いっしゅ‐しけん【一種試験】
国家公務員採用試験の一。昭和59年度(1984)から、それまでの上級試験に替えて行われた。平成23年度(2011)...
いっ‐しゅつ【逸出】
[名](スル) 1 抜け出ること。逃れ出ること。「失敗の原因はこの領域を無理解に—した事にありはしないだろうか」〈...
いっ‐しゅん【一瞬】
一度またたきをするほどの、きわめてわずかな時間。刹那(せつな)。副詞的にも用いる。「—の出来事」「—目を疑った」
いっしゅん‐かん【一瞬間】
一瞬の時間。一瞬時。またたくま。
いっしゅんのなつ【一瞬の夏】
沢木耕太郎によるノンフィクション。昭和56年(1981)刊行。「敗れざる者たち」にも登場したプロボクサー、カシアス...
いっ‐しょ【一所】
1 一つの場所。ひとところ。1か所。 2 同じ場所。同所。「—に会する」 3 「一緒(いっしょ)」に同じ。「兎も角...
いっ‐しょ【一書】
1 一通の手紙または文書。「—を送る」 2 一冊または一部の書物。 3 ある書物。異本。別本。一本(いっぽん)。「...
いっ‐しょ【一緒】
《「一所」から》 1 一つにまとめること。ひとまとめ。「荷物を—にする」「人の分も—に扱う」 2 区別のないこと。...
いっ‐しょ【逸書/佚書】
名だけ残っていたり、内容の一部分だけしか伝わっていなかったりする書物。散逸した書物。
いっ‐しょう【一升】
尺貫法の容積の単位。→升
いっ‐しょう【一生】
1 生まれてから死ぬまでの間。終生(しゅうせい)。生涯。「幸せな—を送る」「事業に—を捧げる」「—を棒にふる」「—...
いっ‐しょう【一将】
一人の将軍。ある将軍。
いっ‐しょう【一笑】
[名](スル) 1 ちょっと笑うこと。にっこりすること。「破顔—」 2 一つの笑いぐさにすること。また、笑うべきも...
一升(いっしょう)入(い)る壺(つぼ)
1升入りの容器には、どう工夫しても1升以上入らない。物にはそれぞれの限度がある、同じものはどこでも同じ、などの意の...
いっしょう‐がい【一升買い】
米などを1升ずつ買うこと。貧乏な生活のたとえ。
いっ‐しょうがい【一生涯】
生きている間じゅう。一生。終生。
いっしょう‐けんめい【一生懸命】
[名・形動]《「一所懸命」から》 1 命がけで事に当たること。また、そのさま。「—に働く」「—探しまわる」 2 引...
一将(いっしょう)功(こう)成(な)りて万骨(ばんこつ)枯(か)る
《曹松「己亥歳」から》一人の将軍の輝かしい功名の陰には、戦場に命を捨てた多くの兵士がある。成功者・指導者ばかりが功...
いっしょう‐さんたん【一唱三嘆/一倡三歎】
《礼記「楽記」から。一人が歌うと三人がこれに和して歌う意》一度詩文を読んで、何度も感嘆すること。すぐれた詩文などを...
いっしょう‐しょうじん【一生精進】
生涯、仏道の修行に専心すること。「—にて、読経うちして」〈徒然・八六〉
一笑(いっしょう)に付(ふ)・す
笑って問題にしないでいる。ばかにして相手にしない。「提案は—・された」
いっしょう‐の【一生の】
[連語]⇒一生3
いっしょう‐の‐ねがい【一生の願い】
生きている間に一度しかしないような、重要な願い。一生のお願い。「木村は—として葉子との結婚を申し出た」〈有島・或る女〉
いっしょう‐の‐ふさく【一生の不作】
生涯かかわる失敗。取り返しのつかない過ち。
いっしょう‐びん【一升瓶】
液体が一升(約1.8リットル)入るびん。「—入りの清酒」→四合瓶
いっしょう‐ふしょ【一生補処】
仏語。一度だけ、生死の迷いの世界につながれてこの世に生を受けるが、次の世は仏になることができる菩薩(ぼさつ)の最高...
