ほうしゃせんかんり‐てちょう【放射線管理手帳】
原子力発電所や再処理施設などの原子力施設で作業に従事する人が所持する手帳。放射線従事者中央登録センターが主体となり...
ほうしゃせん‐きょようりょう【放射線許容量】
人体に対する放射線の許容量。放射線被曝(ひばく)防護については線量当量限度が用いられている。
ほうしゃせん‐ぎし【放射線技師】
《「診療放射線技師」の略称》病院などでX線撮影・MRI検査・CT検査・放射線治療などを担当する技師。国家資格。
ほうしゃせんぎょうむ‐じゅうじしゃ【放射線業務従事者】
X線装置・加速器・電離放射線発生装置などの使用、放射性物質等の取り扱い、原子炉の運転、核原料物質の採掘など、労働安...
ほうしゃせん‐けんしゅつき【放射線検出器】
⇒放射線測定器
ほうしゃせん‐げん【放射線源】
放射線の発生源をいう。放射性同位体・加速器・原子炉など。線源。
ほうしゃせん‐さっきん【放射線殺菌】
電子線やγ(ガンマ)線を照射して行う殺菌法。
ほうしゃせん‐しょうがい【放射線障害】
放射線の被曝(ひばく)によって健康な生体に起こる障害。造血器・生殖器・腸管・皮膚が障害を受けやすい。
ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】
X線・γ(ガンマ)線・電子線などの放射線の照射によって引き起こされる重合反応。常温・常圧でも起こるので、各種の高分...
ほうしゃせん‐せいぶつがく【放射線生物学】
紫外線・X線や中性子線などの放射線が生物個体あるいは組織・細胞・分子などに及ぼす作用を研究する科学分野。
ほうしゃせん‐そくていき【放射線測定器】
放射線量を測定する装置。ガイガーミュラー計数管、比例計数管、電離箱などがある。後者の二つは放射線の量だけでなく、エ...
ほうしゃせんそくてい‐しせつ【放射線測定施設】
⇒モニタリングポスト
ほうしゃせん‐そんしょう【放射線損傷】
放射線の照射による物質の損傷。原子炉の材料に格子欠陥などが生じ、外形や強度の変化、腐食の促進を引き起こす。β線やγ...
ほうしゃせん‐たい【放射線帯】
⇒バンアレン帯
ほうしゃせん‐たんしょう【放射線探傷】
X線・γ(ガンマ)線・β(ベータ)線などを材料に照射し、内部の欠陥などを調べる方法。透過放射線をフィルムや蛍光板に...
ほうしゃせん‐ちりょう【放射線治療】
⇒放射線療法
ほうしゃせんちりょう‐ほう【放射線治療法】
⇒放射線療法
ほうしゃせん‐でんち【放射線電池】
⇒原子力電池
ほうしゃせんとりあつかい‐しゅにんしゃ【放射線取扱主任者】
文部科学省が所管する国家資格。原子力安全技術センターが行う試験に合格し、所定の講習を修了後、免状が交付される。放射...
ほうしゃせん‐はっせいそうち【放射線発生装置】
荷電粒子を加速させることによって放射線を発生させる装置。サイクロトロン・シンクロトロン・リニアック・ベータトロンな...
ほうしゃせん‐ぶんかい【放射線分解】
放射線の影響により物質中の分子が分解すること。γ(ガンマ)線の照射によって水が水素や過酸化水素を生成するなど。ラジ...
ほうしゃせん‐ぼうご【放射線防護】
放射線による人体への障害の発生を防止するために、放射線への被曝から人体を守ること。
ほうしゃせんぼうご‐の‐さんげんそく【放射線防護の三原則】
国際放射線防護委員会(ICRP)が勧告する、放射線防護に関する3つの基本原則。行為の正当化(放射線被曝を伴う行為は...
