みせ‐がまえ【店構え/見世構え】
店の構え方。店の造作。また、店の大きさや規模。「堂々たる—」
みせ‐ぎょく【見せ玉】
相場操縦法の一。売買する意思がないのに大きな注文を出し、約定しそうになると取り消すやり方。自分に都合のよいように相...
みせ‐ぐち【店口】
店の間口。「—が広い」
みせ‐ぐら【店蔵】
土蔵造りにした店。
みせ‐けち【見せ消ち】
《「けち」は動詞「け(消)つ」の連用形から》誤写・誤記の文字の訂正のしかたの一。写本などで、もとの文字が読めるよう...
みせ‐ごしらえ【店拵え/見世拵え】
店のつくりぐあい。店の構え。店つき。「老舗らしい—」
みせ‐さき【店先/見世先】
店の前。また、そのあたり。店頭。「—につき駐車お断り」「—渡し」 [補説]書名別項。→店頭
みせさき【店頭】
森荘已池(もりそういち)の処女小説、および同作を表題作とする作品集。昭和15年(1940)刊行。表題作のほか「氷柱...
みせさし‐どき【店鎖し時】
店の戸をおろす時刻。夕方。みせさしごろ。みせさしじぶん。「うかうか話して、あれ—」〈浄・女腹切〉
みせ‐ざや【見せ鞘】
腰刀の鞘を覆う布製の袋。鞘尻より長く作り、先を折り下げて用いる。提げ鞘。
みせ‐ざらし【店晒し】
「棚晒(たなざら)し」に同じ。「ほこりをかぶった—の品」
みせ‐しめ【見せしめ】
《「しめ」は使役の助動詞「しむ」の連用形から》それにこりて、本人あるいは他の人が同じような悪いことをしないように厳...
みせ‐じまい【店仕舞(い)/見世仕舞(い)】
[名](スル) 1 店をたたんで廃業すること。商売をやめること。閉店。「営業不振で—する」⇔店開き。 2 その日の...
みせ‐じょろう【見世女郎】
1 上方の遊郭で、遊女の階級の下等のもの。店先の格子の中に座って客を引いた。端女郎(はしじょろう)。 2 江戸吉原...
ミセス
《mistressの略》 1 既婚女性の姓または姓名の前に付ける敬称。夫人。 2 既婚の女性。夫人。奥様。
みせ‐すががき【見世清掻き】
江戸吉原の遊郭で、遊女が店先に出て並ぶ合図に弾いた三味線。
ミセス‐わたなべ
《「ミセスワタナベ」と書くことが多い》日本の個人FX(外国為替証拠金取引)投資家の通称。
み‐せせり【身せせり】
《「みぜせり」とも》からだを小きざみに揺り動かすこと。「猿といふものは—をして鳴くものぢゃが」〈虎寛狂・柿山伏〉
みせ‐ぜい【見せ勢】
敵を欺くための見せかけの軍勢。「四条中納言隆資卿の偽って控へたる—に対して」〈太平記・二六〉
みせ‐だい【店台/見世台】
1 店で、代金を受け取ったり品物を渡したりする台。 2 店先の商品を陳列しておく台。
みせ‐だな【店棚/見世棚】
商品が見えるように並べてある棚。また、その棚のある店。
みせ‐だま【見せ球】
野球で、投手が決め球をより効果的にするために、打者に見せておく球。決め球となる速球の前に投げる変化球など。
みせ‐だま【見せ玉】
「みせぎょく」の誤読。→見せ玉
み‐せつ【未設】
まだ敷設・設備していないこと。「—線」
みせ‐つき【店付き/見世付き】
1 店のようす。店がまえ。 2 店が付いていること。また、店に付属していること。「—の貸家」 3 置屋の表に面した...
みせ‐つ・ける【見せ付ける】
[動カ下一][文]みせつ・く[カ下二] 1 わざと人の目につくようにする。いやでも見えるようにする。「熱々ぶりを—...
みせ‐どころ【見せ所】
人に見せたい得意なところ。人が見て感心するような場面。「ここが腕の—」
みせ‐ば【見せ場】
芝居などで、役者が得意な芸を見せる場面。また一般に、見るだけの値打ちのある場面。「自分の—をつくる」
みせ‐ばた【見せ旗】
合戦などで、敵に大勢いるように見せかけるために立てる旗。
みせ‐ばや【見せばや】
ベンケイソウ科の多年草。岩上に生え、根茎から多数の茎が出て垂れ下がる。葉は多肉質で円形、3枚ずつ輪生。10月ごろ、...
みせ‐ばん【店番/見世番】
[名](スル)店の番をすること。また、その人。「—を頼む」「代理で—する」
みせ‐びらか・す【見せびらかす】
[動サ五(四)]自慢らしく見せつける。誇示する。「札束を—・す」「新車を—・す」
みせ‐びらき【店開き/見世開き】
[名](スル) 1 新しく店を開いて業務を始めること。開店。「駅前にデパートが—する」⇔店仕舞い。 2 店をあけて...
みせ‐もの【見世物】
1 珍しい物・奇術・曲芸などを見せて料金を取る興行。また、その出し物。「—小屋」 2 人々から興味の対象として見ら...
みせ‐や【店屋/見世屋】
商店。みせ。
みせられたたましい【魅せられた魂】
《原題、(フランス)L'Âme enchantée》ロランによる連作長編小説。1922年から1933年にかけて刊行...
みせ◦られる【魅せられる】
[連語]《動詞「魅する」の未然形+受け身の助動詞「られる」》不思議な力によって、心がひきつけられる。「大自然に—◦...
ミセル
1 溶液中で、界面活性剤などの分子がある濃度以上になると、急に集合してつくるコロイド状の粒子。石鹸水(せっけんすい...
み・せる【見せる】
[動サ下一][文]み・す[サ下二] 1 見えるようにする。人にわかるように示す。「人前に姿を—・せる」「定期券を—...
店(みせ)を畳(たた)・む
商売をやめる。また、その日の営業を終える。店じまいをする。「—・んで国へ帰る」「八時に—・む」
店(みせ)を張(は)・る
1 商人が店を出す。「目抜き通りに—・る」 2 遊郭で遊女が張見世に出て、客を待つ。
店(みせ)を引(ひ)・く
1 店をしまう。「いつもより早めに—・く」 2 遊女が張見世に出ないで、勤めを休む。
店(みせ)を広(ひろ)・げる
1 店舗を拡張する。また、商売を広げる。 2 品物などを取り出して、そこらじゅうに並べる。「机の上いっぱいに—・げ...
み‐せん【味煎】
甘葛(あまずら)の葉やつるの汁を煮詰めた甘味料。甘葛煎(あまずらせん)。
み‐せん【弥山】
奈良県南部、大峰山中部の一峰。標高1895メートル。 広島県南西部、厳島(いつくしま)の最高峰。標高535メートル...
ミゼット
超小型のもの。「—カメラ」
み‐ぜに【身銭】
自分の金。自分の個人的な金銭。
身銭(みぜに)を切(き)・る
自分の金で払う。自腹を切る。
ミゼラブル
[形動]惨めで不幸なさま。
ミゼリコルディア‐きょうかい【ミゼリコルディア教会】
《Igreja de Nossa Senhora da Misericórdia》ブラジル北東部、ペルナンブコ州の...