ほうじょうきしき【方丈記私記】
堀田善衛の著作。20代で東京大空襲を体験した著者がリアリストとしての鴨長明を再発見し「方丈記」の新たな読みを試みた...
ほうじょう‐きたい【胞状奇胎】
胎盤の一部となる絨毛膜(じゅうもうまく)の組織が、異常増殖して多数のブドウ状の嚢胞(のうほう)になり、胎児は死亡し...
ほうじょうきひょうしゃく【方丈記評釈】
内海弘蔵の著作。大正5年(1916)刊行。
ほうじょう‐きょうごう【法条競合】
一つの犯罪行為が外観上数個の刑罰法規に当てはまるが、実質的にはその一つだけが適用されること。
ほうじょうくだいき【北条九代記】
鎌倉末期の歴史書。2巻。著者未詳。寿永2〜元弘2=正慶元年(1183〜1332)の鎌倉幕府関係の重要事件などを編年...
ほうじょうくだいめいかのいさおし【北条九代名家功】
歌舞伎狂言。時代物。3巻。河竹黙阿弥作。明治17年(1884)東京猿若座初演。北条家の滅亡を中心に脚色した活歴物。...
ほうじょう‐さだとき【北条貞時】
[1271〜1311]鎌倉幕府の武将。第9代執権。北条時宗の子。父の死により、14歳で執権に就任。当時、伯父の安達...
ほうじょう‐さねとき【北条実時】
[1224〜1276]鎌倉中期の武将。義時の孫。引付衆・評定衆を歴任して、執権を補佐。学問を好み、書籍を書写・収集...
ほうじょう‐し【北条市】
⇒北条
ほうじょう‐しげとき【北条重時】
[1198〜1261]鎌倉前期の武将。義時の三男。六波羅探題・連署を歴任して、執権北条時頼を補佐。のち出家。彼の残...
ほうじょう‐じ【法成寺】
京都市上京区にあった寺。治安2年(1022)に藤原道長が創建し、荒神口(こうじんぐち)より北、寺町より東にあったと...
ほうじょう‐じたて【法帖仕立て】
法帖のような折り本の仕立て方。1枚ずつ表を内側にして縦二つに折ったものを重ね、裏面の端をはり合わせてつないだもの。
ほう‐じょうじゅ【法成就】
仏語。密教で、修法(しゅほう)による効験があらわれたこと。
ほうじょう‐そううん【北条早雲】
[1432〜1519]室町後期の武将。後北条氏の祖。初め伊勢新九郎長氏と称し、出家して早雲庵宗瑞と号。駿河の今川氏...
ほうじょう‐たかとき【北条高時】
[1303〜1333]鎌倉幕府第14代執権。在職1316〜1326。若年で執権となったため政治を乱し、正中の変・元...
ほうじょう‐たみお【北条民雄】
[1914〜1937]小説家。ソウルの生まれ。ハンセン病患者として入院した最初の夜の経験をもとにした小説「いのちの...
ほうじょう‐だんすい【北条団水】
[1663〜1711]江戸前期の俳人・浮世草子作者。京都の人。井原西鶴の門人で、師の遺稿を刊行した。俳書「秋津しま...
ほうじょう‐ち【放生池】
捕らえた魚類などを放してやるために設けた池。→放生会(ほうじょうえ)
ほうじょう‐でん【放生田】
平安時代、収穫を放生会の費用にあてるため諸国に置かれた不輸租田。
ほうじょう‐ときふさ【北条時房】
[1175〜1240]鎌倉前期の武将。時政の三男。義時の弟。承久の乱に北条泰時とともに上洛し、鎮定に当たった。のち...
ほうじょう‐ときまさ【北条時政】
[1138〜1215]鎌倉幕府初代執権。在職1203〜1205。源頼朝の妻政子の父。通称、四郎。頼朝の挙兵を助け、...
ほうじょう‐ときむね【北条時宗】
[1251〜1284]鎌倉幕府第8代執権。在職1268〜1284。時頼の長男。通称、相模太郎。元寇に際して強硬策を...
ほうじょう‐ときゆき【北条時行】
[?〜1353]南北朝時代の武将。高時の子。鎌倉幕府の滅亡後、信濃にのがれ、建武政権に抗して挙兵。一時鎌倉を回復し...
