おう‐げんき【王原祁】
[1642〜1715]中国、清初の画家。太倉(江蘇省)の人。字(あざな)は茂京(もきょう)、号は麓台。祖父の王時敏...
おう‐こ【往古】
《古くは「おうご」》過ぎ去った昔。大昔。往昔(おうせき)。「—はイザ知らず、凡(およ)そ五世以降」〈福沢・福翁自伝〉
おう‐こ【枉顧】
まげて顧みること。相手の来訪を敬っていう語。枉駕(おうが)。
おうご【朸】
《「おうこ」とも》物を担う棒。てんびん棒。和歌では多く「会ふ期(ご)」に掛けて用いる。「人恋ふることを重荷とになひ...
おう‐こう【王公】
王と諸公。また、身分の高い人。
おう‐こう【王后】
きさき。皇后。
おう‐こう【王侯】
王と諸侯。
おう‐こう【往航】
目的地に行くときの運航。往路の航海や飛行。⇔復航。
おう‐こう【横行】
[名](スル) 1 自由気ままに歩きまわること。「やくざが街を—する」 2 悪事がしきりに行われること。ほしいまま...
おうこう‐かっぽ【横行闊歩】
[名](スル)自由気ままに大手を振って歩くこと。また、ほしいままに振る舞うこと。「天下の大道を—する」
おうこう‐けっちょう【横行結腸】
大腸の主要部分である結腸の一部。腹部の右側にある上行結腸の上部と、左側にある下行結腸の上部とをつなぐ部分。胃の下側...
王侯(おうこう)将相(しょうしょう)寧(いずく)んぞ種(しゅ)あらんや
《「史記」陳渉世家から》王侯や将軍・宰相となるのは、家柄や血統によらず、自分自身の才能や努力による。
おうこう‐ぞく【王公族】
王族と公族。韓国併合後、旧韓国皇帝の一族とその子孫に与えられた称号。日本国憲法施行により廃止。→王族 →公族
王侯(おうこう)に事(つか)えずその事(こと)を高尚(こうしょう)にす
《「易経」蠱卦から》仕官を求めず、閑居して志を高潔にし、世間の俗事から離れ、孤高を守った生活をする。
おう‐こく【王国】
1 王を主権者とする国。「デンマーク—」 2 その物事が非常な勢力をもって栄えている組織・地域をたとえていう。「野球—」
おう‐こく【横谷】
山脈を直角に横切る谷。一般に峡谷をなすことが多い。⇔縦谷(じゅうこく)。
おう‐こく【鶯谷】
《「詩経」小雅・伐木から》鶯(うぐいす)が谷にいること。また、鶯のすむ谷。転じて、世の中にまだ名も知られず出世もし...
おう‐こくい【王国維】
[1877〜1927]中国、近代の歴史学者。海寧(浙江省)の人。字(あざな)は静安。号は観堂。西欧の哲学を学び、そ...
おう‐ご【応護/擁護】
仏語。衆生の祈願に応じて、仏や菩薩(ぼさつ)が守り助けること。
おう‐ご【押後/押伍】
戦陣のあとおさえ。しんがり。
おう‐ご【鶯語】
鶯(うぐいす)の鳴き声。
おう‐ごん【黄芩】
コガネバナの根。漢方で、解熱・嘔吐(おうと)・腹痛・下痢などに用いる。
おう‐ごん【黄金】
1 こがね。きん。「—の仏像」 2 金銭。貨幣。特に、大判の金貨。「—崇拝」 3 価値のある貴重なもの。「—の日々...
おうごん‐かいがん【黄金海岸】
《Gold Coast》アフリカ西部、ギニア湾岸の一地域。旧英領植民地で、現在のガーナ共和国。ゴールドコースト。
おうごんかいがんのかんしゅう【黄金海岸の慣習】
《原題Gold Coast Customs》シットウェルの長編詩。1929年刊。
おうごん‐かずら【黄金葛】
サトイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は長楕円形でつやがあり、茎とともに黄金色の斑(ふ)が入っている。ソロモン諸...
