いけ‐ぞんざい
[形動]《「いけ」は接頭語》ひどく粗略である。いかにもなげやりである。「—な仕事ぶり」「—な受け答え」
いけ‐たいが【池大雅】
⇒いけのたいが(池大雅)
いけたに‐しんざぶろう【池谷信三郎】
[1900〜1933]小説家・劇作家。東京の生まれ。ドイツ留学に取材した小説「望郷」で文壇に登場。モダニズムの作風...
いけだ【池田】
大阪府北西部の市。古代、渡来人漢織(あやはとり)・呉織(くれはとり)が機織り技術を伝えた地といわれ、呉羽里(くれは...
いけだ【池田】
姓氏の一。 [補説]「池田」姓の人物池田英泉(いけだえいせん)池田亀鑑(いけだきかん)池田菊苗(いけだきくなえ)池...
いけだ‐えいせん【池田英泉】
⇒渓斎英泉(けいさいえいせん)
いけだ‐きかん【池田亀鑑】
[1896〜1956]国文学者。鳥取の生まれ。東大教授。平安文学、特に源氏物語の文献学的研究に業績がある。著「源氏...
いけだ‐きくなえ【池田菊苗】
[1864〜1936]化学者。京都の生まれ。東大教授。理化学研究所の創立に参画。昆布からうまみ成分のグルタミン酸ナ...
いけだ‐こ【池田湖】
鹿児島県、薩摩半島南部にあるカルデラ湖。面積11.1平方キロメートル。最大深度233メートル。湖面標高66メートル...
いけだ‐こううん【池田好運】
江戸初期の航海学者。肥後の人。来日したポルトガル人マノエル=ゴンザロに航海術を学び、元和2年(1616)にルソン島...
いけだ‐ざけ【池田酒】
江戸時代に、摂津の池田でつくられていた日本酒。伊丹酒(いたみざけ)と並んで品質のよいことで知られた。
いけだ‐し【池田市】
⇒池田
いけだ‐しげあき【池田成彬】
[1867〜1950]実業家・政治家。山形の生まれ。三井財閥の大番頭として明治・大正・昭和にわたって活躍した。日本...
いけだ‐ずいせん【池田瑞仙】
[1734〜1816]江戸後期の幕府医師。周防(すおう)岩国の人。和蘭(オランダ)外科を修め、痘瘡(とうそう)の流...
いけだ‐ずみ【池田炭】
兵庫県川西市の一庫(ひとくら)付近で作り、大阪府池田に出荷したクヌギの木炭。一庫炭。
いけだ‐せいひん【池田成彬】
⇒いけだしげあき(池田成彬)
いけだ‐そうたん【池田宗旦】
[1636〜1693]江戸前期の俳人。通称、俵屋孫兵衛。摂津国伊丹(いたみ)の人。伊丹で国文・俳諧を教えた。松井宗旦。
いけだ‐だいご【池田大伍】
[1885〜1942]劇作家。東京の生まれ。本名、銀次郎。文芸協会などの演劇活動に力を注ぎ、多くの戯曲を書いた。作...
いけだ‐つねお【池田恒雄】
[1911〜2002]出版経営者。新潟の生まれ。早大在学中から雑誌「野球界」の編集に携わり、編集長を経て、昭和21...
いけだ‐てるまさ【池田輝政】
[1565〜1613]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。初め織田信長に、のち豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原の戦いで...
いけだ‐どうぶつえん【池田動物園】
岡山市北区にある私設動物園。昭和28年(1953)開園。移動動物園も行う。
いけだ‐は【池田派】
自由民主党の派閥の一。宏池(こうち)会の昭和32年(1957)から昭和40年(1965)における通称。池田勇人が旗...
いけだ‐はやと【池田勇人】
[1899〜1965]政治家。広島の生まれ。大蔵官僚を経て政界入り。第三次吉田茂内閣の蔵相。昭和35年(1960)...
いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ...
いけだ‐みつまさ【池田光政】
[1609〜1682]備前岡山藩主。輝政の孫。藩政改革に熊沢蕃山(くまざわばんざん)を登用。閑谷黌(しずたにこう)...
