ほん‐ち【本地】
1 この土地。当地。 2 もとの土地。本国。「帰陣已後、—にて呼べるかたありつれど、これを受けず中国に蟄居したりけ...
ほん‐ち【本知】
もとからの知行所。本領。〈日葡〉
ほん‐ち【奔馳】
[名](スル)走ること。奔走。「—し去る満村の馬車を目送するや」〈芥川・開化の殺人〉
ほん‐ちゃ【本茶】
《本場の茶の意》山城国栂尾(とがのお)で産した茶。室町初期以降は栂尾が荒廃したため、宇治茶をさすようになった。本の...
ほん‐ちゃん【本ちゃん】
予行演習や試演・試行に対して、本番。 [補説]方言で、「一番」を「いっちゃん」という地域がある。「ちゃん」は、それ...
ほん‐ちゅう【本中】
前相撲で、連勝の星二つを取って進む地位。さらに連勝の星二つを取れば新序へ進む。
ほん‐ちゅう【本注】
平安時代、明経(みょうぎょう)家が用いた五経・論語・孝経の注釈。漢代・魏代の古注で、鎌倉時代に用いられた宋代の新注...
ほん‐ちゅう【奔注】
[名](スル)水が勢いよく流れ注ぐこと。「河流数十、四走—す」〈雪嶺・真善美日本人〉
ホンチュー【紅中】
《(中国語)》マージャン牌(パイ)のうち、表面に赤く「中」と彫ってある牌。三元牌の一。チュン。
ほん‐ちょう【本庁】
1 支庁などに対して、中心になる官庁。→中央官庁 2 この庁。当庁。
ほん‐ちょう【本朝】
わが国の朝廷。転じて、わが国。⇔異朝。「—人皇の始め、神武天皇より」〈太平記・一〉
ほんちょうおういんひじ【本朝桜陰比事】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。元禄2年(1689)刊。中国の「棠陰(とういん)比事」に倣い、裁判を題材にした44話を収録。
ほんちょうがじんでん【本朝画人伝】
村松梢風による日本画家の人物評伝。「中央公論」誌に連載。大正13年(1924)から大正15年(1926)にかけて中...
ほんちょうぐんきこう【本朝軍器考】
江戸中期の故実書。12巻。新井白石著。元文元年(1736)刊。古代からの武器の沿革・制度を、部類を立てて考証した書。
ほんちょうげつれい【本朝月令】
平安中期の有職書。もと4巻または6巻。惟宗(これむね)公方著といわれるが未詳。和漢の書から引用し、年中の公事(くじ...
ほんちょうげんそうぶんがくえんぎ【本朝幻想文学縁起】
荒俣宏の著作。副題は「震えて眠る子らのために」。昭和60年(1985)刊。古代神話、浄瑠璃、読本など古典文学にも遡...
ほんちょうこうそうでん【本朝高僧伝】
江戸中期の仏教書。75巻。卍元師蛮(まんげんしばん)著。元禄15年(1702)成立。日本の各宗の高僧1600余人の...
ほんちょうさんじきょう【本朝三字経】
江戸時代の往来物。大橋玉著。嘉永6年(1853)刊。中国宋代の「三字経」にならい、日本の歴史的事実を3字1句で叙述...
ほん‐ちょうし【本調子】
1 三味線の最も基本的な調弦法。第1弦と第2弦の間が完全4度、第2弦と第3弦の間が完全5度、第1弦と第3弦の間が完...
ほんちょうしょじゃくもくろく【本朝書籍目録】
鎌倉時代の図書目録。1巻。編者未詳。建治3〜永仁2年(1277〜1294)に成立か。日本の図書493部の書目を神事...
ほんちょうしょっかん【本朝食鑑】
江戸中期の本草書。12巻。人見必大著。元禄10年(1697)刊。「本草綱目」に依拠しながら検討を加え、魚貝類など庶...
ほんちょうすいこでん【本朝水滸伝】
読本(よみほん)。前編10巻・後編15巻。建部綾足(たけべあやたり)作。前編は安永2年(1773)刊、後編は写本で...
ほんちょうせいき【本朝世紀】
平安後期の歴史書。藤原通憲編。六国史の続編として作られたが、編者の死で中絶。承平5年(935)から仁平3年(115...
ほんちょうぞくもんずい【本朝続文粋】
平安末期の漢詩文集。13巻。編者未詳。保延6年(1140)以後成立。「本朝文粋」に倣い、そのあとを受けて後一条天皇...
ほんちょうつがん【本朝通鑑】
江戸前期の歴史書。310巻(正編40巻・続編230巻・前編3巻・提要など37巻)。林羅山とその子鵝峰ら編。寛文10...
ほんちょうどおり【本町通り】
《原題Main Street》ルイスの長編小説。1920年刊。米国中部の田舎町の退嬰(たいえい)的な生活を描く。
ほんちょうにじゅうしこう【本朝廿四孝】
浄瑠璃。時代物。5段。近松半二ほか合作。明和3年(1766)大坂竹本座初演。「甲陽軍鑑」に取材し、中国の二十四孝の...
ほんちょうにじゅうふこう【本朝二十不孝】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。貞享3年(1686)刊。中国の二十四孝をもじって、日本での親不孝を題材とした20話を集...
ほんちょうもんずい【本朝文粋】
平安中期の漢詩文集。14巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)撰。康平年間(1058〜1065)の成立か。嵯峨天皇から...
ホンチョン‐みさき【ホンチョン岬】
《Hon Chong》ベトナム南部の都市ニャチャン近郊の岬。市街中心部より北約4キロメートルに位置する。波の浸食に...