かがく‐へいこう【化学平衡】
可逆反応で、正反応と逆反応との速度が等しくなり、見かけ上は反応が停止した状態。
かがく‐へんか【化学変化】
1 ある物質が、分解または化合によって、原子配列が変化して全く新しい物質に変わること。→物理変化 2 (比喩的に)...
かがく‐ほうていしき【化学方程式】
⇒化学反応式
かがく‐ポテンシャル【化学ポテンシャル】
混合物中に存在する一つの成分1モル当たり、または1分子当たりの、定温・定圧下での自由エネルギー。
かがく‐めっき【化学鍍金】
電気を使うことなく、化学反応によって行うめっき。還元剤を用いて金属イオンを析出し、材料表面に付着させる。硝酸銀水溶...
かがく‐やくひん【化学薬品】
化学的変化を起こさせるために用いる薬品。医薬品などに対していい、工業薬品に対しては精製されたものをいう。
かがく‐やけど【化学火傷】
⇒化学熱傷
かがく‐りゅうざん【化学流産】
⇒生化学的妊娠
かがく‐りょうほう【化学療法】
病原微生物や癌(がん)細胞を化学的に合成された薬品や抗生物質を用いて殺滅・抑制しようとする治療法。
かがくりょう‐ろん【化学量論】
物質の化学的組成と物理的性質との間の数量的な関係を研究する化学の一部門。初めは、質量保存の法則・定比例の法則・気体...
かがく‐ルミネセンス【化学ルミネセンス】
⇒化学発光
かがく‐レーザー【化学レーザー】
化学反応で励起された分子による誘導放出を利用するレーザー。ケミカルレーザー。
かがく‐ロケット【化学ロケット】
燃料の燃焼(化学反応)を推力として利用するロケットの総称。固体ロケット、液体ロケットがあり、いずれも燃料と酸化剤を...
かがくろんそう【歌学論叢】
佐佐木信綱の歌論集。明治41年(1908)刊。
かが‐けいせいホルモン【花芽形成ホルモン】
⇒フロリゲン
かかし【案山子/鹿驚】
《「かがし」とも》 1 竹やわらで作った人形。蓑(みの)や笠をつけて田畑に立て、人に見せかけて鳥などが作物を荒らす...
かが‐し【加賀市】
⇒加賀
か‐がし【彼某】
[代]不定称の人代名詞。だれそれ。くれがし。多く「なにがし(何某)」と対になって用いられる。→某(それがし) →何...
か‐がすり【蚊絣/蚊飛白】
蚊が群がって飛んでいるように、細かい十字の模様のある絣。
かが‐そうどう【加賀騒動】
江戸中期、加賀藩主前田吉徳(まえだよしのり)の死後に起こったお家騒動。家老前田直躬(まえだなおみ)と、財政改革のた...
かが‐ぞうがん【加賀象眼/加賀象嵌】
江戸初期に、加賀国で発達した象眼。京都から伝わったもので、文様を平象眼したうえに、糸象眼で細い線をのせる特徴がある...
かが‐ぞめ【加賀染】
1 加賀絹を染める方法。また、その染め物。梅染めを何度も繰り返した黒梅染や、加賀友禅など。加賀兼法(かがけんぽう)...
かがち【酸漿】
ホオズキの古名。「目は赤—の如くして」〈記・上〉
かが‐とび【加賀鳶】
1 江戸時代、加賀藩前田家が江戸藩邸で召し抱えておいた鳶職人で編成した火消し。装束が美麗で、大藩召し抱えの特権意識...
かが‐なべ‐て【日日並べて】
[連語]《名詞「かが(日日)」+動詞「な(並)ぶ」の連用形+接続助詞「て」》日数を重ねて。「—夜には九夜(ここのよ...
かが‐の‐いっこういっき【加賀の一向一揆】
長享2年(1488)加賀の一向宗門徒の僧侶・国人・農民らが守護の富樫政親を倒し、以後90余年にわたって加賀一国内を...
かが‐の‐くに【加賀国】
⇒加賀
かが‐の‐ちよ【加賀千代】
⇒千代女(ちよじょ)
かかはゆ・し
[形ク]《「かがはゆし」とも》 1 まぶしい。「迎ひ火の馳走過ぎて—・しと思へるにや」〈鶉衣・幽霊説〉 2 おもは...
かがふり【冠】
1 かんむり。「次に投げ棄つる御—になれる神の名は」〈記・上〉 2 《古くは位階によって冠の色が違ったところから》...
かがふ・る【被る】
[動ラ四] 1 かぶる。「麻衾(あさぶすま)引き—・り」〈万・八九二〉 2 上の人からの仰せ言などを受ける。賜る。...
かが‐ぶし【加賀節】
1 室町時代に流行した小歌。加賀国から出た遊女(加賀女(かがめ))が都で歌いはやらせたものという。 2 「嘉太夫節...
かが‐まい【加賀米】
加賀国産の米。品質が劣るとされた。
かがま・る【屈まる】
[動ラ五(四)] 1 背・腰などが折れ曲がった状態になる。また、そのような姿勢をとる。「腰が—・る」 2 寒さでか...
かがみ【鏡/鑑/鑒】
1 人の姿や物の形を映し見る道具。古くは青銅・白銅・鉄などの表面に水銀に錫(すず)をまぜたものを塗って磨いて作った...
かがみ【蘿藦】
ガガイモの古名。〈和名抄〉
かがみ【鏡】
《原題、(フランス)Miroirs》ラベルのピアノ組曲。全5曲。1904年から1905年にかけて作曲。第3曲「洋上...
かがみ‐あぶみ【鏡鐙】
鏡鞍(かがみぐら)に用いる鐙。表面を錫(すず)と銅の合金による鏡地(かがみじ)とするときには銀・金・銅で張り包んだ...
かがみ‐いけ【鏡池】
昔の貴人・英雄などが、水面に姿を映したとか、持っていた鏡を落としたとかの伝説がある池。
かがみ‐いし【鏡石】
1 表面が滑らかでつやがあり、ものの影がよく映る石。鏡岩。 2 手水鉢(ちょうずばち)の前に置く石。
かがみ‐いた【鏡板】
1 壁・天井などに張る、平らで滑らかな一枚板。 2 能舞台の後方正面の羽目板。ふつう、大きく1本の老松を描く。 3...
かがみ‐いわ【鏡岩】
「鏡石1」に同じ。
かがみ‐おに【屈み鬼】
子供の遊戯で、鬼ごっこの一種。捕まえられそうになったときにかがめば捕まえられないで済むもの。
かがみ‐おび【鏡帯】
裏布を表に、または表布を裏に折り返して、額縁のように仕立てた帯。
屈(こご)み女(おんな)に反(そ)り男(おとこ)
女はやや背を丸くこごめた姿勢、男はやや後ろへそった姿勢にするのが見ばえがよいということ。かがみ女にそり男。
かがみ‐かけ【鏡掛(け)】
1 「鏡立て」に同じ。 2 鏡の面にかぶせておく布。
かがみ‐がい【鏡貝】
マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長7センチくらい。殻表は白色で、細かい成長脈が...
かがみ‐がわ【鏡川】
高知県中部を流れる川。工石山(くいしやま)に源を発し、高知市を流れて、浦戸湾に注ぐ。長さ31キロ。
かがみ‐ぐさ【鏡草】
1 昔、宮中で、正月元日に鏡餅(かがみもち)の上にのせた大根の輪切り。また、大根の別名。 2 ビャクレンの別名。
かがみ‐ぐつわ【鏡轡】
鏡板(かがみいた)の部分を鏡のように円形にし、彫り透かしを入れないでつくった轡。