みず‐げい【水芸】
水を用いる曲芸や手品。囃子(はやし)に合わせて、扇子や刀・衣服などの先から水を噴き出させるもの。細い管を通した仕掛...
みず‐げた【水下駄】
深田や湿地に入るときに履く幅の広い下駄。大足(おおあし)。代踏(しろふ)み下駄。
みず‐げんか【水喧嘩】
日照りのときに、農民が互いに自分の田に多く水を引こうとして争うこと。水論。水争い。《季 夏》
みず‐こ【水子/稚子】
《「みずご」とも》 1 生まれてあまり日のたたない子。あかご。「—の顔を見入っていた」〈秋声・足迹〉 2 胎児。特...
みずこい‐どり【水恋鳥】
アカショウビンの別名。《季 夏》
みず‐こし【水漉し】
1 「水嚢(すいのう)」に同じ。 2 桶などの底に砂を盛り、あるいは布を張って水を濾過(ろか)する器。 3 茶道で...
みずこ‐じぞう【水子地蔵】
水子2を回向(えこう)するために建てた地蔵菩薩像。水子の魂は地蔵の世話になるといわれる。
みず‐こぼし【水翻し】
建水(けんすい)のこと。
みず‐ごえ【水肥】
液状の肥料。主として下肥(しもごえ)を水で薄めたものをいう。液肥(えきひ)。すいひ。
みず‐ごけ【水蘚/水苔】
ミズゴケ科の蘚(せん)類の総称。日本では約40種が知られ、高山や北日本の湿地に生え、長年の間に高層湿原をつくる。高...
みず‐ごころ【水心】
1 水泳の心得。 2 「魚心(うおごころ)あれば水心」の略。
水心(みずごころ)あれば魚心(うおごころ)
《「魚心あれば水心」を逆にいったもの》「魚心あれば水心」に同じ。
みず‐ごり【水垢離】
「垢離(こり)」に同じ。
みず‐ごろも【水衣】
能装束の一。単(ひとえ)の広袖で衽(おくみ)のある上衣。僧侶や尉(じょう)・姥(うば)・男・女・子方などに広く用いる。
みず‐さいがい【水災害】
「すいさいがい(水災害)」に同じ。
みず‐さいばい【水栽培】
⇒水耕栽培
みず‐さかずき【水杯/水盃】
二度と会えないかもしれない別れのときなどに、互いに杯に水を入れて飲み交わすこと。「—を交わして出陣する」
みず‐さき【水先】
1 水の流れて行く方向。 2 船の進行方向。 3 「水先案内」の略。
みずさき‐あんない【水先案内】
船舶が港を出入りするときや内海・運河などの水域を通航するとき、水路を安全に案内すること。また、その人。
みずさき‐あんないにん【水先案内人】
1 ⇒水先人 2 (比喩的に)先導して行く先を示す人・役目。「改革開放の—」
みずさき‐く【水先区】
水先案内に関する行政の便宜上、必要な海面に設定した区域。この区域内では水先人としての有資格者だけが船舶を案内できる。
みずさき‐せん【水先船】
水先人を船舶まで送迎する船艇。パイロットボート。
みずさき‐にん【水先人】
一定の水先区で、船舶に乗り込んで水路を案内することを業務とする人。資格を要する。パイロット。水先案内人。
みずさき‐ほう【水先法】
水先人の資格・業務・監督および水先区などを定めている法律。明治32年(1899)制定、昭和24年(1949)旧法を...
みず‐さし【水差(し)/水指(し)】
1 花器やコップなどに水を注ぎ入れる器物。注ぎ口の細いもの。 2 (ふつう「水指」と書く)茶の湯で、点茶の際、釜に...
みずさしをもつおんな【水差しを持つ女】
《原題、(オランダ)Vrouw met waterkan》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦46センチ、横41...
みずさわ【水沢】
岩手県南部、北上川沿岸にあった市。平成18年(2006)2月、江刺市・前沢町・胆沢(いさわ)町・衣川村と合併して奥...
みずさわ‐し【水沢市】
⇒水沢
みず‐し【水仕】
台所で水仕事をすること。また、それをする下女。水仕女(みずしめ)。「これが当れば、お前にだって—はさしちゃ置かん」...
み‐ずし【御厨子】
1 厨子を敬っていう語。「唐の紙ども入れさせ給へる—開けさせ給ひて」〈源・賢木〉 2 御厨子所に仕える女官。「これ...
みずし‐おとこ【水仕男】
台所働きをする下男。「料理人—が鼾に」〈浮・妾気質〉
みず‐しげん【水資源】
農業・工業・発電などに利用しうる資源としての水。水の需要が急増し、新たな水源の開発が必要となっていわれはじめた。
みず‐しごと【水仕事】
台所仕事や洗濯などの、水を使ってする仕事。「—で手が荒れる」
みずし‐だな【御厨子棚】
御厨子所にあった、食物を入れておく扉のついた棚。のちには美しい装飾を施して、身近に置き、器物・草子類など手回りの品...
みずし‐どころ【御厨子所】
1 宮中で天皇の食事や節会(せちえ)の酒肴(しゅこう)をつかさどった所。内膳司(ないぜんし)に属し、後涼殿の西廂(...
みず‐しぶき【水繁吹/水飛沫】
激しい勢いで飛び散る水滴。しぶき。「—をあげて泳ぐ」
みずし‐ぼうこう【水仕奉公】
下女として奉公すること。
みずしま【水島】
岡山県倉敷市の地名。高梁(たかはし)川東岸にある。また、その南部沿岸の古称。源平水島合戦の地。 倉敷市南部の水島港...
みずしま【水島】
姓氏の一。 [補説]「水島」姓の人物水島三一郎(みずしまさんいちろう)水島新司(みずしましんじ)
みずしま‐さんいちろう【水島三一郎】
[1899〜1983]化学者。東京の生まれ。東大教授。デバイの双極子理論を実験によって立証。さらに双極子モーメント...
みずしま‐しんじ【水島新司】
[1939〜2022]漫画家。新潟の生まれ。野球を題材にした漫画における第一人者。野球に対する該博な知識と、個性豊...
みずしま‐なだ【水島灘】
岡山県南西部、倉敷市と香川県塩飽(しわく)諸島の間にある海域。高梁(たかはし)川河口の海面は埋め立てられ水島臨海工...
みずし‐め【水仕女】
台所で水仕事をする下女。みずし。みずしおんな。「そっと玄関へ上りたるゆえ、書生も—も心付かぬにやあらん」〈逍遥・妹...
みず‐しめ【水締め】
掘り返したり埋め立てたりした土地などに水をまいて地盤を固めること。
みず‐しも【水霜】
晩秋に、露が凍ってなかば霜になったもの。露霜。《季 秋》
みず‐しょう【水性】
1 水の性質。すいせい。 2 五行(ごぎょう)を人の生年月日などに当てはめ、その水の性を受けて生まれているとするこ...
みず‐しょうばい【水商売】
料理屋・待合・酒場・バーなど、客に遊興させるのを目的とし、客の人気によって収入が動く、盛衰の激しい商売。水稼業(み...
みず‐しらず【見ず知らず】
今までに会ったことがなく、まったく知らないこと。「—の人」「—の土地」
みず‐じゃく【水尺】
出水の高さを測るため、目盛りを刻んで水中に立てておく標柱。みずぐい。
みず‐ジャケット【水ジャケット】
内燃機関や空気圧縮機のシリンダーおよびシリンダーヘッドを覆い、冷却水をためたり循環させたりする部分。水套(すいとう)。