ほん‐かいぎ【本会議】
1 委員会などの予備的な会議に対して、本式の会議。 2 国会の両議院で、全議員で構成される会議。
ほん‐かいどう【本街道/本海道】
江戸時代、脇街道に対して、五街道のこと。
ほん‐かぎ【本鍵】
⇒元鍵
ほん‐かく【本格】
[名・形動]本来の格式。もともとの方式。また、それに従っているさま。本式。「流儀の—にのっとる」「—な(の)床の間...
ほんかく‐しょうせつ【本格小説】
作者の身辺に題材を取った心境小説や私小説に対して、社会的現実を客観的に描く、作品自体が自立した小説。大正末期に中村...
ほんかく‐しょうちゅう【本格焼酎】
⇒乙類焼酎
ほんかく‐すいりしょうせつ【本格推理小説】
推理小説で、複雑な犯罪トリックの解明や犯人捜しを中心にストーリーが展開されるもの。ハードボイルド・スパイ小説などに...
ほんかく‐てき【本格的】
[形動] 1 本来の格式・方式に従うさま。本式。「剣道を—に習う」 2 本調子になるさま。「年明けから—に活動する...
ほんかく‐は【本格派】
1 本来の格式・方式に従っているもの。「—ワイン」 2 野球で、速球を得意とする投手のこと。「右の—」
ほんか‐どり【本歌取り】
和歌・連歌などで、古歌の語句・趣向などを取り入れて作歌すること。新古今時代に盛んに行われた。藤原定家が「苦しくも降...
ほん‐かれぶし【本枯(れ)節】
《「ほんかれふし」とも》枯節の黴(かび)付けを3〜4回以上行ったものをいう。極上のかつお節とされる。→鰹節[補説]
ほん‐かわ【本革】
《「ほんがわ」とも》合成または人造ではない、本物の革。天然皮革。「—の財布」
ほん‐かわらぶき【本瓦葺き】
平瓦と丸瓦とを交互に組み合わせて並べる屋根の葺き方。また、その屋根。本葺き。
ほん‐かん【本官】
1 正式の官職。試補・雇(やとい)などに対していう。 2 兼官に対して、本来の官職。 3 官職にある者が、職務上、...
ほん‐かん【本管】
水道・ガス・下水などの、公道下に敷設された基となる太い管。
ほん‐かん【本館】
1 主となる建物。 2 この館。 [アクセント]1はホンカン、2はホンカン。
ほん‐がん【本貫】
《「ほんかん」とも》律令制で、戸籍に記載された土地。転じて、本籍地。出身地。
ホン‐ガイ
ベトナム北東部の港湾都市。トンキン湾北西部の支湾ハロン湾に面し、北西のホンガイ炭田で産する良質の無煙炭を積み出す。...
ほん‐がく【本学】
この学校。この大学。
ほん‐がく【本覚】
仏語。人間に本来等しく備わっている仏の悟り。本性としての悟り。
ほんがく‐じ【本覚寺】
神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺。山号は、妙厳山。開創は永享8年(1436)。開山は日出。佐渡流罪赦免後の日蓮が一時...
ほん‐がって【本勝手】
1 床の間で、向かって左に本床、右に床脇棚があるもの。右勝手。⇔逆勝手。 2 茶の湯で、客が主人の右手に座るかたち...
ほん‐がま【本窯】
1 楽焼きの一派。長次郎を祖とする楽本家に属するもの。→脇窯 2 陶磁器で、釉(うわぐすり)を施したのちに高火度で...
ホン‐がわ【ホン川】
《Hong》ベトナム北部の川。中国雲南省の山地に源を発し、ハノイを経てトンキン湾に注ぐ。全長1200キロ。鉄分を含...
ほん‐がん【本願】
1 本来の願い。本懐。「—を達成する」 2 仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を救済するために起こした誓願。阿弥陀仏の...
ほんがん‐おうじょう【本願往生】
阿弥陀仏の本願によって極楽浄土に生まれること。
ほんがん‐しゅ【本願主】
寺院・仏像などを創立し、法会を執行する発起人。
ほんがん‐じ【本願寺】
京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山。山号は、竜谷山。通称、西本願寺。文永9年(1272)親鸞(しんらん)の娘...
ほんがんじ‐つきじべついん【本願寺築地別院】
⇒築地別院
ほんがんじ‐は【本願寺派】
浄土真宗十派の一。京都の西本願寺を本山とする。本願寺第12世准如(じゅんにょ)の時に東本願寺(大谷派)が別立して以...
ほん‐き【本気】
[名・形動] 1 まじめな気持ち。真剣な気持ち。また、そのさま。「—を出す」「—で取り組む」 2 めんこなどの子供...
本気(ほんき)に◦する
本当であると信じる。「作り話を—◦する」
本気(ほんき)にな・る
《軽い気持ちを改めて》真剣になる。「—・って戦う」
ほん‐きゅう【本給】
手当や賞与などを含まない基本の給与。基本給。本俸。
ホンキュウ【虹口】
中国上海市の地名。虹口公園に魯迅の墓がある。第二次大戦後まで日本人居住者が多かった。ホンコウ。
ほん‐きょ【本拠】
根本のよりどころとなる場所。根拠。「活動の—を大阪に置く」「—地」
ほん‐きょうげん【本狂言】
狂言のうち、一つの番組として独立して演じられるもの。
ほん‐きょく【本曲】
1 尺八・胡弓などで、本来その楽器のために作られた曲。⇔外曲。 2 この曲。 [アクセント]1はホンキョク、2はホ...
ほん‐きょく【本局】
1 中心となる局。支局・分局などに対していう。 2 この局。 3 碁・将棋などで、この対局。 [アクセント]1はホ...
ほんきょ‐ち【本拠地】
本拠とする場所。活動のよりどころとなる所。
ほん‐きん【本金】
1 まじりけのない金。純金。 2 資本金。元金。 3 陶磁器の金彩色に用いる、純金に近い絵の具。王水で化学的に抽出...
ホンキートンク
安酒場のことをいうアメリカ黒人の俗語。また、そこで演奏されるにぎやかなピアノ音楽。
ほん‐ぎ【本紀】
紀伝体の歴史で、帝王1代の事跡を記したもの。→世家(せいか) →列伝
ほん‐ぎ【本義】
1 言葉の本来の意味。「—から転じた意味」 2 根本となる重要な意義。「宗教の—」
ほん‐ぎまり【本決(ま)り/本極まり】
正式に決まること。「校舎の増築が—になる」
ほん‐ぎゃく【叛逆】
「反逆(はんぎゃく)」に同じ。
ほん‐ぎょう【本行】
1 仏語。悟りを得て仏となるためのもととなる修行。 2 歌舞伎・邦楽・舞踊などで、能または狂言から移入した作に対す...
ほん‐ぎょう【本経】
根拠となるべき経文。「—の確かなるにつきて、この真言陀羅尼(しんごんだらに)をば申しつるなり」〈徒然・二二二〉
ほん‐ぎょう【本業】
本来の職業。本職。⇔副業。
ほんぎょう‐もの【本行物】
歌舞伎狂言の一系統で、題材を能や狂言から移入したもの。