いけだや‐じけん【池田屋事件】
元治元年(1864)京都三条の旅館池田屋で謀議していた長州藩・土佐藩などの尊王攘夷(そんのうじょうい)派の志士を、...
いけだ‐ゆたか【池田豊】
[1893〜1952]プロ野球監督・審判員。東京の生まれ。東京六大学野球の審判員を務めたのち、昭和11年(1936...
いけだ‐ようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸(ひょういつ)味のある画風で知られる。文化勲章受章。
いけだ‐りよこ【池田理代子】
[1947〜 ]漫画家。大阪の生まれ。西洋史の造詣(ぞうけい)を生かした歴史長編「ベルサイユのばら」が大ヒット作と...
いけ‐ちょうがい【池蝶貝】
イシガイ科の二枚貝。琵琶湖の特産。貝殻は菱形。殻長約20センチ。殻表は黒褐色で内面は真珠色。産卵期は5〜7月ごろ。...
い‐けつ【遺闕】
欠けていて足りないこと。
いけ‐づくり【生け作り/活け作り】
1 生きた鯉(こい)・鯛(たい)などを、頭・尾・大骨はそのままに、身だけをそいで刺身にし、骨の上に並べてもとの姿に...
いけ◦てる
[連語]俗に、容姿やふるまいなどがしゃれている。かっこいい。
いけ‐どし【いけ年】
《「いけ」は接頭語》年をとったことを卑しめののしる語。いい年。「—を仕(つかまつ)った和尚が業体(ぎょうてい)で恐...
いけ‐どの【池殿】
京都の六波羅にあった平頼盛(たいらのよりもり)の邸宅。 平頼盛、また、頼盛の母の池禅尼(いけのぜんに)の通称。
いけ‐どり【生け捕り/生け擒】
生け捕ること。また、その捕らえた人や動物。「熊を—にする」
いけ‐ど・る【生け捕る】
[動ラ五(四)]人や動物などを生きたままで捕らえる。捕虜にする。とりこにする。「敵の大将を—・る」
いけ◦ない
[連語]《動詞「い(行)ける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 「悪い」の遠回しな言い方。 ㋐人のしたことな...
いけなみ‐しょうたろう【池波正太郎】
[1923〜1990]小説家・劇作家。東京の生まれ。新国劇の戯曲を執筆した後、長谷川伸に師事。庶民的な作風と会話文...
いけ‐にえ【生け贄/犠牲】
1 人や動物を生きたまま神に供えること。また、その供え物。「—をささげる」 2 ほかの人やある物事のために生命や名...
いけにし‐ごんすい【池西言水】
[1650〜1722]江戸中期の俳人。奈良の人。本名は則好。松江重頼(まつえしげより)の門人。自撰句集に「初心もと...
いけ‐の‐あま【池尼】
⇒池禅尼(いけのぜんに)
いけの‐せいいちろう【池野成一郎】
[1866〜1943]植物学者。東京の生まれ。植物分類学・遺伝学に業績をあげ、ソテツの精子を発見した。「植物系統学...
いけ‐の‐ぜんに【池禅尼】
平安末期の人。平忠盛(たいらのただもり)の後妻で、清盛(きよもり)の継母。頼盛(よりもり)の実母。六波羅の池殿に住...
いけ‐の‐たいが【池大雅】
[1723〜1776]江戸中期の南画家。京都の人。名は勤(きん)、別号に霞樵(かしょう)など。柳沢淇園(やなぎさわ...
いけ‐の‐だいなごん【池大納言】
平頼盛の通称。
いけのべのなみつき‐の‐みや【池辺双槻宮】
用明天皇の皇居。現在の奈良県桜井市にあったと伝えられる。磐余池辺双槻宮(いわれのいけのべのなみつきのみや)。
いけのぼう【池坊】
華道の池坊流の家元の名。
いけのぼう‐せんおう【池坊専応】
[1482〜1543]戦国時代の僧・華道家。それまでの立花の方法を整理し、生け花を初めて理論的に大成した。著「専応...
いけのぼう‐せんけい【池坊専慶】
室町中期の京都頂法寺の執行(しゅぎょう)。池坊流の開祖とされる。生没年未詳。寛正3年(1462)の立花の記録「碧山...