ほうじょう‐ときより【北条時頼】
[1227〜1263]鎌倉幕府第5代執権。在職1246〜1256。泰時の孫。法名、道崇。豪族三浦一族を滅ぼし、執権...
ほうじょうのうみ【豊饒の海】
三島由紀夫の長編小説。「浜松中納言物語」をモチーフとする輪廻転生の物語。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の...
ほうじょう‐ひでじ【北条秀司】
[1902〜1996]劇作家。大阪の生まれ。本名、飯野秀二。岡本綺堂に師事。新派・新国劇・歌舞伎などの商業演劇の脚...
ほうじょう‐ぼう【宝城坊】
神奈川県伊勢原市日向(ひなた)にある高野山真言宗の寺。行基の開創と伝える日向山霊山寺の十二僧坊の一。日向薬師。
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍として...
ほうじょう‐まさむら【北条政村】
[1205〜1273]鎌倉幕府7代執権。義時の子。評定衆・連署などを経て文永元年(1264)執権となる。時宗に執権...
ほうじょう‐やすとき【北条泰時】
[1183〜1242]鎌倉幕府第3代執権。在職1224〜1242。義時の長男。通称、江馬太郎。承久の乱に上洛して鎮...
ほうじょう‐よしとき【北条義時】
[1163〜1224]鎌倉幕府第2代執権。在職1205〜1224。時政の次男。通称、江馬小四郎。父時政の失脚後、執...
ほうじょう‐りゅう【北条流】
江戸初期、小幡景憲の門人北条氏長が創始した軍学の流派。
ほうじょ‐はん【幇助犯】
⇒従犯
ほう・じる【奉じる】
[動ザ上一]「ほう(奉)ずる」(サ変)の上一段化。「命(めい)を—・じる」「職を—・じる」
ほう・じる【崩じる】
[動ザ上一]「ほう(崩)ずる」(サ変)の上一段化。「皇帝が—・じる」
ほう・じる【報じる】
[動ザ上一]「ほう(報)ずる」(サ変)の上一段化。「テレビが異変を—・じる」「恨みを—・じる」
ほう・じる【焙じる】
[動ザ上一]「ほう(焙)ずる」(サ変)の上一段化。「茶を—・じる」
ほう‐じん【方陣】
1 兵士を方形に並べた陣の配置。方形の陣形。「—を敷く」 2 数字を縦横に同数だけ並べ、その縦・横・斜めのいずれの...
ほう‐じん【邦人】
1 自国の人。 2 日本人。また、外国にいる日本人。「—居留地」
ほう‐じん【庖人】
料理人。くりやびと。「只—の肉味を調するに異ならず」〈太平記・二〇〉
ほう‐じん【法人】
自然人以外のもので、法律上の権利義務の主体とされるもの。一定の目的のために結合した人の集団や財産について権利能力(...
ほう‐じん【封人】
国境を守る役人。「—の家を見かけて舎(やどり)を求む」〈奥の細道〉
ほう‐じん【砲陣】
主として大砲を並べた陣地。
ほう‐じん【報身】
仏語。仏の三身の一。菩薩(ぼさつ)であったときに願を立て、修行を積んだ報いとして得た仏身。
ほう‐じんかく【法人格】
法律上の人格。権利・義務の主体となることのできる資格(権利能力)。自然人と法人に認められる。法的人格。
ほうじん‐かぶぬし【法人株主】
法人として株式会社の株主になっているもの。親会社・金融機関・取引先事業会社などが多く、日本では持株比率において個人...
ほうじんきぎょう‐けいきよそくちょうさ【法人企業景気予測調査】
内閣府と財務省が共同で四半期ごとに実施する調査。「判断調査」では、企業経営者に自社の景況感や売上高、需要等に関する...
ほうじんきぎょう‐とうけい【法人企業統計】
国内の営利法人の企業活動に関する実態の把握を目的とする、国の基幹統計。財務省が法人企業統計調査を行って作成する。 ...
ほうじんきぎょうとうけい‐ちょうさ【法人企業統計調査】
法人企業統計を作成するために、財務省が行う基幹統計調査。全国の営利法人を対象に確定決算の計数を調査する年次別調査と...
ほうじん‐しょとく【法人所得】
法人企業が一定期間に得た所得。益金から損金を差し引いた金額。