みずのみ‐びゃくしょう【水呑み百姓】
江戸時代、自分の田畑を持たず、検地帳に登録されない小作・日雇いなどの下層農民。貧しい農民。無高百姓。→本百姓
みず‐の‐みやこ【水の都】
「水都(すいと)」に同じ。「—ベネチア」 [補説]書名別項。→水の都
みずのみやこ【水の都】
《原題、(フランス)La Cité des eaux》レニエの詩集。1902年刊行。ベルサイユについてうたったもの。
みず‐の‐もち【水の餅】
元日の朝、若水(わかみず)をくみにいくとき水神に供える餅。
みずの‐りはち【水野利八】
[1884〜1970]実業家。岐阜の生まれ。スポーツ用品の水野兄弟商会(現ミズノ)を創業。実業団野球大会、関西学生...
みずの‐れんたろう【水野錬太郎】
[1868〜1949]官僚・政治家。秋田の生まれ。内務省を退官後、貴族院議員・内相・文相を歴任。
みず‐の‐わななき【水のわななき】
冷や汗を流してふるえること。「—して汗にしとどにぬれてかがまり伏し給へれば」〈宇津保・蔵開下〉
みずは【罔象】
《古くは「みつは」》水の神。水の精霊。「水神—の女(め)を生む」〈神代紀・上〉
みず‐は【瑞歯/稚歯】
1 若々しく生命力のある歯。 2 老人になってから再び生えた歯。長寿のしるしとして、めでたいこととされた。 3 非...
みず‐はき【水吐き】
1 流水やたまり水を流し出すこと。また、その所。 2 「水捌(みずは)け」に同じ。「—がよい土地」 3 魚の頭のえ...
みずは‐ぐ・む【瑞歯含む】
[動マ四]《瑞歯2が生える意からか》非常に年をとる。みずはさす。「むばたまのわが黒髪はしらかはの—・むまでなりにけ...
みず‐はけ【水捌け】
水の流れ去るぐあい。排水。みずはき。「—をよくする」
みず‐はこべ【水繁蔞】
オオバコ科の水生の一年草。水面下の葉は線形、水面上の葉は長楕円形。ほぼ一年じゅう、白い小花が咲き、花は2枚の苞(ほ...
みずは‐さ・す【瑞歯さす】
[動サ四]「瑞歯含(みずはぐ)む」に同じ。「—・す八十(やそぢ)余りの老いの波くらげの骨に逢ふぞうれしき」〈今昔・...
みず‐はじき【水弾き】
空気の圧力を利用して水を遠くまで噴出させる仕掛けの機械。竜吐水(りゅうどすい)・水鉄砲など。
みず‐はな【水端】
《「みずばな」とも》 1 水の出はじめのときや部分。また、水量の増す始め。〈和英語林集成〉 2 物事の最初。出はじ...
水(みず)は舟(ふね)を載(の)せ又(また)舟(ふね)を覆(くつがえ)す
《「荀子」王制から》水は舟を浮かべるが、転覆させることもできる。同じものが役にも立てば害にもなること。また、臣下に...
水(みず)は方円(ほうえん)の器(うつわ)に随(したが)う
水は、容器の形によって、四角にも丸くもなる。人は、交友関係や環境によって、よくも悪くもなるというたとえ。
みずはら【水原】
姓氏の一。 [補説]「水原」姓の人物水原茂(みずはらしげる)水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)
みずはら‐しげる【水原茂】
[1909〜1982]プロ野球選手・監督。香川の生まれ。高松商業、慶大で投手兼三塁手として活躍し、昭和11年(19...
みずはら‐しゅうおうし【水原秋桜子】
[1892〜1981]俳人。東京の生まれ。本名、豊。高浜虚子に師事。俳句雑誌「馬酔木(あしび)」を主宰し、新興俳句...
みず‐ば【水場】
1 登山で、飲み水の確保できる場所。「—を探す」 2 野獣や野鳥が水を飲みに集まる水辺。 3 土地が低く、すぐ水の...
