おかち‐めつけ【御徒目付】
⇒徒目付(かちめつけ)
おかちめんこ
器量がよくない女性をいう俗語。
おか‐ちょうじがい【陸丁字貝】
オカチョウジガイ科の陸生の巻き貝。田畑や庭の植木鉢の下などにみられ、貝殻は細長い円錐形で、殻高約1センチ。殻は薄く...
お‐かちん
《女房詞から》餅(もち)。かちん。「—をごちそうになって」〈宇野浩二・苦の世界〉
おかっ‐さま【御方様】
《「おかたさま」の音変化》他人の妻を敬っていう語。奥様。「—釣ろよ」〈狂言記・釣女〉
お‐かったる・い
[形]《近世江戸語》十分でない。不足である。「百足(むかで)を後見(うしろみ)に頼んでも、まだ—・い」〈洒・二筋道〉
お‐かって【御勝手】
「勝手1」の美化語。
お‐かっぱ【御河童】
《河童の頭髪に似ているところから》少女の髪形。前髪を額に垂らし、横・後ろを首筋の辺りで切りそろえたもの。
おかっ‐ぱり【陸っ張り】
「陸(おか)釣り1」に同じ。
おかっ‐ぴき【岡っ引(き)】
《「おかびき」の促音添加。「おか」は「傍」で、そばにいて手引きをする者の意という》江戸時代、町奉行に属した与力・同...
おか‐づり【陸釣(り)/岡釣(り)】
1 舟を使わないで、海岸や川岸などで魚を釣ること。陸(おか)っ張(ぱ)り。→磯(いそ)釣り →沖(おき)釣り 2 ...
おか‐でら【岡寺】
奈良県高市郡明日香村岡にある真言宗豊山派の寺。山号は東光山。正しくは竜蓋寺。天智天皇2年(663)、天皇が義淵に岡...
おか‐とらのお【岡虎の尾】
サクラソウ科の多年草。山野に生え、高さ0.6〜1メートル。地下茎で繁殖し、葉は長楕円形で両端がとがる。夏、茎の頂に...
おかど‐ちがい【御門違い】
1 訪問すべき家をまちがえること。 2 目当てをまちがえること。見当ちがい。「その抗議は—だ」
オカナガン‐こ【オカナガン湖】
《Lake Okanagan》カナダ、ブリティッシュコロンビア州南部にある湖。カナディアンロッキーとコースト山地の...
オカナガン‐ワインルート
カナダ、ブリティッシュコロンビア州南部、果樹栽培が盛んなオカナガン地方にあるワイン産地の通称。南北に細長いオカナガ...
おかにし‐いちゅう【岡西惟中】
[1639〜1711]江戸前期から中期の俳人。因幡(いなば)の人。号は一時軒など。西山宗因に師事し、談林随一の論客...
お‐かね【御金】
貨幣。金銭。また、財産。「—持ち」
おかの‐けいじろう【岡野敬次郎】
[1865〜1925]法学者。群馬の生まれ。日本商法学の基礎を作った。東大教授・司法大臣・文部大臣などを歴任。著「...
おか‐はっく【岡白駒】
[1692〜1767]江戸中期の儒学者。播磨(はりま)の人。中国の小説の訓訳もした。著「皇朝儒臣伝」「小説奇言」など。
おか‐はるお【岡晴夫】
[1916〜1970]歌手。千葉の生まれ。本名、佐々木辰夫。鼻にかかった甘い歌声で人気を博し、デビューの昭和14年...
おか‐ばしょ【岡場所】
《吉原に対して、「傍(おか)」、すなわち、わきの場所の意》江戸で、官許の吉原に対し、非公認の深川・品川・新宿などの...
オカバンゴ‐しっち【オカバンゴ湿地】
《Okavango Wetland》⇒オカバンゴデルタ
オカバンゴ‐しょうたくち【オカバンゴ沼沢地】
《Okavango Swamp》⇒オカバンゴデルタ
オカバンゴ‐デルタ
アフリカ南部、ボツワナ北西部の盆地に広がる湿地。乾燥したカラハリ砂漠にオカバンゴ川が流れ込み、世界最大の内陸デルタ...
