おしくら‐まんじゅう【押し競饅頭】
子供の遊びの一。大ぜいが1か所に固まり、互いに押し合って、倒れたり押し出されたりした者を負けとする。おしくらべ。お...
おし‐ぐま【押し隈】
歌舞伎俳優の顔面の隈取りを、紙または布を当てて写し取ったもの。
おしけ‐く【惜しけく】
《形容詞「お(惜)し」のク語法》惜しいこと。「かくのみし恋ひし渡ればたまきはる命も我は—もなし」〈万・一七六九〉
おしけ・し【惜しけし】
[形ク]《「惜しけく」の形容詞化》惜しい。「紫のゆゑに心をしめたればふちに身なげむ名やは—・き」〈源・胡蝶〉
おし‐げ【惜しげ】
[名]惜しむ気持ち。「—もなく与える」 [形動ナリ]惜しいと思わせるさま。「みづらゆひ給へるつらつき、顔のにほひ、...
おしこうじ‐どおり【押小路通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。御池通り北側の小路で、東の木屋町通りから西の千本通りに至る。全長約2.6キロ。...
オシコシ
⇒オシュコシュ
おし‐こみ【押(し)込み】
1 無理に入れること。また、無理に入り込むこと。 2 人家に押し入って金品を強奪すること。また、その賊。強盗。押し...
おしこみ‐かたさ【押(し)込み硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)を測定する硬さ試験の一種。試験材料に物体を押し込み、そのくぼみの深さや面積...
おしこみ‐こうど【押(し)込み硬度】
⇒押し込み硬さ
おしこみ‐ごうとう【押(し)込み強盗】
他人の家に押し入って、金銭や品物を奪い取ること。また、その者。押し込み。
おしこみ‐つうふう【押(し)込み通風】
1 炉やボイラーなどで、燃料の燃焼に必要な空気を強制的に送り込む装置。蒸気の圧力などを利用して行う。 2 室内の換...
おしこみ‐はんばい【押(し)込み販売】
企業などが、取引先から注文された数量以上の商品、または注文されていない商品を強引に売りつけること。売上目標の達成や...
おし‐こ・む【押(し)込む】
[動マ五(四)] 1 押して中へ入れる。無理に入れる。詰め込む。「本をかばんに—・む」 2 無理に入り込む。押しか...
おし‐こめ【押(し)込め】
1 無理に入れること。 2 江戸時代の刑罰の一。一定期間自宅に閉じ込めて外出を禁じるもの。武士のほか庶民にも科した。
おし‐こ・める【押(し)込める】
[動マ下一][文]おしこ・む[マ下二] 1 押して、中のほうへ入れる。無理に入れる。押し込む。「がらくたを物置に—...
おし‐こ・る【押し凝る】
[動ラ四]集まってひとかたまりとなる。一団となる。「女房三十人ばかり—・りて」〈源・葵〉
おし‐ころ・す【押(し)殺す/圧し殺す】
[動サ五(四)] 1 おさえつけて殺す。圧殺する。 2 感情などをおさえつけて、外へ表れないようにする。「笑いを—...
おし‐ごと【押し事】
無理を押しつけること。無理強い。「知ってゐながらこの叔母が—したるそのとがめ」〈浄・女腹切〉
おし‐ごと【推し言】
当てずっぽうにいう言葉。「さてはその事正体なし。此の人は—する人にこそと、沙汰(さた)ありて」〈著聞集・一一〉
おし‐さ・げる【押(し)下げる】
[動ガ下一][文]おしさ・ぐ[ガ下二] 1 押して下の方へさげる。「揚げ戸を—・げる」 2 心を落ち着かせる。気持...
おし‐さん【御師さん】
《「御師匠さん」の略》「師匠」を敬い親しんでいう語。
おし‐しずま・る【押(し)静まる】
[動ラ五(四)]物音も立てず、静かになる。「迫真の演技に観客は—・った」
おし‐しず・める【押(し)沈める】
[動マ下一][文]おししづ・む[マ下二] 1 力を込めて沈ませる。「桶(おけ)を川へ—・める」 2 故意に待遇を悪...
