ふさ‐はじかみ【蜀椒】
アサクラザンショウの別名。
ふさ‐ふさ【房房/総総】
[副](スル)たくさん集まって垂れ下がっているさま。「—(と)した髪」
ふさぶさ‐し・い
[形]《近世語》 1 大げさである。仰々しい。「ちっと—・いが百千万と書いてくだんせ」〈咄・鹿の子餅〉 2 図太い...
ふさ‐も【房藻】
アリノトウグサ科の水生の多年草。池沼に生える。茎の下部は地中に入り、ひげ根を出す。葉は羽状に細く裂けていて、節ごと...
ふさ‐やか【総やか】
[形動ナリ]ふさふさと豊かなさま。たっぷりとしているさま。「髪はいと—にて、長くはあらねど」〈源・空蝉〉
ふさ‐ようじ【房楊枝/総楊枝】
柳や竹の一端をくだいて房のようにした楊枝。打ち楊枝。
ふさ・る【伏さる/臥さる】
[動ラ五(四)] 1 うつぶせになる。伏す。「流川放送局の前に—・って死んでいた婦人は」〈原民喜・廃墟から〉 2 ...
ふさわし・い【相応しい】
[形][文]ふさは・し[シク]《動詞「ふさう」の形容詞化》似つかわしい。つり合っている。「収入に—・い生活」「子供...
ふ‐さん【不参】
[名](スル)参列・参加・出席などをしないこと。「点呼に—するからよろしく頼むという手紙を」〈康成・田舎芝居〉
ふ‐さん【賦算】
時宗独自の行事で、「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配ること。一遍が熊野権現の神勅に基づいて始めた。お...
ふ‐さんか【不参加】
参加しないこと。出席しないこと。「大会への—を決める」
ふさん‐とくしち【不三得七】
奈良・平安時代、一国内の田租の7割を国司の責任で官に納めさせた制度。災害による田租の免除制度を悪用して私腹を肥やす...
ふ‐ざ【趺坐】
[名](スル)足を組み合わせて座ること。「結跏(けっか)—」「昔ながらの石仏のように寂然と—している」〈中勘助・銀の匙〉
ふ‐ざい【不在】
本来いるべき場所にいないこと。「ただ今母は—です」「国民—の政治」
ふざいしゃざいさん‐かんりにん【不在者財産管理人】
家庭裁判所の選任を受けて、行方不明になった人の財産を管理・保存する人。家庭裁判所の許可を得たうえで、遺産の分割や売...
ふざいしゃ‐とうひょう【不在者投票】
不在・病気など、公職選挙法の定める正当な理由により、選挙の当日所定の投票所に行って投票できない選挙人のための投票。...
ふざい‐しょうめい【不在証明】
《「現場不在証明」の略》アリバイのこと。
ふざい‐じぬし【不在地主】
所有農地のある所在地に居住していない地主。→農地改革 [補説]書名別項。→不在地主
ふざいじぬし【不在地主】
小林多喜二の小説。昭和4年(1929)刊行。
ふざい‐ちゃくしん【不在着信】
携帯電話などで、応答できなかった着信。ふつう、相手の電話番号は着信履歴に残る。また多くの機種で、伝言メモや留守番電...
ふざい‐とうひょう【不在投票】
⇒不在者投票
ふざいのこうぞう【不在の構造】
《原題、(イタリア)La struttura assente》イタリアの記号論学者・小説家、エーコによる評論。19...
ふざけ
ふざけること。「—っこ」「悪—」 [補説]「巫山戯」とも当てて書く。
ふざ・ける
[動カ下一][文]ふざ・く[カ下二] 1 おどけたり冗談を言ったりする。「—・けて怒ったふりをする」 2 子供など...
ふ‐ざん【巫山】
中国重慶市北東部の県。揚子江(ようすこう)と大寧(だいねい)河の合流点にある。ウーシャン。 の東端にある山。揚子江...
ふざん【釜山】
⇒プサン
ふざん‐の‐うんう【巫山の雲雨】
《宋玉の「高唐賦」の、楚(そ)の懐王が昼寝の夢の中で巫山の神女と契ったという故事から》男女が夢の中で結ばれること。...
ふざん‐よう【釜山窯】
寛永16年(1639)対馬(つしま)の領主宗氏が釜山の和館に築いた陶窯。御本茶碗(ごほんぢゃわん)を製造した。享保...
ふし【柴】
しば。「しながどる、や、猪名(ゐな)の—原」〈神楽・猪名野〉
ふし【節】
1 棒状の物の盛り上がった部分。 ㋐竹・葦(あし)などの茎にあるふくれた区切り。 ㋑幹や茎から枝が出るところ。また...
ふし【五倍子/付子/附子】
ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。紡錘形で、タンニンを多く含み、イン...
ふ‐し【不死】
いつまでも死なないこと。「不老—」
ふ‐し【父子】
父と子。「—家庭」「—相伝」
ふ‐し【浮子】
漁・釣り用のうき。
ふし‐あな【節穴】
1 板などの節が抜けおちたあとの穴。「—からのぞく」 2 見る能力のない目。見えるはずのものを見落としたり、物事の...
ふ‐しあわせ【不幸せ/不仕合(わ)せ】
[名・形動]幸福でないこと。また、そのさま。不幸。「—な人生」
ふし‐いと【節糸】
玉繭からとった節の多い絹糸。玉糸。
ふしいと‐おり【節糸織(り)】
節糸で織った平織りの絹織物。節織り。
ふし‐おがみ【伏(し)拝み】
1 ひれ伏して拝むこと。特に、遠くから神社を拝むこと。 2 1を行うための場所。神社の入り口に木が横たえてあったり...
ふし‐おが・む【伏(し)拝む】
[動マ五(四)] 1 ひれ伏して拝む。「仏を—・む」 2 はるかに遠くから拝む。遥拝する。「熱田の八剣(やつるぎ)...
ふし‐おき【臥し起き】
1 寝たり起きたりすること。おきふし。「苦しくのみあれば—も心やすくてこそ」〈宇津保・国譲下〉 2 毎日の生活。日...
ふし‐おり【節織(り)】
⇒節糸織り
ふし‐かえ・る【臥し返る】
[動ラ四]寝返りをうつ。「うしろざまにこそ—・りたれ」〈宇治拾遺・三〉
ふし‐かてい【父子家庭】
配偶者のいない父親と未成年の子供を主な構成員とする家庭。父子世帯。
ふし‐かね【付子鉄漿】
五倍子(ふし)の粉を鉄汁に浸して作った黒色の染料。また、その色。お歯黒などに用いた。
ふしかね‐ぞめ【付子鉄漿染(め)】
付子鉄漿で染めること。また、付子鉄漿で染めたもの。
ふし‐がき【柴垣】
柴(しば)でつくった垣。しばがき。
ふし‐き【伏し木/臥し木】
1 倒木。「枝は夜叉(やしゃ)の頭のごとくなる—あり」〈義経記・五〉 2 節のところに穴があり、中空になっている木...
ふしき【伏木】
富山県高岡市の地名。富山湾に面し、小矢部川河口にある港町。もと越中国府の地。
ふし‐き【節木】
1 節の多い木。 2 「伏し木2」に同じ。「源の頼朝卿石橋山の—隠れ」〈浄・盛衰記〉