いっしょう‐ふぼん【一生不犯】
仏教の戒律を守り、一生を通して異性と交わらないこと。「—の座主、かの箱をあけて見給ふに」〈平家・二〉
いっしょう‐ます【一升枡】
1升の量を入れる枡。
いっしょう‐もち【一升餅】
一升の米を使って作った餅。特に、子の満1歳の誕生日に背負わせたり、踏ませたりするものをいう。力餅。→餅負い →餅踏み
一笑(いっしょう)を買(か)・う
回りの人の笑いものになる。「幼稚な意見が—・う」
いっ‐しょく【一色】
1 一つの色。ひといろ。「屋根も壁も白—に塗る」 2 全体が同じ一つの傾向でおおわれること。「町は祭り—に塗りつぶ...
いっしょく‐そくはつ【一触即発】
ちょっと触れればすぐに爆発しそうなこと。危機に直面していること。危機一髪。「—の国際情勢」
いっしょ‐くた【一緒くた】
雑多な物事が秩序なく一つになっていること。ごちゃまぜ。「何もかも—に扱う」「—に煮込む」
いっしょ‐けんめい【一所懸命】
[名・形動] 1 中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。また、その領地。「—の地」 2 命がけで物事...
一緒(いっしょ)にな・る
1 複数のものが合わさって一つになる。落ち合う。「弟と駅の改札口で—・る」 2 夫婦になる。「晴れて—・る」
いっしょ‐ふじゅう【一所不住】
一定の場所に住まないで諸国を回ること。「これは—の沙門にて候」〈謡・鉢木〉
一指(いっし)を染(そ)・める
物事にちょっとかかわる。「不義非道な色事には、一指をだに染めることをしなかった」〈菊池寛・藤十郎の恋〉
一矢(いっし)を報(むく)・いる
敵の攻撃に対して、矢を射返す。転じて、自分に向けられた攻撃・非難などに対して、大勢は変えられないまでも、反撃・反論する。
いっ‐しん【一心】
1 多くの人々が心を一つにすること。同心。 2 心を一つの事に集中すること。また、その心。専念。「会いたい—で探し...
いっ‐しん【一身】
1 一人のからだ。一人の人。 2 自分一人。おのれ自身。「衆望を—に集める」「責任を—に負う」 3 全身。自分の命...
いっ‐しん【一振】
[名](スル) 1 ひと振りすること。「バットを—する」 2 きっぱりととり払うこと。「沈滞の気を—する」
いっ‐しん【一新】
[名](スル) 1 すっかり新しくすること。また、まったく新しくなること。「人事の—を図る」「面目を—する」 2 ...
いっ‐しん【一審】
最初に訴訟を受理する裁判所(第一審裁判所)によって行われる審判。通常、簡易裁判所・地方裁判所の審判をいう。始審。→二審
いっしん‐いったい【一進一退】
[名](スル)進んだり退いたりすること。また、事態がよくなったり悪くなったりする状態。「戦況は—を繰り返す」「病状...
いっしん‐かい【一進会】
朝鮮李朝末期に結成された親日政治団体。1904年、宋秉畯(そうへいしゅん)・尹始炳(いんしへい)らが創立。韓国併合...
いっしん‐きょう【一神教】
一切を創造して支配する唯一絶対の神のみを認めて信仰する宗教。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など。唯一神教。→多神教
いっしん‐さんがん【一心三観】
天台宗の観想法。一切の存在には実体がないと観想する空観(くうがん)、それらは仮に現象していると観想する仮観(けがん...
いっしん‐じょう【一身上】
その人自身の身の上や境遇などに関すること。個人的な問題や事情。「—の都合」
いっしん‐たすけ【一心太助】
戯曲・浪花節(なにわぶし)・講談の主人公。江戸で魚屋を営み、江戸っ子かたぎの侠気に富んだ人物で、大久保彦左衛門の愛...
いっしん‐でん【一身田】
古代、律令制の土地公有のとき、その人一代を期限として朝廷から租を免除されて賜った田地。いしでん。