旗を用い、家紋や文字などを染めた。→袖標(そ...
かさじるし‐の‐かん【笠標の鐶】
兜(かぶと)の鉢の後部中央に打った金輪。笠標をつけるためだが、普通は赤の総角(あげまき)をつける。高勝鐶(こうしょ...
カサス‐グランデス
⇒パキメ
かさ‐すげ【笠菅】
カヤツリグサ科の多年草。湿地に群生し、高さ約1メートル。根茎は太く、泥中をはう。茎は三角柱。葉は細長く、堅い。夏、...
かさ‐たて【傘立て】
玄関などに置き、傘を立てておく入れもの。
かさ‐だか【嵩高】
[形動][文][ナリ] 1 分量や体積が大きいさま。かさばるさま。「—な荷物」 2 高圧的で横柄なさま。「—な口の...
かさ‐だか・い【嵩高い】
[形][文]かさだか・し[ク] 1 物の分量や体積・容積が大きい。かさばっている。「—・い荷物」 2 人を見くだし...
か‐さつ【苛察】
[名・形動]細かい点にまで立ち入って、厳しく詮索(せんさく)すること。また、そのさま。「物の大体を見る事においては...
かさ‐つ・く
[動カ五(四)]水分や脂気が足りず、干からびた感じになる。「肌が—・く」
かさ‐づけ【笠付け】
「冠付(かむりづ)け」に同じ。
カサ‐デ‐カンポ
スペインの首都、マドリード南西部にある広場。同市最大の面積を誇る緑地帯で、動物園や遊園地、見本市会場などがある。
カサ‐デ‐フィエロ
ペルー北部の都市イキトスの市街中心部にある建物。名称はスペイン語で「鉄の家」を意味し、鉄骨がふんだんに用いられてい...
かさでら【笠寺】
名古屋市南区の地名。昔話「笠地蔵」にちなむ笠寺観音を本尊とする笠覆(りゅうふく)寺(通称、笠寺)がある。
カサ‐デ‐ロス‐ボティネス
⇒カサボティネス
かさ‐とがめ【笠咎め】
擦れ違った人の笠が自分の笠に触れた無礼をとがめること。また、路上で行きあった、こちらより身分の低い者が、笠をつけた...
かさとり‐やま【笠取山】
京都府宇治市北東部の山。醍醐山(だいごさん)の東にある。標高371メートル。紅葉の名所。[歌枕]「雨ふれば—のもみ...
かさど‐しま【笠戸島】
山口県南東部、下松(くだまつ)市沖の瀬戸内海にある島。対岸の大島半島との間に笠戸湾をはさむ。昭和45年(1970)...
かさなり【重なり】
重なること。また、重なっている状態。
かさな・る【重なる】
[動ラ五(四)] 1 ある物の上に、さらにそれと同類の物が載る。幾重にも層をなす。「人が—・って倒れる」 2 ある...
嵩(かさ)に懸(か)か・る
1 優勢に乗じて攻めかかる。「—・って攻撃する」 2 優位の地位・立場をいいことにして相手を威圧する。「—・って命...