おさ【長】
多くの人の上に立ち、統率する人。頭(かしら)。ちょう。「一族の—」「村—」
おさ【筬】
織機の付属具。竹または金属の薄片を櫛(くし)の歯のように並べ、枠をつけたもの。縦糸を整え、横糸を打ち込むのに使う。
おさ【訳語/通事】
外国語を通訳すること。また、その人。通訳。通弁。「鞍作福利(くらつくりのふくり)を以て—とす」〈岩崎本推古紀〉
お‐さい【御菜】
「菜」の美化語。おかず。
お‐さいせん【御賽銭】
「賽銭」に同じ。
おさいふ‐けいたい
《「おサイフケータイ」と書く》ソニーが開発した非接触型ICカード機能、FeliCaを搭載した携帯電話の総称。または...
オシリス‐アペックス
《Origins, Spectral Interpretation, Resource Identificatio...
オシリス‐レックス
《Origins, Spectral Interpretation, Resource Identificatio...
おさ・う【押さふ/抑ふ】
[動ハ下二]「おさえる」の文語形。
おさえ【押(さ)え/抑え】
1 物が動かないように押さえること。また、押さえるもの。「石で—をする」「飛ばされないように紙に—を置く」 2 勢...
押(お)さえが利(き)・く
部下や仲間を統率する力がある。全体を引きしめる力がある。
おさえ‐ぎ【押(さ)え木】
物を押さえておく木。
おさえ‐こみ【押(さ)え込み/抑え込み】
柔道の固め技の一。相手をほぼあお向けに倒し、その手足や体を上から押さえつけて自由を奪う技の総称。袈裟(けさ)固め・...
おさえ‐こ・む【押(さ)え込む】
[動マ五(四)] 1 相手を押さえて動けなくする。また、物事が表面に出ないようにする。「ひったくりを—・む」「社外...
おさえ‐じ【押(さ)え字/抑え字】
連歌や俳諧で、句中に上下呼応する言葉があるとき、その上の言葉をいう。「や・か・いつ・何・誰」など。「藤ばかま誰窮屈...
おさえ‐つ・ける【押(さ)え付ける/抑え付ける】
[動カ下一][文]おさへつ・く[カ下二] 1 しっかり押さえて、相手が自由に動けないようにする。「首ねっこを—・け...
おさえ‐どころ【押(さ)え所】
1 物を押さえるのに適当な箇所。 2 研究や議論にとって大切な箇所として心得ておくべきところ。要点。
おさえ‐ばしら【押(さ)え柱】
板などを間に挟んだ2本の柱のうち、添え柱としてつけられているほうの柱。仮板塀を立てるときに用いられる。抱き柱。
おさえ‐もの【押(さ)え物】
酒宴の最後に出す、花鳥・山水の作り物の台の上に肴(さかな)を盛ったもの。
おさ・える【押(さ)える/抑える】
[動ア下一][文]おさ・ふ[ハ下二] 1 ㋐物が動かないように、押しつけて力を加える。「手で着物の裾を—・える」「...
おさ‐おさ
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)ほとんど。まったく。「用意—怠りない」 2 確かに。ちゃんと。「むこになり...
おさおさ・し【長長し】
[形シク]しっかりしている。おとなびている。「かしこし、—・しきやうにも聞こえむこそよからめ」〈かげろふ・上〉
おさか【忍坂】
奈良県桜井市忍阪(おっさか)の古称。神武天皇の命により道臣命(みちのおみのみこと)が賊を討った所といわれる。おしさか。
おさかべ‐ぎつね【於佐賀部狐/刑部狐】
姫路城の天守閣の第5層にすんでいたといわれる、神通力を持った狐。刑部大明神の正体とされる。長壁明神。おさかべ。
おさかべ‐しんのう【忍壁親王/刑部親王】
[?〜705]天武天皇の第9皇子。壬申(じんしん)の乱のとき東国で活躍。乱の後、修史事業に参加。文武天皇のとき、大...
おさ‐がに【筬蟹】
スナガニ科のカニ。砂泥地にすむ。甲幅約5センチ、甲長約2センチと横に長く、織機の筬に似る。雄のはさみは大きく、内面...
