操(みさお)を守(まも)・る
節操を守る。また、女性が貞操を守る。「政治家としての—・る」
操(みさお)を破(やぶ)・る
1 節操を曲げる。 2 女性が自身の貞操をけがす。
み‐さか【御坂】
坂の美称。「足柄の—恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したばへ)を言出(こち)でつるかも」〈万・三三七一〉
み‐さかい【見境】
物事の見分け。善悪などの判別。識別。「前後の—もなく行動する」
み‐さか・う【見境ふ】
[動ハ下二]見て区別する。はっきり見分ける。「敵、味方を—・へず、切りつ突きつするものなれば」〈甲陽軍鑑・四〇〉
みさか‐とうげ【三坂峠】
愛媛県中部、松山市と上浮穴(かみうけな)郡久万(くま)高原町の境にある峠。標高720メートル。国道33号(土佐街道...
み‐さかり【真盛り/方】
[名・形動ナリ]《「みざかり」とも》ちょうどさかりであること。まっさかり。「豊玉姫、—に産(こう)むとき竜になりぬ...
み‐さき【岬/崎】
海や湖などに細長く突き出ている陸地。「—の灯台」 [補説]書名別項。→岬
みさき【三崎】
神奈川県三浦市の地名。南にある城ヶ島が自然の防波堤をなし、漁港として発展。
み‐さき【御先/御前】
1 貴人などの先払い。前駆。 2 神が使者として遣わす動物。カラス・キツネなど。 3 変死人の霊魂。特に、西日本地...
みさき【岬】
中上健次の中編小説。紀州の田舎町に暮らす青年の孤独と閉塞感を描く。昭和50年(1975)発表。同年、第74回芥川賞受賞。
みさきいちろうのていこう【岬一郎の抵抗】
半村良の長編SF小説。東京の下町に住む平凡なサラリーマンが超能力を身につけたことから、国家権力によって追い詰められ...
みさき‐うま【岬馬/御崎馬】
宮崎県の都井(とい)岬付近で、半野生状態で生息する小形の馬。家畜の馬が放牧されて野生化したもの。天然記念物。都井馬。
みさき‐がらす【御先烏】
山の神の使者としてのカラス。また、墓前の供物に群がるところから邪霊の代表のようにもいわれる。
みさき‐こうえん【みさき公園】
大阪府岬町にあるレジャー施設。昭和32年(1957)開園。動物園・遊園地・プールのほか、イルカショーが行われる施設...
みさき‐じんく【三崎甚句】
神奈川県の民謡で、三浦市三崎地方でうたわれる座敷歌。ハイヤ節の流れをくむ歌で、漁師相手の酒席でうたい広められた。
みさき‐み【岬回/崎廻】
《「み」は、まわり、入り曲がった所の意》岬のまわり。また、岬の湾曲した所。「—の荒磯(ありそ)に寄する五百重(いほ...
ミサ‐きょく【ミサ曲】
ミサ典礼のための楽曲。キリエ(哀れみの賛歌)・グロリア(栄光の賛歌)・クレド(信仰告白)・サンクトゥス(感謝の賛歌...
ミサきょくはたんちょう【ミサ曲ハ短調】
《原題、(ドイツ)c-Moll-Messe》⇒大ミサ曲
ミサきょくろたんちょう【ミサ曲ロ短調】
《原題、(ドイツ)h-Moll-Messe》バッハのミサ曲。1749年に完成。全27曲。バッハの傑作の一つに数えら...
み‐さ・く【見放く】
[動カ下二] 1 遠くを見る。はるかに眺める。「しばしばも—・けむ山を」〈万・一七〉 2 見て、気持ちを晴らす。「...
みさげ‐は・てる【見下げ果てる】
[動タ下一][文]みさげは・つ[タ下二]愛想がつきるほど軽蔑(けいべつ)するに値する。「人の物を盗むなんて—・てた男だ」
み‐さ・げる【見下げる】
[動ガ下一][文]みさ・ぐ[ガ下二]劣っているとして軽んじる。軽蔑する。「—・げた口のきき方をする」
みさご【鶚/雎鳩】
タカ科の鳥。全長約55センチ。上面は茶褐色で、頭と下面が白い。翼は細長く、短い冠羽をもつ。水辺にすみ、飛びながら魚...
