お‐じ【小父】
よその年配の男性を呼ぶ語。「おじさん」「おじさま」などの形で用いる。⇔小母(おば)。
お‐じ【老翁】
《「小父(おじ)」と同語源》年老いた男。おきな。「あしひきの山田守(も)る—置く蚊火の下焦がれのみ我(あ)が恋ひ居...
お‐じ【伯父/叔父】
《「小父(おじ)」と同語源》父母の兄や弟。また、父母の姉妹の夫。父母の兄には「伯父」、弟には「叔父」の字を用いる。...
お‐じ【祖父】
《「おおじ」の音変化》父母の父。そふ。〈色葉字類抄〉⇔祖母(おば)。
お‐じい【御爺】
《「おじいさん」の略》祖父または老年の男性を親しんでいう語。
お‐じい‐さま【御祖父様】
祖父を敬っていう語。⇔御祖母様(おばあさま)。
お‐じい‐さま【御爺様】
老年の男性を敬っていう語。⇔御婆様(おばあさま)。
お‐じい‐さん【御爺さん】
老年の男性を親しみ、また敬っていう語。⇔御婆(おばあ)さん。
お‐じい‐さん【御祖父さん】
祖父(そふ)を親しみ敬っていう語。⇔御祖母(おばあ)さん。
おじいさんのランプ【おぢいさんのランプ】
新美南吉の第1童話集。昭和17年(1942)刊。著者の生前に刊行された唯一の作品集。表題作のほか、「ごんごろ鐘」「...
じいちゃん‐こ【祖父ちゃん子】
家族のなかで、特に祖父のことが好きな子。または、特に祖父にかわいがられている子。おじいちゃん子。
おじ‐おじ【怖じ怖じ】
[副](スル)恐れるさま。おずおず。おどおど。「いいわけもあとやさき、—して」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
おじ‐おそ・れる【怖じ恐れる】
[動ラ下一][文]おぢおそ・る[ラ下二]ひどく恐れる。おびえ恐れる。「お島の権幕に—・れたように悄々(すごすご)出...
お‐じか【牡鹿/雄鹿】
《「おしか」とも》雄のシカ。《季 秋》⇔牝鹿(めじか)。
お‐じかん【御時間】
相手を敬ってその空き時間をいう語。「—がございましたら」
おじ‐がたき【伯父敵】
歌舞伎の役柄の一。お家騒動などの狂言に登場する悪い伯父の役。伯父悪(おじあく)。
お‐じき【御直】
1 貴人が自分から直接に物事をすること。直接。おじきじき。「仮屋奉行夜廻り—の御用承り」〈浄・会稽山〉 2 「御直...
おじ‐き【伯父貴/叔父貴】
おじを親しんで、また敬っていう語。
おじき‐しゅう【御直衆】
直参(じきさん)の敬称。
お‐じぎ【御辞儀】
[名](スル)《「辞儀」の美化語》 1 頭を下げて礼をすること。頭を下げてするあいさつ。「深々と—する」 2 辞退...
おじぎ‐そう【御辞儀草/含羞草】
マメ科の小低木。園芸では一年草として扱われ、高さ20〜90センチ。葉は羽状複葉で、物が触れると急に閉じて葉柄から垂...
おじ・く【怖く】
[動カ下二]「おじける」の文語形。
おじ‐け【怖気】
怖がる気持ち。恐怖心。おぞけ。「—がつく」「—をふるう」
おじけ‐だ・つ【怖気立つ】
[動タ五(四)]恐怖心が生じる。おじけづく。「敵の気迫に—・つ」
おじけ‐づ・く【怖気付く】
[動カ五(四)]恐ろしいという気持ちになる。恐怖心がわいて、ひるむ。「怪しい物音に—・く」
おじ・ける【怖ける】
[動カ下一][文]おぢ・く[カ下二]怖がってびくびくする。恐れてしりごみする。「爆音に—・けて逃げる」
おじ‐ご【伯父御/叔父御】
おじを敬っていう語。
おじ‐さま【小父様】
よその年配の男性を敬っていう語。→小父さん「よその—が、馬のたづなをとり」〈三重吉・かたつむり〉
おじ‐さま【伯父様/叔父様】
「おじ(伯父・叔父)」を敬っていう語。⇔おば(伯母・叔母)さま。
おじ‐さん【小父さん】
1 よその年配の男性を親しんでいう語。「—、そのボールを取ってよ」⇔小母(おば)さん。 2 子供に対して、大人の男...
おじ‐さん【伯父さん/叔父さん】
「おじ(伯父・叔父)」を敬い親しんでいう語。⇔おば(伯母・叔母)さん。
おじさん‐こうぶん【小父さん構文】
メールやSNSなどでの、中高年男性に特有の文章や言葉遣い。
お‐じじ【御祖父/御爺】
祖父または老年の男性を親しんでいう語。⇔おばば。
おじじゃ‐ひと【伯父者人/叔父者人】
《おじである人の意。「者」は当て字》おじ。おじさん。おじじゃもの。「内々—も、某が参宮いたすならば、同道いたしたい...
おじぞう‐さん【御地蔵さん】
地蔵菩薩(ぼさつ)やその像を敬い親しんで呼ぶ語。「辻の—」
おじ‐ちゃん【小父ちゃん/伯父ちゃん/叔父ちゃん】
1 (小父ちゃん)「小父さん」を、親しんでいう語。「隣の—」 2 (伯父ちゃん・叔父ちゃん)「伯父(叔父)さん」を...
おじのぼち【伯父の墓地】
安岡章太郎の短編小説。平成2年(1990)「文芸春秋」誌に発表。第18回川端康成文学賞受賞。
お‐じま【小島】
小さな島。おしま。こじま。
おじま‐すけま【小島祐馬】
[1881〜1966]中国思想史家。高知の生まれ。京大教授、京大人文科学研究所初代所長。著作に「古代支那研究」「中...
お‐じめ【緒締め】
袋・巾着(きんちゃく)などの口にまわした緒を束ねて締めるための具。多くは球形で、玉・石・角・練り物などで作る。緒止め。
お‐ジャガ【御ジャガ】
「ジャガ芋」をいう女性語。
お‐じゃま【御邪魔】
[名](スル)《相手の仕事の邪魔をする意から》人の家などを訪問することをへりくだっていう語。訪問した時や帰る時のあ...
おじゃま‐むし【御邪魔虫】
その場にいては困る人のことを、ふざけていう語。
お‐じゃみ
お手玉1のこと。
おじゃ・る
[動ラ四]《「おいである」の音変化》 1 「来る」「行く」「居る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「身どもが...
おじゃれ
《動詞「おじゃる」の命令形から。客を「おじゃれ」といって呼び込んだところから》江戸時代、宿場の宿屋で客引きや売春を...
お‐じゃん
《昔、火事が鎮火したときに打った半鐘の一点打の音からという》物事が中途でだめになること。「計画が—になる」
お‐じや
《女房詞から》味噌汁などで煮たかゆ。雑炊。「じや」は煮える音とも、「じやじや」と時間をかけて煮るからともいう。《季 冬》
お‐じゅう【御重】
重箱を丁寧にいう語。もと女性語。
お‐じゅうや【御十夜】
⇒十夜(じゅうや)