おさ‐がめ【長亀】
オサガメ科の海ガメ。世界最大で、甲長約2メートルに達する。甲は滑らかで、背甲に7本、腹甲に5本の縦の隆起線がある。...
お‐さがり【御下(が)り】
1 「下がり4」に同じ。「兄さんの—でがまんする」 2 神仏の供物を下げたもの。 3 客に出した飲食物の残り。 4...
お‐さき【御先】
1 他人を敬って、その人の「先」をいう語。「—に失礼します」「どうぞ—へ」 2 前途。将来。→御先真っ暗 3 人の...
おさき‐ぎつね【御先狐】
憑(つ)きものの一種。飼い主の命じるままに不思議なことをすると伝えられる狐。尾裂き狐。
おさき‐ぎつね【尾裂き狐】
《俗に尾が裂けているといわれるところから》御先狐(おさきぎつね)の異称。
おさき‐タバコ【御先タバコ】
訪問先で、主人側が客にもてなしとして出すタバコ。また、人からタバコをもらうこと。
お‐さきぼう【御先棒】
人の手先となること。また、その人。→先棒「君こそ—に使役(つか)われるんじゃ無いか」〈藤村・破戒〉
御先棒(おさきぼう)を担(かつ)・ぐ
軽々しく人の手先になって働く。
おさき‐まっくら【御先真っ暗】
[形動]将来の見通しが全くつかないさま。「—な施策」
おさきみどりのかんかくせかい【尾崎翠の感覚世界】
加藤幸子による評論。昭和初期に活動し、「第七官界彷徨」などの作品で知られる尾崎翠の文学について論ずる。平成2年(1...
おさき‐よつじろ【尾先四白】
尾と四足の先が白い犬のこと。飼うことを忌む地方があった。
おさぎ【兎】
「うさぎ」の上代東国方言。「等夜(とや)の野に—ねらはり(=ネラッテ)をさをさも寝なへ児故に母にころはえ」〈万・三...
お‐さく【御幘】
冠の巾子(こじ)に結び下げる白の平絹(ひらぎぬ)。
おさく‐の‐かむり【御幘の冠】
天皇が神事の際に用いる冠。無文の冠で、巾子(こじ)に纓(えい)をかぶせて、白の絹でくくって結び下げたもの。
お‐さげ【御下げ】
1 少女の髪の結い方の一。長い髪を編んで肩のあたりに垂らしたもの。お下げ髪。下げ髪。 2 女帯の結び方の一。両端を...
おさげ‐がみ【御下げ髪】
「御下げ1」に同じ。
お‐さし【御差し】
1 江戸時代、大名などの子に乳を差し上げるだけの乳母。差し乳母。「—、抱き乳母、御乳(おち)の人」〈浄・丹波与作〉...
おさ‐しだ【筬羊歯】
シシガシラ科の常緑、多年生のシダ。日本特産で、本州以西の山地に自生。栄養葉は羽状に裂けており、形が筬に似る。胞子葉...
お‐さじ【御匙】
1 「さじ」の美化語。 2 《さじで薬を盛るところから》江戸時代、将軍または大名の侍医。御殿医(ごてんい)。おさじ医師。
お‐さすり【御摩り】
1 なでさすることを、その相手を敬っていう語。また、丁寧にいう語。 2 「摩(さす)り2」に同じ。「女房のお政は、...
おさたけ‐たけき【尾佐竹猛】
[1880〜1946]司法官・歴史学者。石川の生まれ。明大教授。大審院判事・検事。明治維新史・憲政史を研究し、吉野...
おさだ【長田】
姓氏の一。 [補説]「長田」姓の人物長田新(おさだあらた)長田秋濤(おさだしゅうとう)長田弘(おさだひろし)
おさだ‐あらた【長田新】
[1887〜1961]教育学者。長野の生まれ。広島文理大学長。日本教育学会を創設。ペスタロッチ研究に業績を残す。被...
おさだ‐しゅうとう【長田秋濤】
[1871〜1915]劇作家・翻訳家。静岡の生まれ。本名は忠一。演劇改良やフランス文学の紹介に努めた。ユゴー「椿姫...