おか‐ひじき【陸鹿尾菜】
ヒユ科の一年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜40センチ。全体が緑色で、よく分枝する。葉は肉質の線形で堅く、先は針状...
おか‐び【岡辺】
「おかべ(岡辺)」に同じ。「ほととぎす鳴きて過ぎにし—から秋風吹きぬよしもあらなくに」〈万・三九四六〉
オカピ
キリン科の哺乳類。体高約2.5メートル。首がやや長く、体は濃褐色で四肢に白い縞(しま)がある。アフリカのコンゴ地方...
オカピ‐やせいせいぶつほごく【オカピ野生生物保護区】
コンゴ民主共和国北東部、エプル川沿岸の森林地帯にある野生生物保護区。珍獣といわれるオカピの生息地で、1996年に世...
おか‐ふもと【岡麓】
[1877〜1951]歌人。東京の生まれ。本名、三郎。正岡子規に師事し、「アララギ」同人として活躍。歌集に「庭苔」...
お‐かぶ【御株】
その人の得意とするわざ。また、特有の癖。「—を取る」「又母親の—が始まったのだと思った」〈秋声・足迹〉
お‐かぶ【雄株】
雌雄異株の植物で、雄花のみをつける株。→雌株
御株(おかぶ)を奪(うば)・う
その人の得意とすることを別の人間がうまくやってのける。
おか‐べ【岡辺/丘辺】
《古くは「おかへ」》丘のほとり。丘のあたり。「父の家から六七丁も隔った山寄りの—で」〈嘉村・秋立つまで〉
陸(おか)へ上(あ)がった河童(かっぱ)
《河童は水中では能力を十分発揮できるが、陸に上がると力がなくなるとされるところから》力のある者が、環境が一変すると...
おかべ【岡部】
静岡県藤枝市の地名。宇津ノ谷(うつのや)峠の西にあり、もと東海道五十三次の宿駅。
お‐かべ【御壁】
「壁5」に同じ。「—の汁、—の菜」〈咄・醒睡笑・三〉
おかべ‐ちょう【岡部町】
⇒岡部
おか‐ぼ【陸稲】
畑に栽培される稲。水稲に比べて収穫量が少なく、味も落ちる。りくとう。《季 秋》「痩(や)せ—へ死火山脈の吹きおろし...
おか‐ぼり【陸掘り】
露天掘り。
おか‐ぼれ【傍惚れ/岡惚れ】
[名](スル)他人の恋人や親しい交際もない相手をわきから恋すること。自分のほうだけがひそかに恋していること。また、...
お‐かま【御釜/御竈】
1 「かま」「かまど」の美化語。 2 《3から》(御釜)男色や、その相手。また、女性の容姿や言葉遣いをまねる男性。...
お‐かまい【御構い】
1 (あとに打消しの語を伴う)「かまうこと」の尊敬語・美化語。 ㋐心にかけ、もてなすこと。おもてなし。お世話。「な...
おかまい‐なし【御構い無し】
1 周囲のことに考えを及ぼさないこと。無頓着(むとんちゃく)なようす。また、そのような人。「人の思わくなんか—にし...
おか‐マイラー【陸マイラー】
マイレージサービスにおいて、飛行機には乗らず、航空会社の提携する商店やクレジットカードなどを利用することでマイルを...
御釜(おかま)が割(わ)・れる
夫婦別れする。また、一家が離散する。「跡の月から—・れて」〈浄・忠臣蔵〉
おかま‐こおろぎ【御竈蟋蟀】
カマドウマの別名。《季 秋》
おかまつ‐かずお【岡松和夫】
[1931〜2012]小説家。福岡の生まれ。学生時代は政治運動に参加。「志賀島(しかのしま)」で芥川賞受賞。体験や...
おかま‐の‐はらい【御竈の祓】
正月・5月・9月の三斎月(さんさいがつ)に、竈(かまど)の神をまつって祓いを行うこと。荒神祓(こうじんばらい)。
御竈(おかま)を起(お)こ・す
《かまどを築き上げる意から》身代を築く。財産を作る。「あいつめは—・すはなしだが」〈滑・膝栗毛・発端〉