おし‐は・る【押し張る】
[動ラ四] 1 意地を張る。あえて…する。「—・りてのたまはむことを」〈落窪・四〉 2 「張る」を強めていう語。「...
おし‐ば【押(し)葉】
植物を紙などに挟み、押しをかけて乾かしたもの。標本などにする。腊葉(さくよう)。
おし‐ばこ【押(し)箱/圧し箱】
押し鮨(ずし)、特に箱鮨を作るときに用いる箱枠。中に鮨飯と具を入れて蓋(ふた)を当てて押して抜く。押し枠。
おし‐ばな【押(し)花】
草木の花を紙などの間に挟み、押しつけて乾かしたもの。
おしば‐ひょうほん【押(し)葉標本】
押し葉による標本。吸湿紙などに植物を挟み、押しをかけて乾燥させた標本。腊葉(さくよう)標本。
おしひき‐ぶんぷ【押(し)引(き)分布】
地震計に記録された初動が、震源から外側に向かう動きを押し、震源へ向かう動きを引きとよび、地図上に観測点の押し・引き...
おし‐ひし・ぐ【押し拉ぐ】
[動ガ五(四)] 1 押してつぶす。「—・がれた事故車」 2 圧迫を加えて勢いを弱める。「責任の重圧に—・がれる」...
おし‐ひら・く【押(し)開く】
[動カ五(四)] 1 押してあける。「城門を—・く」 2 「開く」を強めていう語。「秘法の書を—・く」
おし‐ひろ・げる【押(し)広げる】
[動ガ下一][文]おしひろ・ぐ[ガ下二] 1 のばして広げる。広げる。「畳の上に地図を—・げる」 2 「押し広める...
おし‐ひろ・める【押(し)広める】
[動マ下一][文]おしひろ・む[マ下二] 1 広く行き渡らせる。普及させる。「運動を全国に—・める」 2 他に及ぼ...
おし‐ピン【押(し)ピン】
画鋲(がびょう)。
オシフィエンチム
ポーランド南部にある都市。オシフェンチム。オシベンチム。ドイツ語名アウシュビッツ。→アウシュビッツ
おし‐ふ・せる【押(し)伏せる】
[動サ下一][文]おしふ・す[サ下二]力ずくで押さえつける。ねじふせる。「侵入者を—・せる」
おし‐ぶた【押(し)蓋】
漬物などに用いる、容器の中のものを押さえ付けるための蓋。容器より少し小さい。
おし‐ぶち【押(し)縁】
板などを押さえるため、その上から打ち付ける細い材。
おし‐へ【磯辺】
「いそべ」の上代東国方言。おすひ。「駿河の海—に生ふる浜つづら」〈万・三三五九〉
おし‐へ・す【押し圧す】
[動サ四]押しつぶす。「二藍(ふたあゐ)、葡萄染(えびぞ)めなどのさいでの—・されて」〈枕・三〇〉
お‐しべ【雄蕊】
種子植物の花の雄性の生殖器官。葯(やく)と花糸からなり、葯の中に花粉を形成する。ゆうずい。⇔雌蕊(めしべ)。
おし‐ボタン【押(し)ボタン】
押すことによって電気回路の開閉を行うボタン。「—式のベル」
お‐しぼり【御絞り】
顔や手をふくための、湯や冷水に湿して絞った手ぬぐいやタオル。
おしま【渡島】
北海道の旧国名。渡島半島南部にあたる。現在の渡島総合振興局・檜山振興局の大半部。もと松前藩の所在地。 北海道南西部...
お‐しま【雄島】
宮城県、松島湾の島。陸に近く渡月橋が架かる。[歌枕]「見せばやな—の蜑(あま)の袖だにもぬれにぞぬれし色はかはらず...
お‐しまい【御仕舞(い)】
「仕舞い」の美化語。 1 終わること。「夏休みも今日で—だ」 2 物事がだめになること。また、非常に悪い状態になる...
