くわ【桑】
クワ科クワ属の落葉高木の総称。ヤマグワ・カラクワ・ロソウなどで、品種も多い。葉は卵形で先がとがり、切れ込みのあるも...
くわ【鍬】
農具の一。刃のついた平たい鉄の板に柄をつけたもの。田畑を掘り起こしたり、ならしたりする。風呂鍬(ふろぐわ)と金鍬(...
く‐わ【句話】
俳諧に関する話。俳話。
く‐わ
[感]《「こは」の音変化という》相手の注意を引こうとするときに発する語。さあ。これは。ほら。「—、これを御覧ぜよ」...
くわい【慈姑】
1 オモダカ科の多年草。泥中に茎の基部から四方に地中枝を出し、その先に、球形で先にくちばし状の芽をもつ淡藍色の塊茎...
クワイア
教会の聖歌隊。「—ボーイズ」
くわい‐あたま【慈姑頭】
《クワイの芽が出た形に似ているところから》江戸時代、町医者などが結った髪形の一。総髪を後頭部で束ね、先を短く垂れ下...
クワイエット‐ピリオド
⇒沈黙期間2
クワイ‐がわ【クワイ川】
《Kwai》タイ西部の川。長さ240キロメートル。タイ・ミャンマー国境のテナセリム山地に源を発し、メークローン川に...
クワイがわ‐てっきょう【クワイ川鉄橋】
タイ西部の町カンチャナブリーの北西郊、クワイ川(クワイヤイ川)に架かる橋。日本軍が連合軍捕虜を使って建設した泰緬(...
くわ‐いじり【鍬弄り】
《鍬をいじる程度の意から》楽しみで、趣味程度の畑仕事をすること。
くわ‐いちご【桑苺】
《イチゴに似ているところから》桑の実のこと。
くわ‐いれ【鍬入れ】
1 ⇒鍬初(くわはじ)め 2 開墾や新築工事・植樹などの際に、儀礼的にその土地に鍬を入れること。また、その儀式。
くわ‐いろ【桑色】
薄い黄色。
クワイン
[1908〜2000]米国の論理学者・哲学者。ハーバード大教授。論理実証主義を批判し、記号論理学の分野に大きな功績...
くわ・う【加ふ】
[動ハ下二]「くわ(加)える」の文語形。
くわ・う【銜ふ/啣ふ/咥ふ】
[動ハ下二]「くわ(銜)える」の文語形。
くわうる‐に【加うるに】
[接]それまで述べた事柄に、さらに追加して他の事柄を述べる場合に用いる。さらに。そのうえ。それだけでなく。
くわえ【加え】
1 増しふやすこと。 2 酒を銚子などに注ぐこと。また、注ぐのに用いる器。「銚子、—の酒過ぎて」〈浮・一代男・八〉...
くわえ【銜え】
くわえること。多く、名詞の上に付いて、複合語として用いる。
くわえ‐ギセル【銜えギセル】
キセルに手を添えないで、口にくわえたままタバコを吸うこと。
くわえ‐こ・む【銜え込む】
[動マ五(四)] 1 歯や唇で奥深くしっかりとくわえる。「パイプを—・む」 2 女が男を連れ込む。引っ張り込む。「...
くわえ‐ざん【加え算】
足し算のこと。寄せ算。
くわえ‐タバコ【銜えタバコ】
巻きタバコに手を添えないで、口にくわえたままで吸うこと。
くわ‐えだしゃく【桑枝尺】
シャクガ科の昆虫。翅(はね)は黒色または黒褐色で、黒色の斜めの帯がある。幼虫は尺取虫で、桑の葉を食べ、成長すると約...
くわえ‐めん【銜え面】
1 面の内側にある突起を口にくわえてかぶる面。 2 歌舞伎で、顔をそぎ落とされる場面に用いる張り子の仮面。たもとや...
