ほう‐じょう【豊饒】
[名・形動]土地が肥沃(ひよく)で作物がよく実ること。また、そのさま。ほうにょう。「—な(の)大地」 [派生]ほう...
ほう‐じょう【鳳城】
1 《中国の漢代、門に銅製の鳳凰(ほうおう)を飾ったところから》宮城。皇居。禁裡。 2 都。都城。帝京。
ほう‐じょう【褒状】
行為・業績などをほめることを記した文書。賞状。
ほうじょう‐あきとき【北条顕時】
[1248〜1301]鎌倉中期の武将。実時の子。父の志を継ぎ、金沢文庫を隆盛にした。金沢顕時。
ほうじょう‐いん【放生院】
京都府宇治市にある真言律宗の寺。山号は、雨宝山。正しくは放生院常光寺。推古天皇12年(604)聖徳太子の願いにより...
ほうじょう‐うじつな【北条氏綱】
[1486〜1541]戦国時代の武将。早雲の子。伊豆・相模・武蔵・下総(しもうさ)などを征圧。小田原城下の商業発展...
ほうじょう‐うじなお【北条氏直】
[1562〜1591]戦国時代の武将。氏政の長男。織田信長の没後、徳川家康と対立したが和睦。のち豊臣秀吉に小田原城...
ほうじょう‐うじなが【北条氏長】
[1609〜1670]江戸前期の旗本・軍学者。幕府大目付、安房守。北条流兵学の祖。後北条氏の出身で、軍学を小幡景憲...
ほうじょう‐うじまさ【北条氏政】
[1538〜1590]戦国時代の武将。氏康の長男。武田信玄・上杉謙信の攻防に連携・対抗しながら領土を確保した。晩年...
ほうじょう‐うじやす【北条氏康】
[1515〜1571]戦国時代の武将。氏綱の長男。上杉憲政・古河公方(こがくぼう)足利晴氏を破り、武田・今川両氏と...
ほうじょう‐え【放生会】
供養のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会。殺生戒に基づくもので、奈良時代より行われ、陰暦8月15日の八...
ほうじょう‐かてい【北条霞亭】
[1780〜1823]江戸後期の漢詩人。志摩の人。名は襄。字(あざな)は子譲・景陽。霞亭は号。京都で皆川淇園(きえ...
ほうじょうき【方丈記】
鎌倉前期の随筆。1巻。鴨長明著。建暦2年(1212)成立。仏教的無常観を基調に、大風・飢饉(ききん)などの不安な世...
ほうじょうきしき【方丈記私記】
堀田善衛の著作。20代で東京大空襲を体験した著者がリアリストとしての鴨長明を再発見し「方丈記」の新たな読みを試みた...
ほうじょう‐きたい【胞状奇胎】
胎盤の一部となる絨毛膜(じゅうもうまく)の組織が、異常増殖して多数のブドウ状の嚢胞(のうほう)になり、胎児は死亡し...
ほうじょうきひょうしゃく【方丈記評釈】
内海弘蔵の著作。大正5年(1916)刊行。
ほうじょう‐きょうごう【法条競合】
一つの犯罪行為が外観上数個の刑罰法規に当てはまるが、実質的にはその一つだけが適用されること。
ほうじょうくだいき【北条九代記】
鎌倉末期の歴史書。2巻。著者未詳。寿永2〜元弘2=正慶元年(1183〜1332)の鎌倉幕府関係の重要事件などを編年...
ほうじょうくだいめいかのいさおし【北条九代名家功】
歌舞伎狂言。時代物。3巻。河竹黙阿弥作。明治17年(1884)東京猿若座初演。北条家の滅亡を中心に脚色した活歴物。...
ほうじょう‐さだとき【北条貞時】
[1271〜1311]鎌倉幕府の武将。第9代執権。北条時宗の子。父の死により、14歳で執権に就任。当時、伯父の安達...
ほうじょう‐さねとき【北条実時】
[1224〜1276]鎌倉中期の武将。義時の孫。引付衆・評定衆を歴任して、執権を補佐。学問を好み、書籍を書写・収集...
ほうじょう‐し【北条市】
⇒北条
ほうじょう‐しげとき【北条重時】
[1198〜1261]鎌倉前期の武将。義時の三男。六波羅探題・連署を歴任して、執権北条時頼を補佐。のち出家。彼の残...
ほうじょう‐じ【法成寺】
京都市上京区にあった寺。治安2年(1022)に藤原道長が創建し、荒神口(こうじんぐち)より北、寺町より東にあったと...
