カラザ
鳥類の卵黄の両端についているねじれた紐(ひも)状のもの。たんぱく質でできていて、卵黄を卵白の中で一定の位置に保つ。
から‐ざえ【漢才】
《「さえ」は「さい」の音変化》中国の学問に通じていて、漢詩文を作ることに巧みなこと。また、その才能。かんさい。「—...
から‐ざお【殻竿/唐竿/連枷】
豆類や、粟・稲・麦などの脱穀に用いる農具。竿の先に枢(くるる)を設けて打棒を取り付けたもの。打棒を回転させながら振...
から‐ざけ【空酒】
肴(さかな)なしで飲む酒。
からし【芥子/芥/辛子】
《形容詞「から(辛)し」の終止形から》カラシナの種子を粉にした香辛料。黄色で辛く、水で練って用いる。また、カラシナ...
からし‐あえ【芥子和え】
芥子(からし)を溶き入れた酢味噌や調味醤油で、野菜・魚介類などを和(あ)えた料理。
からし‐いろ【芥子色/辛子色】
芥子の色。また練り芥子の色。茶色がかった黄。
から‐しお【辛塩/鹹塩】
塩。また、塩水、海水。「(シタダミヲ)早川に洗ひすすぎ—にこごともみ」〈万・三八八〇〉
から‐じし【唐獅子】
《「から」は外国風の意。「からしし」とも》 1 獅子を猪(いのしし)・鹿(しし)と区別した呼び名。 2 獅子を美術...
からし‐すみそ【芥子酢味噌】
酢味噌に芥子を加えたもの。
からし‐ず【芥子酢】
芥子を酢でのばし、醤油・塩・砂糖を加えた調味酢。和(あ)え物などに用いる。
からし‐づけ【芥子漬(け)】
ナスなどを塩漬けにしたのち、麹(こうじ)・芥子・塩・酢・醤油などをまぜた中に漬けたもの。
から‐して
[連語] 1 《格助詞「から」+副助詞「して」》体言、またはそれに準じる語を受ける。 ㋐…から後。「この時—生活が...
からし‐でい【芥子泥】
⇒かいしでい(芥子泥)
からし‐な【芥子菜】
アブラナ科の越年草。葉は基部がくさび状に細まる。春、とう立ちして高さ1メートル以上になり、黄色の十字形の花を総状に...
カラシニコフ
旧ソ連の軍用自動小銃。開発時期によってAK47・AK74などの種類がある。設計者カラシニコフの名にちなむ。
カラシニコフ‐じどうしょうじゅう【カラシニコフ自動小銃】
⇒カラシニコフ
からし‐マヨネーズ【芥子マヨネーズ】
マヨネーズに芥子を加えて混ぜたもの。
からし‐めんたいこ【辛子明太子】
唐辛子で味をつけた塩漬けの鱈子(たらこ)。
から‐しゅっちょう【空出張】
実際には出張しないにもかかわらず、その手続きをして旅費・手当などをもらうこと。
からし‐ゆ【芥子油】
カラシナの種子からとった黄褐色の脂肪油。香辛料・防腐剤などに用いる。かいしゆ。
から‐しょうぞく【唐装束】
唐綾・唐絹・唐織物などで作った晴れの服装。からそうぞく。
から‐しょうもん【空証文】
⇒そらしょうもん(空証文)
カラショーク
ノルウェー北部の町。古くから先住民サーミの集落があり、サーミの首都と称される。サーミの暮らしや文化を紹介するテーマ...
から‐じり【軽尻/空尻】
《「からしり」とも》 1 江戸時代、宿駅で旅人を乗せるのに使われた駄馬。人を乗せる場合は手荷物を5貫目(18.8キ...
からし‐れんこん【芥子蓮根】
ゆでた蓮根の穴に、おからと芥子とをまぜた味噌を詰め、衣をつけて油で揚げた料理。熊本県の名物。
カラジウム
サトイモ科の多年草。葉は盾形で薄く、白斑・赤斑・錦葉のものなどがある。花穂は仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれる。アマ...
から‐じゅうろう【唐十郎】
[1940〜2024]劇作家・演出家・俳優・小説家。東京の生まれ。本名、大鶴義英(おおつるよしひで)。状況劇場を率...
カラジョズベゴバ‐ジャミヤ
ボスニア‐ヘルツェゴビナ南部の都市モスタルにあるイスラム寺院。16世紀半ば、オスマン帝国の時代に、宮廷建築家ミマー...
から‐じる【空汁】
実のない味噌汁。けしじる。
から‐じる【殻汁/雪花菜汁/豆滓汁】
おからを入れた味噌汁。うのはなじる。
からす【烏/鴉】
1 スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称。全長33〜61センチ。全体に黒色か、黒に灰色や白色の部分をもつ。くちばしが...
から‐す【皆素】
花札の勝負で、初めに配られた7枚の札が、すべて点にならない素札(すふだ)であること。
カラス
[1923〜1977]米国生まれのギリシャ系ソプラノ歌手。イタリアオペラを中心に活躍し、多彩な声質と深い演技力で世...
から・す【枯らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》草木を枯れさせる。「丹精した植木を—・す」
から・す【涸らす】
[動サ五(四)] 1 水のかれた状態にする。「井戸を—・す」 2 乾燥させる。水分をなくする。「鰹節でも—・してお...
から・す【嗄らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》声をかすれさせる。「声を—・して叫ぶ」
からす‐あげは【烏揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張8〜13センチで、黒色の地に金緑色の鱗粉(りんぷん)を散布する。幼虫はコク...
からす‐いし【烏石】
1 黒色でつやのある石。漆石(うるしいし)とよぶ黒曜石のこと。 2 石炭の異称。
からす‐うり【烏瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に生え、巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂ける。雌雄異株。夏の夕...
からす‐おうぎ【烏扇】
《「烏扇(うせん)」を訓読みにした語》アヤメ科の植物ヒオウギの古名。「蓬生(よもぎふ)は様異なりや庭の面(おも)に...
からす‐おどし【烏威し】
烏の止まるのを防ぐために、屋根に仕掛けたおどし縄。
からす‐かんざえもん【烏勘左衛門】
1 《烏と同じ頭韻の「勘左衛門」を重ねて》カラスを人名に擬した語。 2 色の黒い人をあざけっていう語。
からす‐がい【烏貝】
1 イシガイ科の二枚貝。湖沼にすみ、貝殻は楕円形で殻長約20センチ。殻表は黒く光沢があり、内面は真珠光沢が強い。肉...
烏(からす)が鵜(う)の真似(まね)
「鵜の真似をする烏」に同じ。
からす‐がしら【烏頭】
《「烏頭(うとう)」を訓読みにした語》馬の後脚の、外に向いてとがった関節。くわゆき。
からす‐がね【烏金】
《翌朝、烏が鳴くまでに返さなければならない金の意》日歩で借りて、借りた翌日にすぐ返すという条件の高利の金。
からす‐がみ【烏紙】
畳の縁布の下敷きに用いる紺黒色の和紙。
からす‐がわ【烏川】
群馬県西南部を流れる川。鼻曲山(標高1655メートル)に源を発し、途中鏑(かぶら)川・神流(かんな)川などと合流し...
から‐すき【唐鋤/犂】
1 柄が曲がっていて刃の広いすき。牛馬に引かせて田畑を耕すのに用いる。うしぐわ。 2 「唐鋤星」の略。