おうごん‐かぶ【黄金株】
株主総会や取締役会での決定事項について拒否する権利が付与された株式。保有者は敵対的買収による合併など重要事項の議決...
おうごんかめん【黄金仮面】
江戸川乱歩の長編推理小説。昭和5年(1930)から翌昭和6年(1931)にかけて「キング」誌に連載。フランスの作家...
おうごんきょうじだい【黄金狂時代】
《The Gold Rush》米国の映画。1925年作。モノクロサイレント作品。監督・脚本・主演はチャップリン。ゴ...
おうごん‐こみち【黄金小道】
《Zlatá ulička》チェコの首都プラハのプラハ城内にある細い石畳の小道。名称は神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が...
おうごん‐さんち【黄金山地】
《Zolotïe gory/Золотые горы》⇒アルタイのゴールデンマウンテン
おうごん‐しゅうかん【黄金週間】
「ゴールデンウイーク」に同じ。《季 春》
おうごん‐じいん【黄金寺院】
⇒ハリマンディルサーヒブ
おうごん‐じだい【黄金時代】
《golden age》 1 古代ギリシャの詩人ヘシオドスが人類の歴史を金・銀・銅・鉄の4期に分けた、その第1期。...
おうごんでんせつ【黄金伝説】
《(ラテン)Legenda Aurea》キリスト教聖者の伝記集成。ジェノバの大司教ヤコブス=デ=ウォラギネが13世...
おうごん‐どうろ【黄金道路】
北海道を走る国道336号線の、襟裳岬から広尾町へ至る区間の呼び名。昭和9年(1934)開通。建設に莫大な費用がかか...
おうごんのかいだん【黄金の階段】
《原題、The Golden Stairs》バーン=ジョーンズの絵画。カンバスに油彩。楽器を手にした女性たちが、ら...
おうごんのかじつ【黄金の果実】
《原題、(フランス)Les Fruits d'or》サロートの小説。1963年刊。翌1964年、国際出版社賞(フォ...
おうごん‐の‐こやね【黄金の小屋根】
《Goldenes Dachl》オーストリア西部の都市インスブルックにある建物。旧市街に位置する。15世紀末、神聖...
おうごん‐の‐さんかくちたい【黄金の三角地帯】
ミャンマー・タイ・ラオスの国境にまたがる山岳地帯。かつてケシの大栽培地として知られた。近年、観光開発が進められてい...
おうごんのしかく【黄金の死角】
⇒白昼の死角
おうごん‐の‐じゅつ【黄金の術】
昔、中国で、丹砂を練って黄金とし、不老不死の薬にすると信じられていた神仙の術。
おうごんのつぼ【黄金の壺】
《原題、(ラテン)Aulularia》プラウトゥスの戯曲。モリエールの「守銭奴」の種本として知られる。 《原題、(...
おうごん‐の‐はだえ【黄金の膚】
1 仏の三十二相の一。仏の身体の黄金色の肌。 2 極楽に往生した人の肌。
おうごんのひび【黄金の日日】
城山三郎の長編歴史小説。昭和53年(1978)刊。安土桃山時代の貿易商、納屋助左衛門を中心に、堺(さかい)商人たち...
おうごん‐の‐もん【黄金の門】
《Zoloti vorota/Золоті ворота》ウクライナの首都キーウの市街中心部にある門。11世紀前半...
おうごんのろば【黄金のろば】
《原題、(ラテン)Asinus aureus》ローマの作家、アプレイウスによる古典ラテン語の小説「変身物語」の別題。
おうごん‐の‐わ【黄金の環】
《Zolotoye kol'tso/Золотое кольцо》ロシア連邦、首都モスクワの北東近郊にある古都の総...
おうごんバット【黄金バット】
紙芝居の主人公。黄金の骸骨(がいこつ)マスクに赤マント姿が子供の人気を呼んだ。昭和5年(1930)秋、鈴木一郎作、...
おうごん‐ひ【黄金比】
線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率。1対1.618をいう。...