みず‐ばかり【水計り/水準】
⇒水盛(みずもり)
みず‐ばかり【水秤】
液体の比重を測定する装置の一。天秤(てんびん)の一方の皿の下に鉤(かぎ)があり、それにおもりをつるして水中に沈め、...
みず‐ばしょう【水芭蕉】
サトイモ科の多年草。中部地方以北の湿原に群生。春の雪解けを待って、高さ約20センチの白い仏炎苞(ぶつえんほう)に包...
みず‐ばしら【水柱】
水面から柱のように高く立ちのぼった水。すいちゅう。「—が立つ」
みず‐ばな【水洟】
「みずっぱな」に同じ。《季 冬》「—や鼻の先だけ暮れ残る/竜之介」
みず‐ばなれ【水離れ/水放れ】
1 暖められて水が冷たくなくなること。「漸(ようや)く—のした茶釜の湯を」〈長塚・土〉 2 水面から離れること。ま...
みず‐ばら【水腹】
1 水を飲みすぎたときの腹ぐあい。 2 水を飲んで空腹をしのぐこと。「—も一時(いっとき)もつ」
みず‐ばり【水張り】
1 布地を、のりを使わず水にひたして板などに張りつけて乾かすこと。また、その布。 2 水彩画などを描く際、あらかじ...
みず‐ばれ【水腫れ】
水けを内部に含んではれること。また、そのはれもの。みずぶくれ。
みず‐ばん【水番】
灌漑(かんがい)用水が盗まれるのを防ぐために見張りをすること。また、その人。《季 夏》
みず‐ばんそうこう【水絆創膏】
小さな傷口を保護する衛生材料。粘り気のある液体であるコロジオンなど主成分とし、患部に塗布すると溶剤が揮発して耐水性...
みず‐パイプ【水パイプ】
喫煙具の一。タバコの煙が水筒の中の水を通って吸い込まれるようにしたもの。ニコチン・タールが水に溶け、味が柔らかくなる。
みず‐ひき【水引】
1 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色...
みずひき‐がに【水引蟹】
十脚(じっきゃく)目ミズヒキガニ科のカニ。日本特産のカニで、本州以南の水深30〜100メートルの海底にすむ。甲長約...
みずひき‐まく【水引幕】
劇場で、舞台最前部の上方に、間口いっぱいに横に張った細長い幕。また、相撲で、土俵の4本柱の上方に張った細長い幕。現...
みず‐びしゃく【水柄杓】
水を汲(く)む柄杓。
みず‐びたし【水浸し】
すっかり水につかること。また、つけること。「床が—になる」
みず‐ふうせん【水風船】
水を入れてふくらませた小さな風船。投げたり、ヨーヨーにしたりして遊ぶ。
みず‐ふぶき【水蕗/芡】
オニバスの別名。
みず‐ふるい【水篩】
《「みずぶるい」とも》「水嚢(すいのう)1」に同じ。〈和名抄〉
みず‐ぶき【水蕗/芡】
オニバスの別名。
みず‐ぶくれ【水膨れ/水脹れ】
1 皮下に水疱(すいほう)ができてふくれること。また、そのもの。みずばれ。「やけどの跡が—になる」 2 水をたくさ...
みず‐ぶくろ【水袋】
1 水を入れる袋。 2 魚の浮き袋。
みず‐ぶそく【水不足】
必要な水量が足りないこと。特に、雨が降らないために河川や貯水池の水量が減り、生活用水が足りなくなること。
みず‐ぶとり【水太り】
[名](スル)からだがぶくぶくに太っていること。「—した肥満児」
みず‐ぶね【水船】
1 飲料水を運ぶ船。水取り船。水伝馬(みずてんま)。 2 (「水槽」とも書く) ㋐水をたくわえておく大きな桶。すい...
みず‐ぶろ【水風呂】
沸かさないで、つめたい水のままの風呂。
みずへび‐ざ【水蛇座】
天の南極の近くにある小星座。12月下旬に南中するが、明るい星はなく、日本からは見えない。学名 (ラテン)Hydrus