みさご‐ずし【鶚鮨】
ミサゴが捕って岩陰などに置いた魚に海水がかかって発酵し、酢に漬けたようになったもの。
みさご‐ばら【鶚腹】
タカとかけ合わせてミサゴの腹に生まれた子。「この御鷹は—の鷹にて候」〈著聞集・二〇〉
みささ‐おんせん【三朝温泉】
鳥取県中部、東伯郡三朝町にある温泉。泉質は塩化物泉・放射能泉などで、ラジウム含有量の多いことで有名。
み‐ささぎ【陵】
《古くは「みさざき」》天皇・皇后などの墓所。御陵(ごりょう)。みはか。
ミサ‐せいさい【ミサ聖祭】
ミサのこと。
ミサ‐ソレムニス
カトリック教会で、司祭が助祭・副助祭を伴い、合唱つきで行う盛儀ミサ。荘厳ミサ。 [補説]作品名別項。→ミサソレムニス
ミサソレムニス
ベートーベンのミサ曲。ニ長調。1819年から1823年にかけての作。ルドルフ大公に献呈されたもの。作者晩年の代表作...
み‐さだめ【見定め】
見定めること。見きわめ。「さっぱり—がつかない」
み‐さだ・める【見定める】
[動マ下一][文]みさだ・む[マ下二]見て確かにそれと決める。見きわめる。「真偽のほどを—・める」
みさと【三郷】
埼玉県南東部の市。江戸川と中川に挟まれ、江戸時代は早稲米地帯。現在は宅地化が進み、東京圏の住宅都市。人口13.1万...
み‐さと【御里/京】
みやこ。京都。
みさと‐し【三郷市】
⇒三郷
みさと‐づかさ【京職】
⇒きょうしき(京職)
み‐さび【水銹/水錆】
池などの水面に浮かぶ錆(さび)のようなもの。水渋(みしぶ)。「あさりせし水の—に閉ぢられてひしの浮き葉に蛙鳴くなり...
み‐さぶらい【御侍】
貴人を敬って、その従者をいう語。みさぶらいびと。「—御笠と申せ宮城野の木の下露は雨にまされり」〈古今・東歌〉
みさ‐みさ
[副]ひどくぬれているさま。びしょびしょ。「背中は紅の練単衣(ねりひとへ)を水にぬらして着せたるやうに、—となりて...
みさわ【三沢】
青森県東部の市。東は太平洋、西は小川原湖に面する。米空軍・自衛隊の基地がある。人口4.1万(2010)。
みさわ‐し【三沢市】
⇒三沢
みさわ‐ひこうじょう【三沢飛行場】
青森県三沢市にある飛行場。設置・管理者は米軍で、国内では唯一、在日米軍、航空自衛隊、民間航空の三者が共用する。民間...
ミサンガ
手首に巻き付ける刺繍(ししゅう)糸のお守り。リングが切れるまで付けていると願い事がかなうとされる。元来は、アフリカ...
みさんざい‐こふん【ミサンザイ古墳】
⇒履中天皇陵古墳
ミサンドリー
男性嫌悪。男嫌い。⇔ミソジニー。
み‐ざくら【実桜】
1 桜の実。さくらんぼう。《季 夏》「—や立ちよる僧もなかりけり/蕪村」 2 実をとるために栽培される桜。セイヨウ...
み‐ざま【見様】
はたから見たようす。外見。「など、ここのさまも、—も例ならぬ」〈落窪・一〉
み‐ざま【身様】
身のありさま。からだつき。「古めかしき御—にて立ち並び顔ならむも」〈源・若菜下〉
み‐ざめ【見醒め】
長く見ているうちに趣が薄れること。次第に見劣りがすること。「ああ云う派出(はで)な着物は、…遠くから見て、—がしな...