みずきかず【不見不聞】
狂言「不聞座頭(きかずざとう)」の和泉(いずみ)流における名称。
みず‐ききん【水飢饉】
日照り続きで、飲み水・灌漑(かんがい)用水などが極度に欠乏すること。
みずき‐しげる【水木しげる】
[1922〜2015]漫画家。大阪に生まれ、幼少時に鳥取県境港に移り育つ。本名、武良(むら)茂。妖怪漫画の第一人者...
みず‐キムチ【水キムチ】
⇒ムルキムチ
みず‐きょうげん【水狂言】
涼感を出すために、本物の水を使った芝居や芸など。夏芝居で興行される。《季 夏》
水(みず)清(きよ)ければ魚(うお)棲(す)まず
水が清冽(せいれつ)すぎるとかえって魚は住まないものだ。人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれないというたとえ。
水(みず)清(きよ)ければ月(つき)宿(やど)る
水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。
みず‐きり【水切り】
[名](スル) 1 水分を取り去ること。また、そのための用具。「といだ米を—する」「—かご」 2 小石を水面に水平...
みずき‐りゅう【水木流】
日本舞踊の流派の一。元禄期(1688〜1704)の歌舞伎の名女方水木辰之助を流祖に、門弟の粂(くめ)が創始。代々女...
みず‐きん【水金】
1 陶磁器の上絵の具の一。塩化金に硫黄・テレビン油などを加えた濃厚液。金彩色に用いる。金液。すいきん。 2 湯水の...
みず‐きんばい【水金梅】
アカバナ科の多年草。高さ30〜50センチメートル。沼地の泥中に長く根茎を伸ばし、呼吸根を出す。夏から秋にかけてキン...
みず‐ぎ【水着】
水泳のときに身につけるもの。海水着。《季 夏》
みず‐ぎく【水菊】
キク科の多年草。山地の湿原に生え、高さ約30センチ。葉はへら形で互生する。夏から秋、黄色い頭状花を1個開く。
みず‐ぎわ【水際】
1 水面が陸地と接している所。みぎわ。「—の植物」 2 上陸する直前。「感染症の侵入を—で防ぐ」「—作戦」 3 物...
みずぎわ‐さくせん【水際作戦】
1 上陸してくる敵を水際で撃滅する作戦。 2 転じて、病原菌・害虫・麻薬などが国内にはいり込むのを防ぐこと。水際対...
みずぎわ‐たいさく【水際対策】
⇒水際作戦
みずぎわ‐だ・つ【水際立つ】
[動タ五(四)]ひときわ目立つ。あざやかにきわだつ。「—・った演技」
み‐ず・く【水漬く】
[動カ四]⇒みづく(水漬)
みず‐くき【水茎】
《「みずぐき」とも》 1 筆。 2 筆跡。 3 手紙。便り。「—の数積もれども」〈盛衰記・三八〉
みずくき‐の【水茎の】
[枕] 1 同音の繰り返しで「水城(みづき)」にかかる。「ますらをと思へる吾れや—水城の上に涙拭(のご)はむ」〈万...
みずくき‐の‐あと【水茎の跡】
書かれた文字。筆跡。手跡。「—も鮮やかな手紙」
みず‐くさ【水草】
水中や水面に生える草。すいそう。みくさ。
みず‐くさ【水瘡】
⇒水虫1
みず‐くさ・い【水臭い】
[形][文]みづくさ・し[ク] 1 水分が多くて味が薄い。水っぽい。「—・い酒」 2 よそよそしい。他人行儀である...
みず‐ぐち【水口】
《「みずくち」とも》 1 水を引き入れたり、放出したりする口。みなくち。 2 台所の水をくみ入れるための口。また、...
みず‐くみ【水汲み】
1 水をくむこと。また、その人。「—桶(おけ)」 2 歌舞伎の小道具の一。黒の木綿で作ったかまぼこ形の烏帽子(えぼ...
みずくみ【水汲】
狂言「御茶の水」の和泉(いずみ)流における名称。
みず‐くらげ【水水母】
ハチクラゲ綱ミズクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。日本近海で普通にみられ、大きなものは傘の直径が40センチにもなる...
みず‐ぐい【水杙/水杭】
1 水の勢いをやわらげるために川岸に並べて打った杙。 2 ⇒水尺(みずじゃく)
みず‐ぐし【水櫛】
髪をすくために水をつけて用いる歯のあらい櫛。
みず‐ぐすり【水薬】
液状の飲み薬。医薬品を水に溶かして製したもの。すいやく。
みず‐ぐ・む【水含む】
[動マ四]水けをふくむ。また、果物が熟しすぎる。熟(う)む。「瓜を取りいでたりけるが、わろくなりて—・みたりければ...
みず‐ぐも【水蜘蛛】
1 ミズグモ科のクモ。体長約1.5センチ。水中生活をする特異なクモで、水草の間に網巣を張り、水面から体の毛に空気を...
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだい...
みず‐け【水気】
物に含まれている水の量。水分。すいき。「—の多い果物」
みず‐けむり【水煙】
1 水面に立ちのぼる霧。「湖面に—が立ちこめる」 2 水が細かく飛び散って煙のように見えるしぶき。飛沫(ひまつ)。...
みず‐げい【水芸】
水を用いる曲芸や手品。囃子(はやし)に合わせて、扇子や刀・衣服などの先から水を噴き出させるもの。細い管を通した仕掛...
みず‐げた【水下駄】
深田や湿地に入るときに履く幅の広い下駄。大足(おおあし)。代踏(しろふ)み下駄。
みず‐げんか【水喧嘩】
日照りのときに、農民が互いに自分の田に多く水を引こうとして争うこと。水論。水争い。《季 夏》
みず‐こ【水子/稚子】
《「みずご」とも》 1 生まれてあまり日のたたない子。あかご。「—の顔を見入っていた」〈秋声・足迹〉 2 胎児。特...
みずこい‐どり【水恋鳥】
アカショウビンの別名。《季 夏》
みず‐こし【水漉し】
1 「水嚢(すいのう)」に同じ。 2 桶などの底に砂を盛り、あるいは布を張って水を濾過(ろか)する器。 3 茶道で...
みずこ‐じぞう【水子地蔵】
水子2を回向(えこう)するために建てた地蔵菩薩像。水子の魂は地蔵の世話になるといわれる。
みず‐こぼし【水翻し】
建水(けんすい)のこと。
みず‐ごえ【水肥】
液状の肥料。主として下肥(しもごえ)を水で薄めたものをいう。液肥(えきひ)。すいひ。
みず‐ごけ【水蘚/水苔】
ミズゴケ科の蘚(せん)類の総称。日本では約40種が知られ、高山や北日本の湿地に生え、長年の間に高層湿原をつくる。高...
みず‐ごころ【水心】
1 水泳の心得。 2 「魚心(うおごころ)あれば水心」の略。
水心(みずごころ)あれば魚心(うおごころ)
《「魚心あれば水心」を逆にいったもの》「魚心あれば水心」に同じ。
みず‐ごり【水垢離】
「垢離(こり)」に同じ。
みず‐ごろも【水衣】
能装束の一。単(ひとえ)の広袖で衽(おくみ)のある上衣。僧侶や尉(じょう)・姥(うば)・男・女・子方などに広く用いる。