おうがいのせいしん【鴎外の精神】
唐木順三による評論。昭和18年(1943)刊。森鴎外を通じて、近代化の波の中での日本人の精神の有り様を論じる。
おう‐がく【王学】
王陽明の説く学問。陽明学。
おうが‐しゅうきょく【横臥褶曲】
褶曲作用がはなはだしく進み、軸面がほとんど水平に倒れている褶曲。
おう‐がた【凹型】
凹の字のように、中ほどがくぼんだ形。⇔凸型(とつがた)。
おおが‐たけお【相賀武夫】
[1897〜1938]出版業者。岡山の生まれ。大正11年(1922)小学館を創業、学年別学習雑誌「小学五年生」「小...
おう‐がん【皇侃】
[488〜545]中国、南北朝時代、梁(りょう)の学者。呉郡(江蘇省)の人。武帝に仕え、国子助教となる。経書の古注...
おうがん‐しゃくじく【黄巻赤軸】
仏教の経巻。黄色の紙に書写し、赤色の軸を使ったのでいう。黄紙朱軸。黄巻朱軸。
おう‐き【王圻】
中国、明代の学者。上海(江蘇省)の人。字(あざな)は元翰。馬端臨の「文献通考」に続けて、南宋から明中期までの記事を...
おう‐き【王畿】
古代中国で、王城を中心とした周囲の地域。帝王の直轄地。畿内。「—千里」
おう‐き【王翬】
[1632〜1717]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は石谷。号は清暉主人・耕煙外史・烏目(うも...
おう‐き【応器】
⇒応量器(おうりょうき)
おう‐き【嘔気】
吐きけ。「僕、彼を一目せば常に—を催さんとす」〈織田訳・花柳春話〉
おう‐きし【王徽之】
[?〜388ころ]中国、東晋の文人。字(あざな)は子猷(しゆう)。王羲之(おうぎし)の第5子。竹を愛した。→此君(...
おう‐きゃく【押脚】
書画の下方に押す印。
おう‐きゃく【鴨脚】
イチョウの別名。
おう‐きゅう【王宮】
王の住む宮殿。
おう‐きゅう【応急】
急場にとりあえず間に合わせること。急場しのぎ。「—の修理」
おうきゅう‐かせつじゅうたく【応急仮設住宅】
⇒仮設住宅
おうきゅう‐きけんどはんてい【応急危険度判定】
地震で被災した建築物が、その後の余震などで倒壊したり、建物の一部が落下・転倒したりする危険性を判定する調査。被災し...
おうきゅう‐きけんどはんていし【応急危険度判定士】
大規模な地震などが発生した際に、二次的災害を防止するために、被害を受けた建築物を調査し、倒壊の危険性や、外壁・窓ガ...
おうきゅう‐しょち【応急処置】
急場の間に合わせに、とりあえず施す処置や手当て。
おうきゅう‐てあて【応急手当(て)】
「応急処置」に同じ。
おうきゅう‐ていえん【王宮庭園】
⇒ブルクガルテン
おうきゅうのはなびのおんがく【王宮の花火の音楽】
《原題、Royal Fireworks Music》ヘンデルの管弦楽組曲。全5楽章。1749年初演。オーストリア継...
おうきょ【応挙】
⇒円山応挙(まるやまおうきょ)
おう‐きょく【枉曲】
道理や法を曲げること。よこしま。
おうきょ‐でら【応挙寺】
兵庫県美方郡香美町にある真言宗大乗寺の別称。円山応挙が門人を引き連れて行き、襖絵(ふすまえ)・屏風(びょうぶ)・軸...
おうぎ【扇】
《動詞「あお(扇)ぐ」の連用形から》 1 手に持ち、あおいで風を起こす道具。儀式・祭事などにも使う。ふつう、折り畳...
おう‐ぎ【黄耆】
中国産のマメ科の多年草キバナオウギ、またはその近縁の植物の根。漢方で止汗・利尿・強壮薬などに用いる。
おう‐ぎ【奥義】
学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。「—を極める」
おう‐ぎ【横議】
[名](スル)勝手気ままに論議すること。また、その論議。「諸君と擅(ほしいまま)に縦談—するは、誠に近来の快事です...
おうぎ‐あみ【扇網】
扇形に開く網。四手網(よつであみ)の類。
おうぎ‐あわせ【扇合(わ)せ】
平安時代に行われた物合わせの一。左右の組に分かれて扇を出し合い、その趣向の優劣を判者が判定して勝負を決めた。
おうぎ‐いか【扇紙鳶】
扇形の凧(たこ)。おうぎだこ。
おうぎ‐うり【扇売り】
1 近世、夏に扇の地紙を売り歩いた商人。注文があると、その場で紙を折って扇を作った。地紙売り。 2 近世、江戸で、...
おうぎ‐おとし【扇落(と)し】
1 「投扇興(とうせんきょう)」に同じ。 2 能で、扇を落としてそれを拾い上げる演技の型。
おうぎ‐おり【扇折り】
地紙を折って扇を作ること。また、その職人。
おうぎ‐かけ【扇掛(け)】
書画などをかいた扇を広げて飾るための道具。扇架(せんか)。
おうぎ‐かずら【扇蔓】
シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ8〜20センチ。葉は縁に粗い波形のぎざぎざがあり、扇を思わせる。4、5月ごろ...
おうぎ‐がき【扇垣】
アシや竹などで、建物や塀の端に扇形につくった垣。
おうぎ‐がた【扇形】
1 扇を広げた形。おうぎなり。せんけい。 2 弧の両端を通る二つの半径と、その弧とで囲まれた図形。せんけい。
おうぎがた‐はぐるま【扇形歯車】
⇒セクター歯車
おうぎ‐がに【扇蟹】
十脚目オウギガニ科のカニ。岩礁地の潮間帯にすむ。甲は前方に開いた扇形で、甲幅約2.5センチ。体色は暗青色から暗褐色...
おうぎ‐がみ【扇紙】
扇の骨に張る紙。扇の地紙。
おうぎがやつ【扇ヶ谷】
神奈川県鎌倉市中部の地名。もとは亀ヶ谷(かめがやつ)の一部であったが、室町時代に管領上杉定正が住み扇谷殿と呼ばれて...
おうぎ‐きり【扇切り】
扇を、腰に差した刀の柄頭(つかがしら)に立てておき、その刀をすばやく抜いて、扇が地上に落ちないうちに切る技。また、...
おうぎ‐ぐるま【扇車】
1 三つの扇を要(かなめ)を中心にして円形に広げたもの。上棟式(じょうとうしき)のとき、棟木の上に立てる。扇子車(...
おう‐ぎし【王羲之】
[307〜365]中国、東晋の書家。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は逸少(いつしょう)。その...
おうぎ‐しょ【奥義書】
奥義を説き記した書物。
おうぎしょう【奥義抄】
平安後期の歌学書。3巻。藤原清輔(ふじわらのきよすけ)著。天治元年(1124)から天養元年(1144)の間に成立。...