おし‐しず・める【押(し)鎮める】
[動マ下一][文]おししづ・む[マ下二]落ち着かせる。鎮める。「二人が中に割って入り、ようよう—・めた」〈蘆花・思...
おし‐すす・める【押(し)進める】
[動マ下一][文]おしすす・む[マ下二]押して前進させる。
おし‐すす・める【推(し)進める】
[動マ下一][文]おしすす・む[マ下二]物事をはかどらせる。発展させていく。推進する。「計画を—・める」「この考え...
おし‐す・る【押し摩る】
[動ラ四]押しもむ。すり合わせる。「手を—・りて聞こえゐたり」〈源・行幸〉
おし‐ずし【押し鮨】
押し枠の中に鮨飯を詰め、その上に具をのせて押してつくる鮨。何段にも重ねたもの、1日〜数日寝かせたものもある。熟(な...
お‐しずまり【御静まり/御寝】
「寝ること」の意の尊敬語。おやすみ。「—に成った処を御迷惑をかけました」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
おし‐ずもう【押(し)相撲】
1 相撲で、押しの技を使うこと。また、その技を使った相撲。 2 子供の遊びの一。地面にかいた円の中で押し合い、外に...
おしず‐れいざ【お静礼三】
歌舞伎狂言。本名題「契情曽我廓亀鑑(けいせいそがくるわかがみ)」。世話物。9幕。河竹黙阿弥作。慶応3年(1867)...
おし‐せま・る【押(し)迫る】
[動ラ五(四)]まぢかに迫る。「暮れも—・った一二月二八日」「締め切りが—・る」
おし‐ぜみ【唖蝉】
鳴かないセミ。雌のセミ。《季 夏》
おし‐ぞめ【捺し染(め)】
「なっせん(捺染)」に同じ。
お‐した【御下】
1 天皇が食べた食事の残り。おさがり。おろし。 2 昔、宮中に仕えた女房のうち、格式の最も下の者。下﨟(げろう)。...
おし‐たおし【押(し)倒し】
相撲のきまり手の一。双筈(もろはず)で押すか、片手を筈にするか、片手を浅く差して片手でおっつけるかして、相手を後ろ...
おし‐たお・す【押(し)倒す】
[動サ五(四)]押して転ばす。押して倒す。「立ち木を—・す」
お‐したし【御浸し】
「おひたし」の音変化。
お‐したじ【御下地】
「下地4」の美化語。醤油(しょうゆ)。
おし‐た・つ【押し立つ】
[動タ四] 1 どっしりと立つ。「不動、火炎の前に—・ち」〈沙石集・二〉 2 相手の気持ちを考えずに、無理押しする...
おし‐た・てる【押(し)立てる】
[動タ下一][文]おした・つ[タ下二] 1 勢いよく立てる。高く掲げる。おったてる。「応援旗を—・てて声援する」 ...
おした‐の‐わかいしゅ【御下の若い衆】
昔、歌舞伎の最下級の役者の呼び名。稲荷町(いなりまち)。
お‐しだ【雄羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。深山の樹林に自生。太い根茎から多数の葉が輪状に出て、葉は長さ1〜1.5メートルあり、羽状複...
おし‐だい【押し鯛/圧し鯛】
タイの身を酢に通してから塩をして押した食品。
おし‐だし【押(し)出し】
1 押して外へ出すこと。 2 人目に映るその人の姿や態度。風采。「—がいい」 3 相撲のきまり手の一。双筈(もろは...
おしだし‐ぶつ【押出仏】
仏像造法の一。半肉彫りの原型の上に薄い銅板を置き、鎚(つち)で打って原型と同じ像形を浮き出させるもの。また、その像...
おし‐だ・す【押(し)出す】
[動サ五(四)] 1 押して中から外へ出す。「土俵の外へ—・す」 2 いちだんと強く打ち出す。目立つようにする。「...
おし‐だま・る【押(し)黙る】
[動ラ五(四)]黙ってしまう。むっつりとしたまま口をきかないでいる。「何を聞かれても—・っていた」
おしち【お七】
⇒八百屋(やおや)お七