みちゆきたびじのはなむこ【道行旅路の花聟】
歌舞伎舞踊。清元。三升屋二三治作詞、清元栄次郎作曲。天保4年(1833)江戸河原崎座初演。「仮名手本忠臣蔵」三段目...
みちゆき‐づと【道行き苞】
旅行のみやげ。「をみなへし秋萩折れれ玉桙(たまほこ)の—と乞はむ児がため」〈万・一五三四〉
みちゆき‐びと【道行き人】
道を行く人。旅をする人。「恋ひ死なば恋も死ねとや玉桙(たまほこ)の—の言も告げなく」〈万・二三七〇〉
みちゆき‐ぶり【道行き触り/道行き振り】
1 「道行き7」に同じ。 2 旅の日記。紀行。旅行記。 3 途上で行き合うこと。道中ですれちがうこと。「春来れば雁...
みちゆき‐もの【道行き物】
歌舞伎舞踊の一系統で、道行きを扱ったもの。男女の心中の道行きのほか、一人・親子・主従のものもある。
み‐ちょう【御帳】
貴人を敬って、その御座所の帳(とばり)または帳台をいう語。「—の内に入り給ひて、胸をおさへて思ふに」〈源・夕顔〉
み‐ちょうだい【御帳台】
「帳台」の尊敬語。
みち‐より【道寄り】
[名](スル)途中でよそへ立ち寄ること。寄り道。「湯に行くにも—した」〈康成・雪国〉
み・ちる【満ちる/充ちる】
[動タ上一][文]み・つ[タ上二] 1 一定の枠、空間や限界を越えそうになるほどいっぱいになる。あふれる。「会場は...
みちれ‐な・い
[形][文]みちれな・し[ク]《中世・近世語》下品で卑しい。さもしい。「イカニ畜生ナ—・イイタヅラモノ」〈天草本伊...
みちわけ‐いし【道分け石】
方向・里程などの標識として、道路の分岐点などに立てられる石。
みち‐わる【道悪】
道で、ぬかったり歩きにくかったりするところ。「—を七八丁飯田町の河岸のほうへ歩いて」〈独歩・窮死〉
道(みち)を得(う)る者(もの)は助(たす)け多(おお)く道(みち)を失(うしな)う者(もの)は助(たす)け寡(すくな)し
《「孟子」公孫丑下から》徳を体得した人は、自然に人民の協力も得られるが、道にそむいた人は援助協力も少なく、人心が離...
道(みち)を聞(き)くこと百(ひゃく)にして己(おのれ)に若(し)く者(もの)莫(な)しと為(な)す
《「荘子」秋水から》道をわずか百ばかり聞いただけで、天下に自分以上の者はないと思い上がる。うぬぼれのはなはだしいこ...
道(みち)を切(き)・る
人との関係を断つ。また、途中でさえぎる。
道(みち)を付(つ)・ける
1 通行できる道をこしらえる。「林の中に—・ける」 2 ある方面に進む糸口をつくる。「国交回復の—・ける」
道(みち)を以(もっ)て欲(よく)を制(せい)すれば則(すなわ)ち楽(たの)しみて乱(みだ)れず
《「礼記」楽記から》自分の欲望を道徳に照らして抑制すれば、安らかな心で迷うこともない。
み‐ぢか【身近】
[名・形動] 1 自分のからだの近くであること。また、その場所やそのさま。身辺。「愛読書をいつも—に置く」「危険が...
み‐ぢか・い【身近い】
[形][文]みぢか・し[ク]自分のからだのすぐ近くである。また、自分と深い関係にある。「小姓を—・く侍らせる」「自...
みっ‐か【三日】
《「みか」の音変化》 1 月の第3の日。 2 特に、正月3日。三が日の終わりの日。《季 新年》「—はや雲おほき日と...
みっ‐かい【密会】
[名](スル)ひそかに会うこと。特に、男女が人目を忍んで会うこと。「—を重ねる」
みっか‐コロリ【三日コロリ】
《発病後3日でころりと死ぬ意から》コレラの俗称。
みっか‐てんか【三日天下】
《明智光秀が織田信長を倒して天下をとってから、わずか13日後に豊臣秀吉に滅ぼされたところから。「みっかでんか」とも...