ほうしゃせん‐りょう【放射線量】
物体に照射された放射線の量。→線量
ほうしゃせんりょう‐けい【放射線量計】
⇒線量計
ほうしゃせん‐りょうほう【放射線療法】
放射線を患部に照射して治療する方法。癌(がん)などを対象に、X線・γ(ガンマ)線・電子線・中性子線・アイソトープ(...
ほうしゃせんりょう‐りつ【放射線量率】
⇒空間放射線量率
ほうしゃ‐そうしょう【放射相称】
生物体の中心軸を通る相称面が3個以上あること。桜の花やヒトデなどにみられる。
ほうしゃそうしょう‐か【放射相称花】
花被が放射相称に配列している花。梅・キキョウなど多くのものにみられる。輻状(ふくじょう)相称花。輻射花。
ほうしゃ‐そく【放射束】
単位面積を単位時間内に通過する放射のエネルギーを測った量。単位はワット。観測者の目に感ずる可視光線の量を測る光束(...
ほうしゃ‐そしき【放射組織】
植物の維管束内を、木部・篩部を貫いて放射方向に水平に走る組織。形成層から作られ、柔細胞からなる。養分の通道などの役...
ほうしゃ‐ちょう【放射長】
荷電粒子が制動放射などをして減速する際、エネルギーが1/e(eは自然対数の底)に減少するまでに通過する平均距離。
ほうしゃ‐てん【放射点】
⇒輻射点
ほうしゃでんじ‐ざつおん【放射電磁雑音】
電子機器などが発する不要な電磁波。
ほうしゃ‐でんねつ【放射伝熱】
⇒熱放射
ほうしゃ‐とうきゅう【放射等級】
⇒輻射等級
ほうしゃ‐ねつ【放射熱】
ある物体から放出され、他の物体に吸収されてその温度上昇に使われる熱エネルギー。効果は可視光線・紫外線よりも赤外線に...
ほうしゃ‐ねんだい【放射年代】
⇒絶対年代
ほうしゃ‐ねんだいそくてい【放射年代測定】
天然に存在する放射性同位体が一定の割合で崩壊する性質を利用し、それらを含むものが形成された年代を測定すること。動植...
ほうしゃ‐のう【放射能】
放射線を出す性質、または能力。ある種の原子核は自発的に壊れてα線、β線、γ線などの放射線を放出し、別の安定した原子...
ほうしゃのう‐おせん【放射能汚染】
水爆や核実験、原子力施設などから放出される放射性物質によって、環境や生体・器物が不必要な放射線を受け、汚されること。
ほうしゃのうじょきょ‐フィルター【放射能除去フィルター】
原子力発電所の原子炉格納器からガスを外部に排出する際に、排気中の放射性物質を低減する装置。
ほうしゃのう‐せん【放射能泉】
泉質の一。ラジウムやラドンなどの放射性元素を多く含む温泉。代謝機能を促進し、高血圧症・婦人病などに効く。
ほうしゃのう‐ひょうしき【放射能標識】
1 放射性物質や放射線の発生装置を使用する区域、また放射性物質を保管する容器などに掲示・付与される産業安全標識。黄...
ほうしゃのう‐へいこう【放射能平衡】
⇒放射平衡2
ほうしゃのう‐りょう【放射能量】
放射能の強さ。単位にベクレルを用いて表す。
ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】
1 ある物体において、放射によるエネルギーの流出と流入とが釣り合っている状態。輻射平衡。 2 放射性元素の崩壊の系...
ほうしゃ‐ほう【放射法】
平板測量の一方法。1か所に平板を置き、方向と距離だけを測って縮図を作るもの。
ほうしゃめんえき‐そくてい【放射免疫測定】
⇒ラジオイムノアッセイ
ほうしゃ‐めんえきちりょう【放射免疫治療】
癌(がん)細胞と特異的に結合する抗体に放射性同位元素を結合させた薬剤を投与し、患者の体内で癌細胞に放射線を照射する...