くわえ‐ようじ【銜え楊枝】
楊枝を口にくわえること。飲食のあとのようすや気どったようすにいう。
くわ・える【加える】
[動ア下一][文]くは・ふ[ハ下二] 1 今まであるものに、さらに他のものを添えて合わせる。現在あるものの上に付け...
くわ・える【銜える/啣える/咥える】
[動ア下一][文]くは・ふ[ハ下二] 1 口に軽く挟んで支える。「楊枝(ようじ)を—・える」「物欲しそうに指を—・...
クワオアー
太陽系外縁天体の一つ。カイパーベルト天体に属す。2002年、パロマー山天文台からの観測で発見された。名の由来はアメ...
くわ‐かみきり【桑天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は黒褐色で、黄灰色の毛が密生する。幼虫は桑・イチジク・ビワなどの幹を食い、穴をあける。北海...
くわ‐がた【鍬形】
1 《鍬をかたどったところから》兜(かぶと)の前部につけて威厳を添える前立物(まえだてもの)の一。金属や練り革で作...
くわがた‐いし【鍬形石】
古墳時代の腕飾り。碧玉(へきぎょく)製で、鍬の刃の形に似る。権威の象徴あるいは宝器と推定され、西日本の古墳にみられる。
くわがた‐けいさい【鍬形蕙斎】
⇒北尾政美(まさよし)
くわがた‐そう【鍬形草】
オオバコ科の多年草。山地の樹林下に生え、高さ12〜19センチ。春から夏にかけ、淡紅白色の花を総状につける。実は平た...
くわがた‐の‐かぶと【鍬形の兜】
鍬形1をつけた兜。
くわがた‐むし【鍬形虫】
甲虫目クワガタムシ科の昆虫の総称。体はやや平たくて長く、雄は頭の先に大形のあごを突き出し、兜(かぶと)の鍬形に似る...
くわき‐げんよく【桑木厳翼】
[1874〜1946]哲学者。東京の生まれ。京大・東大教授。西洋哲学史、特にカント哲学の紹介に尽力。著「哲学概論」...
くわ‐きじらみ【桑木虱】
キジラミ科の昆虫。体長3〜4ミリ。前翅は幅が広く楕円形で、触角や脚は短い。体は黄緑色で、成熟すると茶褐色になる。若...
くわ‐くさ【桑草】
クワ科の一年草。荒れ地や畑に生え、高さ約40センチ。茎に微毛がある。葉は桑に似て卵形で、ざらざらしている。秋、淡緑...
く‐わけ【区分け】
[名](スル)全体をいくつかに小さく分けること。くぶん。「荷物を地域別に—する」
くわ‐こ【桑子】
《「くわご」とも》蚕(かいこ)の別名。
くわ‐ご【桑蚕/野蚕】
カイコガ科の昆虫。野生の蚕(かいこ)といわれ、成虫・幼虫ともカイコガに似るが全体に暗褐色。幼虫は桑の葉を食う。成虫...
くわ‐ざけ【桑酒】
1 桑の実でつくった赤色の酒。 2 桑の実や樹皮・根の煎じ汁を加えたリキュール。薬酒の一。
くわ・し【細し/美し】
[形シク]繊細で美しい。こまやかで美しい。「走り出の宜しき山の出で立ちの—・しき山ぞ」〈万・三三三一〉
くわし・い【詳しい/委しい/精しい】
[形][文]くは・し[シク]《「くわ(細)し」と同語源》 1 細かいところまで注意や調査などがよく行き渡っている。...
くわ‐した【鍬下】
荒地を切り開いて田畑にするまでの期間。
くわした‐ねんき【鍬下年季/鍬下年期】
1 江戸時代、開墾中の土地に一定の期間、租税を免除したり軽減したりしたこと。 2 明治の地租改正後、原地価または国...
くわしほこちだる‐くに【細戈千足国】
《「くわしほこ」は精巧な武器、「ちだる」は十分備わっている意》日本国の美称。
くわし‐め【美し女/細し女】
美しい女。美人。「賢(さか)し女を有りと聞かして—を有りと聞こして」〈記・上・歌謡〉