みっか‐なえ【三日苗】
苗代から取って3日目の稲の苗。多くの地方で、田に植えるのを忌む。
三日(みっか)にあげず
間をおかず。非常にしげく。しばしば。「—電話してくる」
みっか‐ねつ【三日熱】
マラリアの一種。三日熱マラリア原虫の感染によるもので、発熱発作は48時間ごとに起こる。熱帯から温帯にみられ、日本で...
みっか‐ばしか【三日麻疹】
風疹(ふうしん)の俗称。
みっかび【三ヶ日】
静岡県浜松市の地名。旧町名。浜名湖北岸にあり、観光拠点の一。ミカン栽培が盛ん。
みっかび‐じん【三ヶ日人】
昭和34年(1959)静岡県の三ヶ日町(現在の浜松市の一部)の石灰岩採石場で発見された化石人骨。すべて破片であるが...
みっか‐ぼうず【三日坊主】
物事に飽きやすく、長続きしないこと。また、その人。「日記付けも—に終わる」
三日(みっか)見(み)ぬ間(ま)の桜(さくら)
《桜の花の散りやすいところから》世の中の移り変わりの早いことのたとえ。
みっ‐きょう【密教】
大日如来を本尊とする深遠秘密の教え。加持(かじ)・祈祷(きとう)を重んじる。7、8世紀ごろインドで起こり、唐代に中...
みっきょう‐びじゅつ【密教美術】
密教の展開とともに生み出された造形美術。諸尊の画像・彫像や曼荼羅(まんだら)を主に、密教法具類、灌頂堂などの建築を含む。
ミッキー‐マウス
米国のディズニー漫画映画の主人公である雄のネズミの名。1928年デビュー。
ミッキーマウス‐ほう【ミッキーマウス法】
⇒ミッキーマウス保護法
ミッキーマウスほご‐ほう【ミッキーマウス保護法】
米国の著作権延長法を揶揄(やゆ)する俗称。1928年に初公開されたミッキーマウスの映画の著作権保護期間が満了しそう...
みっ‐く【密供】
密教で諸尊を供養する修法。
ミックス
《multiintegrated cash service》全国キャッシュサービス。銀行間オンライン提携網。業態の...
ミックス
[名](スル) 1 混ぜ合わせること。また、組み合わせること。「緑と青を—した色」「—サンド」 2 混ぜ合わせたも...
ミックス‐アンド‐マッチ
ファッションのコーディネーションの一つの方法で、服の感覚をある部分では合わせ、またある部分では違ったものにして、一...
ミックス‐サンド
《(和)mix+sandwichから》一皿に、複数の具材を用いたサンドイッチを取り合わせた料理。 [補説]英語では...
ミックス‐ジュース
《mixed juiceから》桃・ミカン・バナナなど、複数の果実を混ぜ合わせて作ったジュース。牛乳を加える場合もある。
ミックス‐せき【ミックス席】
主にサッカーの試合会場で、ホーム・ビジターどちらのチームの応援も可能な席や区域のこと。 [補説]一般にはビジターの...
ミックス‐ゾーン
《(和)mix+zone》競技場などに設けられる、スポーツ選手が記者の取材を受けるための場所。
ミックスダウン
「トラックダウン」に同じ。
ミックス‐ダブルス
《(和)mix+doubles》「混合(こんごう)ダブルス」に同じ。
ミックスド‐シグナル
1 アナログ信号とデジタル信号が混在している回路。 2 意味が曖昧なメッセージ。
ミックス‐レタス
《(和)mix+lettuce》葉の色や形などの異なる、さまざまな種類のレタスを取り混ぜたもの。レタスミックス。
みっ‐けい【密契】
秘密に結んだ約束。密約。
みっ‐けい【密計】
ひそかなはかりごと。秘密の計略。密謀。「謀反の—をめぐらす」