おそ【獺】
カワウソの別名。「片身境(さか)うて—が食べてござる」〈虎明狂・鱸庖丁〉
お‐そ【悪阻】
つわり。
おそ【遅/鈍】
《形容詞「おそい」の語幹》心の働きの鈍いこと。愚か。まぬけ。「みやびをと我は聞けるをやど貸さず我を帰せり—のみやび...
おそ‐あき【晩秋】
秋のすえ。ばんしゅう。《季 秋》「—の静かなる落日(いりひ)のなかに」〈白秋・謀叛〉
おそ‐あし【遅足】
ゆっくり歩くこと。
おそい【襲】
1 上着。女房などが、袿(うちき)・打ち衣(ぎぬ)の上に着たもの。「御—はいづれをか奉らむ」〈宇津保・内侍督〉 2...
おそ・い【遅い/鈍い】
[形][文]おそ・し[ク] 1 物事の進む度合いが小さい。動作・進行などに時間がかかる。のろい。「列車の進み方が—...
おそい‐かか・る【襲い掛(か)る】
[動ラ五(四)]相手に向かって危害を加えようと突然向かっていく。「猛犬が—・ってきた」
おそい‐ちゅうせいし【遅い中性子】
⇒低速中性子
おそ・う【襲う】
[動ワ五(ハ四)] 1 不意に攻めかかる。不意に危害を加える。襲撃する。「敵を—・う」「寝込みを—・う」「暴漢に—...
おそ‐うし【遅牛】
《「おそうじ」とも》歩みの遅い牛。
お‐そうしき【御葬式】
「葬式」の尊敬語・美化語。 [補説]「お葬式に参列する」は尊敬語、「近所にお葬式があった」は美化語。
遅牛(おそうし)も淀(よど)早牛(はやうし)も淀(よど)
京を出発した牛は、歩みが遅くても速くても、結局、淀に着くことに変わりはない。ものに遅速はあっても、結果においては同...
おそうじ‐ロボット【御掃除ロボット】
⇒ロボット掃除機
お‐そうそう【御草草】
[形動][文][ナリ]客あしらいの粗末であるさま。あいさつ語として使う。「茶も注(い)れねえで、余(あんま)り—だ...
おそうそう‐さま【御草草様】
[形動][文][ナリ]「御草草」をさらに丁寧にいう語。
おそ‐うまれ【遅生(ま)れ】
4月2日から12月31日までに生まれたこと。また、その人。同じ年の早生まれの子供より1年遅く就学するところからいう...
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ち...
おそかれ‐はやかれ【遅かれ早かれ】
[副]時期に遅い早いの違いはあっても。いつかは。早晩(そうばん)。「—返事はよこすだろう」
おそ‐き【襲着/襲衣】
上に重ねて着る衣。上着。「栲衾(たくぶすま)白山風の寝なへども児ろが—のあろこそ良(え)しも」〈万・三五〇九〉
遅(おそ)きに失(しっ)・する
遅すぎて間に合わなくなってしまう。用をなさない。「救援は—・した」 [補説]「遅きに逸する」とするのは誤り。
おそき‐ひ【遅き日】
[連語]《「遅日(ちじつ)」を訓読みにした語》春の日。日なが。《季 春》
おそく‐とも【遅くとも】
[副]「遅くも」に同じ。「—明日には仕上がる」
おそくともじゅういちがつには【おそくとも十一月には】
《原題、(ドイツ)Spätestens im November》ドイツの小説家、ノサックの長編小説。1955年刊行。
おそく‐も【遅くも】
[副]遅くなったとしても。遅くとも。「—夕方までには帰る」
オソグボ
⇒オソボ
おそ‐ざき【遅咲き】
1 同類のものより時期が遅れて花が咲くこと。また、その草木。⇔早咲き。 2 世に出るのに時間のかかった人をたとえて...
おそ‐ざくら【遅桜】
遅咲きの桜。《季 春》「風声の下(お)り居の君や—/蕪村」
おそし‐さま【御祖師様】
祖師の尊称。特に、日蓮宗で日蓮の尊称。
おそ‐じも【遅霜/晩霜】
晩春・初夏のころの季節はずれの霜。晩霜(ばんそう)。
おそ‐ぢえ【遅知恵】
1 子供の知恵の発達のしかたが遅れていること。奥知恵。 2 事が終わったあとに出てくる知恵。あと知恵。
おそ‐で【遅出】
1 いつもより遅く出勤すること。⇔早出(はやで)。 2 遅番(おそばん)。⇔早出(はやで)。
お‐そなえ【御供え】
1 神仏に供える物。金・食品・花など。おそなえもの。お供物(くもつ)。 2 「御供え餅」の略。 [補説]書名別項。...
おそなえ【お供え】
吉田知子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は平成3年(1991)、「海燕」誌7月号に掲載。翌平成4年...
おそなえ‐もち【御供え餅】
正月や祭礼のときに、神仏に供える餅。鏡餅。
おそなえ‐もの【御供え物】
「御供え1」に同じ。
おそなわ・る【遅なわる】
[動ラ五(四)]遅くなる。遅れる。「阿母(おかあさま)、大層—・りました」〈蘆花・不如帰〉
おその‐ろくさ【お園六三】
寛延2年(1749)に起こった大坂南地の遊女お園と大工の六三郎との心中事件を脚色した、浄瑠璃・歌舞伎などの通称。常...
おそわ・る【魘はる】
[動ラ下二]「おそわれる」の文語形。
お‐そば【御側】
1 貴人・主君を敬って、その近辺をいう語。 2 主君の身近に仕える人。近習(きんじゅ)・腰元など。「奥勤めの—玉章...
おそ‐ば【遅場】
稲の成熟の遅い地方。⇔早場(はやば)。
おそ‐ば【齵歯】
八重歯(やえば)。〈和名抄〉
おそば・う
[動ハ下二]ふざける。じゃれる。そばえる。「—・へて、あれおしこぼちてむと腹立ちののしれば」〈落窪・一〉
おそば‐ごようにん【御側御用人】
⇒側用人(そばようにん)
おそば‐さらず【御側去らず】
常に主君のそばに仕えている家来。主君の寵愛(ちょうあい)の厚い側近。「平家譜代の—、瀬尾の十郎兼氏」〈浄・布引滝〉
おそば‐しゅう【御側衆】
⇒側衆(そばしゅう)
おそば‐ちたい【遅場地帯】
農林水産省が米(水稲)の作柄を調査する際の区分の一つ。早場地帯の19道県と二期作を行う沖縄県を除いた27都府県。
おそば‐づき【御側付き】
貴人・主君のそばに仕えること。また、その人。
おそば‐まい【遅場米】
稲の収穫期の遅い地方でとれる米。⇔早場米。
おそ‐ばん【遅番】
交代制勤務で、後から出勤するほうの番。遅出(おそで)。⇔早番(はやばん)。