おい‐か・ける【追(い)掛ける】
[動カ下一][文]おひか・く[カ下二] 1 先に行くものに追いつこうとして、あとから追う。おっかける。「先発隊を—...
おい‐かぜ【追(い)風】
1 後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。おいて。順風。⇔向かい風。 2 有利な状況。後押しとなる出来事。「参院...
おいかぜ‐さんこうきろく【追(い)風参考記録】
陸上競技で、追い風2メートルを超えるなかで出した記録のこと。正式な記録とは認められず、参考記録となる。追い風参考。
おいかぜ‐はんえん【追(い)風半円】
⇒可航半円
おいかぜ‐ようい【追ひ風用意】
通りすぎたあとによいかおりが漂うように、着物に香をたきしめること。「寝殿より御堂の廊に通ふ女房の—など」〈徒然・四四〉
おい‐かぶさ・る【覆い被さる】
[動ラ五(四)]「おおいかぶさる」の音変化。「大きな枝が道の両側から—・る」
おい‐かわ【負(い)革】
1 物を背負うための袋物の革帯。 2 銃を背負ったり、射撃の際に腕と銃とを固定するために用いるベルト。
おい‐かわ【追河】
コイ科の淡水魚。全長約15センチ。体は長く側扁し、背は暗緑色、腹は銀白色。6〜8月の産卵期の雄には、濃い赤と青の婚...
おい‐かんむり【老冠】
漢字の冠の一。「考」「者」などの「耂」、「耄」などの「老」の称。老頭(おいがしら)。
おい‐がき【追(い)書(き)】
手紙で、本文の後に付け足して書くこと。また、その文。追伸。追って書き。
おい‐がしら【老頭】
⇒老冠(おいかんむり)
おい‐がつお【追い鰹】
鰹節でとった出し汁にさらに鰹節を加えること。うまみを増すためで、煮物に使う。差し鰹。
おい‐き【老い木】
年数のたった木。老木(ろうぼく)。老樹。
おい‐きた
[感]呼びかけなどに、すぐさま応じるときの語。よしきた。ほいきた。
老(お)い木(き)に花(はな)
一度衰えたものがまた栄えることのたとえ。
オイキムチ
《(朝鮮語)》キュウリのとうがらし漬。キュウリを使ったキムチ。→キムチ
おい‐きり【追(い)切り】
競馬で、出走の数日前に、仕上げの調教として馬を走らせること。
オイギンス‐こ【オイギンス湖】
《Lago O'Higgins》サンマルティン湖のチリ側での呼称。
おい‐くずお・る【老い頽る】
[動ラ下二]年をとってよぼよぼになる。老いぼれる。「色好みの—・れたる」〈枕・一六三〉
おい‐くち【追(い)口】
樹木を伐採するとき、倒そうとする側と反対の側。⇔受け口。
おい‐く・ちる【老(い)朽ちる】
[動タ上一][文]おいく・つ[タ上二]年をとって、役に立たなくなる。年をとって、むなしく過ごす。「世に迎えられるこ...
お‐いくつ【御幾つ】
「幾つ1」の尊敬語・美化語。 [補説]「今年お幾つにおなりですか」は尊敬語、「お幾つ差し上げましょうか」は美化語。
お‐いくら【御幾ら】
「幾ら1」の美化語。「この品は—ですか」
おいけ‐どおり【御池通り】
京都市中央部を東西に走る幹線道路の呼び名。京都市役所前を通り、祇園祭では山鉾(やまぼこ)巡行、時代祭では仮装行列が...
オイケン
[1846〜1926]ドイツの哲学者。19世紀後半の唯物論的、自然主義的風潮に反対し、精神生活の再評価を説いて新理...
オイゲノール
丁子(ちょうじ)油などに含まれる香気のある淡黄色の液体。香料・化粧品や歯科用消毒剤に用いる。ユージノール。化学式C...
エールリヒ
[1862〜1922]オーストリアの法学者。法社会学を提唱。社会団体の内面秩序としての法の探究が法学の任務と説く。...
ブロイラー
[1857〜1939]スイスの精神医学者。フロイトの精神分析を取り入れて精神病を研究した。スキゾフレニア(精神分裂...
おい‐こくら【追いこくら】
追いかけっこ。
おい‐こし【追(い)越し】
追い越すこと。多く自動車や船舶が前に走っているものを後ろから追い抜いて前方に出ること。「—車線」
おい‐こ・す【追(い)越す】
[動サ五(四)] 1 後ろから行って、先行するものを抜いてその前に出る。追い抜く。「前の車を—・す」 2 劣ってい...
おい‐こみ【追(い)込み】
1 追い込むこと。追い立てて中に入れること。 2 仕事などの最終段階で、全力を出してがんばること。また、その段階。...
おいこみ‐ば【追(い)込み場】
劇場などで、人数を制限せずに客を詰め込む、料金の安い観覧席。立ち見席の類。大入り場。
おいこみ‐りょう【追(い)込み漁】
仕掛けた網に人や漁船で魚やイルカなどを追い込んで獲る漁法。沖縄のトビウオ漁、紀州のクジラ漁など、伝統漁法として各地...
おい‐こ・む【老(い)込む】
[動マ五(四)]年をとって体力や気力が衰える。「まだ—・む年ではない」
おい‐こ・む【追(い)込む】
[動マ五(四)] 1 広い所にいるものを、追い立ててある場所に入れる。「牛を柵の中に—・む」 2 相手を苦しい立場...
おい‐こ・る【生ひ凝る】
[動ラ四]密生する。生い茂る。「つくろはせし草なども…うち捨てたりければ、—・りて」〈かげろふ・上〉
おい‐コン【追(い)コン】
「追い出しコンパ」の略。
おい‐ご【甥御】
他人の甥を敬っていう語。
おい‐ごえ【老い声】
盛りを過ぎて、老い衰えた声。「(鶯(うぐいす)ガ)夏、秋の末まで—に鳴きて」〈枕・四一〉
おい‐ごえ【追(い)肥】
種まきや移植したのちの作物の生育途中で施す肥料。一般に、速効性肥料を使用。補肥(ほひ)。ついひ。→基肥(もとごえ)
おい‐さき【生い先】
子供などが成長していく将来。行く末。「—が楽しみな子」
おい‐さき【老い先】
年とった人の、これからの人生。余生。「—が短い」
生(お)い先(さき)遠(とお)・し
これから先の人生が長い。「—・き人さへ、かくいささかにても世を思ひ湿り給へれば」〈源・少女〉
おい‐さらば・う【老いさらばふ】
[動ハ四]⇒老いさらぼう
おい‐さらば・える【老いさらばえる】
[動ア下一]《「おいさらぼう」から変化したもの》年をとってみすぼらしくなる。年老いてよぼよぼする。「—・えて別人の...
おい‐さらぼ・う【老いさらぼう】
[動ワ五(ハ四)]「老いさらばえる」に同じ。「きわめて—・うてその女が戻ってきた」〈柳田・山の人生〉
おい‐ざけ【追い酒】
酒を十分に飲んだうえに、さらに飲む酒。
おい‐ざま【生ひ様】
草木の生えているようす。「そそけたる葦の—など」〈源・梅枝〉
お‐いし・い【美味しい】
[形]《味がよい意の女房詞「いしい」に接頭語「お」の付いたもの》 1 食べ物の味がよい。美味だ。「うまい」に比べて...