おしまいのひ【おしまいの日】
新井素子のホラー小説。平成4年(1992)刊。
おしま‐おおしま【渡島大島】
北海道南西部、松前町にある島。松前大島。→大島
おし‐ま・く【押し巻く】
[動カ四]力を入れて強く巻く。また、きちんと巻く。「浅緑の薄様なる文の—・きたる端見ゆるを」〈源・若菜下〉
おし‐まく・る【押し捲る】
[動ラ五(四)]最後まで押しつづける。終始圧倒する。「最初から—・って勝つ」「数を頼んで—・り承知させる」
おし‐ま・げる【押(し)曲げる】
[動ガ下一][文]おしま・ぐ[ガ下二]力を加えて曲げる。「鉄棒を—・げる」
おしま‐こまがたけ【渡島駒ヶ岳】
⇒駒ヶ岳
おしま‐さんち【渡島山地】
北海道南西部にある山地。渡島半島の南北に連なり、大千軒(だいせんげん)岳はその秀峰といわれる。
おしま‐しちょう【渡島支庁】
渡島総合振興局の旧称。
おしまずき【几/机】
1 脇息(きょうそく)。〈和名抄〉 2 つくえ。「胸ふさがりて、ただ—にかかりて、夕の空に向かふのみ」〈笈日記・下...
おしま‐そうごうしんこうきょく【渡島総合振興局】
⇒渡島
おしま‐の‐くに【渡島国】
⇒渡島
おしま‐はんとう【渡島半島】
北海道南西部の半島。南部はさらに東の亀田半島と西の松前半島に分かれる。道内で最も早く開発され、江戸時代からニシンの...
おしま‐ふじ【渡島富士】
北海道南西部にある駒ヶ岳の異称。
おし‐まろが・す【押し丸がす】
[動サ四]押しころがしてくるくると巻く。押し丸めて、玉にする。「黒方(くろばう)(=練リ香ノ名)を—・して」〈紫式...
おし‐まわし【押(し)回し】
1 物事をあれこれ処理すること。また、顔がきくこと。「—が利く」 2 和船で、舷側上部の垣立(かきたつ)を艫(とも...
おし‐まわ・す【押(し)回す】
[動サ五(四)] 1 「まわす」を強めていう語。 2 世の中に処していく。身を立てていく。「帰朝後も経済学で立派に...
おしみ【惜しみ】
惜しむこと。惜しむ気持ち。「売り—」「物—」
おしみ‐な・い【惜しみ無い】
[形]惜しいという気持ちがない。出し惜しみしない。「—・い拍手」
おしみなくあいはうばう【惜みなく愛は奪ふ】
有島武郎の評論。大正6年(1917)発表。本能的生活による人間的自由の獲得を説く。→愛は惜しみなく奪う
おし・む【惜しむ】
[動マ五(四)] 1 心残りに思う。残念がる。「散る花を—・む」「別れを—・む」「人に—・まれて死ぬ」 2 金品な...
おし‐むぎ【押(し)麦】
蒸した大麦を押しつぶして平たくし、乾かしたもの。米にまぜ、炊いて食べる。
おし‐む・ける【押(し)向ける】
[動カ下一][文]おしむ・く[カ下二]押して、その方を向かせる。「肴(さかな)を彼方(かなた)へ—・けて」〈逍遥・...
おしむらく‐は【惜しむらくは】
[連語]《「おしむ」+接尾語「らく」+係助詞「は」。副詞的に用いる》惜しいことには。残念なことには。「有能な人材だ...
おし‐め【押(し)目】
上がっている相場が、一時的に下がること。
お‐しめ【襁褓/御湿】
《「しめ」は湿布(しめし)の略》乳幼児などの股を覆って大小便を受ける布や紙。おむつ。むつき。「—を当てる」
おしめ‐がい【押(し)目買い】
押し目のときに買うこと。
お‐しめり【御湿り】
時期・降雨量の適当な雨。乾燥した地面を湿らす程度に降る雨。「久しぶりにいい—になった」