ほうじょう‐じたて【法帖仕立て】
法帖のような折り本の仕立て方。1枚ずつ表を内側にして縦二つに折ったものを重ね、裏面の端をはり合わせてつないだもの。
ほう‐じょうじゅ【法成就】
仏語。密教で、修法(しゅほう)による効験があらわれたこと。
ほうじょう‐そううん【北条早雲】
[1432〜1519]室町後期の武将。後北条氏の祖。初め伊勢新九郎長氏と称し、出家して早雲庵宗瑞と号。駿河の今川氏...
ほうじょう‐たかとき【北条高時】
[1303〜1333]鎌倉幕府第14代執権。在職1316〜1326。若年で執権となったため政治を乱し、正中の変・元...
ほうじょう‐たみお【北条民雄】
[1914〜1937]小説家。ソウルの生まれ。ハンセン病患者として入院した最初の夜の経験をもとにした小説「いのちの...
ほうじょう‐だんすい【北条団水】
[1663〜1711]江戸前期の俳人・浮世草子作者。京都の人。井原西鶴の門人で、師の遺稿を刊行した。俳書「秋津しま...
ほうじょう‐ち【放生池】
捕らえた魚類などを放してやるために設けた池。→放生会(ほうじょうえ)
ほうじょう‐でん【放生田】
平安時代、収穫を放生会の費用にあてるため諸国に置かれた不輸租田。
ほうじょう‐ときふさ【北条時房】
[1175〜1240]鎌倉前期の武将。時政の三男。義時の弟。承久の乱に北条泰時とともに上洛し、鎮定に当たった。のち...
ほうじょう‐ときまさ【北条時政】
[1138〜1215]鎌倉幕府初代執権。在職1203〜1205。源頼朝の妻政子の父。通称、四郎。頼朝の挙兵を助け、...
ほうじょう‐ときむね【北条時宗】
[1251〜1284]鎌倉幕府第8代執権。在職1268〜1284。時頼の長男。通称、相模太郎。元寇に際して強硬策を...
ほうじょう‐ときゆき【北条時行】
[?〜1353]南北朝時代の武将。高時の子。鎌倉幕府の滅亡後、信濃にのがれ、建武政権に抗して挙兵。一時鎌倉を回復し...
ほうじょう‐ときより【北条時頼】
[1227〜1263]鎌倉幕府第5代執権。在職1246〜1256。泰時の孫。法名、道崇。豪族三浦一族を滅ぼし、執権...
ほうじょうのうみ【豊饒の海】
三島由紀夫の長編小説。「浜松中納言物語」をモチーフとする輪廻転生の物語。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の...
ほうじょう‐ひでじ【北条秀司】
[1902〜1996]劇作家。大阪の生まれ。本名、飯野秀二。岡本綺堂に師事。新派・新国劇・歌舞伎などの商業演劇の脚...
ほうじょう‐ぼう【宝城坊】
神奈川県伊勢原市日向(ひなた)にある高野山真言宗の寺。行基の開創と伝える日向山霊山寺の十二僧坊の一。日向薬師。
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍として...
ほうじょう‐まさむら【北条政村】
[1205〜1273]鎌倉幕府7代執権。義時の子。評定衆・連署などを経て文永元年(1264)執権となる。時宗に執権...
ほうじょう‐やすとき【北条泰時】
[1183〜1242]鎌倉幕府第3代執権。在職1224〜1242。義時の長男。通称、江馬太郎。承久の乱に上洛して鎮...
ほうじょう‐よしとき【北条義時】
[1163〜1224]鎌倉幕府第2代執権。在職1205〜1224。時政の次男。通称、江馬小四郎。父時政の失脚後、執...
ほうじょう‐りゅう【北条流】
江戸初期、小幡景憲の門人北条氏長が創始した軍学の流派。
ほうじょ‐はん【幇助犯】
⇒従犯
ほう・じる【奉じる】
[動ザ上一]「ほう(奉)ずる」(サ変)の上一段化。「命(めい)を—・じる」「職を—・じる」
ほう・じる【崩じる】
[動ザ上一]「ほう(崩)ずる」(サ変)の上一段化。「皇帝が—・じる」
ほう・じる【報じる】
[動ザ上一]「ほう(報)ずる」(サ変)の上一段化。「テレビが異変を—・じる」「恨みを—・じる」
ほう・じる【焙じる】
[動ザ上一]「ほう(焙)ずる」(サ変)の上一段化。「茶を—・じる」