みず‐がし【水菓子】
果物(くだもの)のこと。→菓子
水(みず)が◦出(で)る
洪水になる。出水する。「大雨で—◦出た」
水(みず)が入(はい)・る
相撲で、水入りになる。→水入り
みず‐がみしも【水上下/水裃】
水色の上下(かみしも)。武士が切腹のときなどに着たもの。
みず‐がみなり【水雷/水神鳴り】
落ちても火を出さない雷。また、雨を伴う雷。⇔火雷(ひがみなり)。
みず‐がめ【水瓶/水甕】
1 飲み水などをたくわえておくための瓶。 2 飲用水や工業・農業用水となる、湖やダムなどの貯水池や水源のたとえ。
みずがめ【水甕】
短歌雑誌。大正3年(1914)4月、尾上柴舟(おのえさいしゅう)を中心に創刊。
みずがめ‐ざ【水瓶座】
黄道十二星座の一。10月下旬の午後8時ごろ南中し、ペガスス座の南に見えるが、明るい星はほとんどない。学名(ラテン)...
みず‐ガラス【水ガラス】
二酸化珪素(けいそ)と炭酸ナトリウムなどのアルカリとを融解して得られる珪酸アルカリの濃い水溶液。粘りけの強い無色透...
みず‐がれ【水涸れ】
[名](スル)日照り続きで、川・池・田・井戸などの水が干上がってしまうこと。
みず‐き【水木】
ミズキ科の落葉高木。山地に自生し、枝を横に伸ばす。葉は互生し、広楕円形で裏面はやや白い。5月ごろ、白い小花を散房状...
みず‐き【水城】
外敵を防ぐために設けた水堀。特に、天智天皇3年(664)大宰府を防備するために造られた土塁をいう。延長約1キロ、高...
みずき【承鞚】
⇒みずつき
みず‐き【瑞木】
みずみずしい若木。
みずきかず【不見不聞】
狂言「不聞座頭(きかずざとう)」の和泉(いずみ)流における名称。
みず‐ききん【水飢饉】
日照り続きで、飲み水・灌漑(かんがい)用水などが極度に欠乏すること。
みずき‐しげる【水木しげる】
[1922〜2015]漫画家。大阪に生まれ、幼少時に鳥取県境港に移り育つ。本名、武良(むら)茂。妖怪漫画の第一人者...
みず‐キムチ【水キムチ】
⇒ムルキムチ
みず‐きょうげん【水狂言】
涼感を出すために、本物の水を使った芝居や芸など。夏芝居で興行される。《季 夏》
水(みず)清(きよ)ければ魚(うお)棲(す)まず
水が清冽(せいれつ)すぎるとかえって魚は住まないものだ。人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれないというたとえ。
水(みず)清(きよ)ければ月(つき)宿(やど)る
水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。
みず‐きり【水切り】
[名](スル) 1 水分を取り去ること。また、そのための用具。「といだ米を—する」「—かご」 2 小石を水面に水平...
みずき‐りゅう【水木流】
日本舞踊の流派の一。元禄期(1688〜1704)の歌舞伎の名女方水木辰之助を流祖に、門弟の粂(くめ)が創始。代々女...
みず‐きん【水金】
1 陶磁器の上絵の具の一。塩化金に硫黄・テレビン油などを加えた濃厚液。金彩色に用いる。金液。すいきん。 2 湯水の...
みず‐きんばい【水金梅】
アカバナ科の多年草。高さ30〜50センチメートル。沼地の泥中に長く根茎を伸ばし、呼吸根を出す。夏から秋にかけてキン...
みず‐ぎ【水着】
水泳のときに身につけるもの。海水着。《季 夏》
みず‐ぎく【水菊】
キク科の多年草。山地の湿原に生え、高さ約30センチ。葉はへら形で互生する。夏から秋、黄色い頭状花を1個開く。
みず‐ぎわ【水際】
1 水面が陸地と接している所。みぎわ。「—の植物」 2 上陸する直前。「感染症の侵入を—で防ぐ」「—作戦」 3 物...
みずぎわ‐さくせん【水際作戦】
1 上陸してくる敵を水際で撃滅する作戦。 2 転じて、病原菌・害虫・麻薬などが国内にはいり込むのを防ぐこと。水際対...
みずぎわ‐たいさく【水際対策】
⇒水際作戦
みずぎわ‐だ・つ【水際立つ】
[動タ五(四)]ひときわ目立つ。あざやかにきわだつ。「—・った演技」
み‐ず・く【水漬く】
[動カ四]⇒みづく(水漬)
みず‐くき【水茎】
《「みずぐき」とも》 1 筆。 2 筆跡。 3 手紙。便り。「—の数積もれども」〈盛衰記・三八〉
みずくき‐の【水茎の】
[枕] 1 同音の繰り返しで「水城(みづき)」にかかる。「ますらをと思へる吾れや—水城の上に涙拭(のご)はむ」〈万...
みずくき‐の‐あと【水茎の跡】
書かれた文字。筆跡。手跡。「—も鮮やかな手紙」
みず‐くさ【水草】
水中や水面に生える草。すいそう。みくさ。
みず‐くさ【水瘡】
⇒水虫1
みず‐くさ・い【水臭い】
[形][文]みづくさ・し[ク] 1 水分が多くて味が薄い。水っぽい。「—・い酒」 2 よそよそしい。他人行儀である...
みず‐ぐち【水口】
《「みずくち」とも》 1 水を引き入れたり、放出したりする口。みなくち。 2 台所の水をくみ入れるための口。また、...
みず‐くみ【水汲み】
1 水をくむこと。また、その人。「—桶(おけ)」 2 歌舞伎の小道具の一。黒の木綿で作ったかまぼこ形の烏帽子(えぼ...
みずくみ【水汲】
狂言「御茶の水」の和泉(いずみ)流における名称。
みず‐くらげ【水水母】
ハチクラゲ綱ミズクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。日本近海で普通にみられ、大きなものは傘の直径が40センチにもなる...
みず‐ぐい【水杙/水杭】
1 水の勢いをやわらげるために川岸に並べて打った杙。 2 ⇒水尺(みずじゃく)
みず‐ぐし【水櫛】
髪をすくために水をつけて用いる歯のあらい櫛。
みず‐ぐすり【水薬】
液状の飲み薬。医薬品を水に溶かして製したもの。すいやく。
みず‐ぐ・む【水含む】
[動マ四]水けをふくむ。また、果物が熟しすぎる。熟(う)む。「瓜を取りいでたりけるが、わろくなりて—・みたりければ...
みず‐ぐも【水蜘蛛】
1 ミズグモ科のクモ。体長約1.5センチ。水中生活をする特異なクモで、水草の間に網巣を張り、水面から体の毛に空気を...
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだい...
みず‐け【水気】
物に含まれている水の量。水分。すいき。「—の多い果物」
みず‐けむり【水煙】
1 水面に立ちのぼる霧。「湖面に—が立ちこめる」 2 水が細かく飛び散って煙のように見えるしぶき。飛沫(ひまつ)。...