み‐つき【見付き】
1 外から見たようす。見かけ。外観。「—の小さいホテルの入口があった」〈荷風・ふらんす物語〉 2 「みつけ(見付)...
み‐つぎ【貢ぎ/御調/調】
[名](スル)《古くは「みつき」》 1 支配下にある国や人民が服従のしるしとして君主に献上する物品。みつぎもの。 ...
ミツキェビッチ
[1798〜1855]ポーランドのロマン派の代表的詩人。独立運動に参加、多数の愛国詩を書いた。長編叙事詩「パン‐タ...
みつ‐きっこう【三つ亀甲】
文様・紋所の名。亀甲を三つ組み合わせたもの。三盛(みつもり)亀甲。
み‐つぎ【見継ぎ】
助勢や援助をすること。特に、経済的な援助をすること。仕送りすること。「母が方へ—を頼めば」〈浄・五人兄弟〉
みつ‐ぎ【密儀】
特別の資格を持つ者だけが参加できる、または特殊な資格を与えるために行う秘密の儀式。未開人のイニシエーション、キリス...
みつ‐ぎ【密議】
[名](スル)秘密の会議。「—をこらす」
みつぎのぜに【貢の銭】
《原題、(イタリア)Pagamento del tributo》マサッチョの絵画。フィレンツェ、サンタマリア‐デル...
みつぎ‐ぶね【貢ぎ船】
貢ぎ物を運ぶ船。
みつぎ‐もの【貢ぎ物/調物】
支配者が税としてとりたてる物品。また、被支配者が献上する品物や金。みつぎ。「—をささげる」
みつぎり‐ぼん【三つ切り本】
美濃本(みのぼん)を横に三つに切った形の横長の和本。
み‐つ・く【見付く】
[動カ四]見慣れる。見てなじむ。「さまかたちのめでたきを—・きなば、さりともおろかになどは、よも思ふ人あらじ」〈源...
み‐つく・す【見尽(く)す】
[動サ五(四)]全部に目を通す。最後まで見終わる。「一日かけて—・す」
みつ‐くち【三つ口】
口唇裂(こうしんれつ)の俗称。兎唇(としん)。
みつくち‐フラスコ【三口フラスコ】
容器内で攪拌(かくはん)や温度計測など各種操作を並行して行うために、三つの口が設けられたフラスコ。ふつう中央の主管...
みつくり【箕作】
姓氏の一。 [補説]「箕作」姓の人物箕作佳吉(みつくりかきち)箕作元八(みつくりげんぱち)箕作阮甫(みつくりげんぽ...
みつくり‐かきち【箕作佳吉】
[1858〜1909]動物学者。江戸の生まれ。阮甫の孫。欧米で動物学を学び、帰国後に東京帝大で日本人初の動物学教授...
みつくり‐げんぱち【箕作元八】
[1862〜1919]歴史学者。岡山の生まれ。菊池大麓(だいろく)の弟。動物学を修めたが、のち歴史学に転じ、西洋史...
みつくり‐げんぽ【箕作阮甫】
[1799〜1863]江戸末期の蘭医。美作(みまさか)の人。名は虔儒(けんじゅ)。江戸で宇田川榛斎に蘭学を学び、幕...
みつくり‐ざめ【箕作鮫】
ミツクリザメ科の海水魚。全長約3〜5メートル。平たく長い吻(ふん)をもつ。世界各地の深海に分布するとみられるが、生...
みつくり‐りんしょう【箕作麟祥】
[1846〜1897]法学者。江戸の生まれ。阮甫(げんぽ)の孫。フランスに留学。帰国後、明治政府のもとで法律の起草...
み‐つくろい【見繕い】
適当に選んでととのえること。「—の肴(さかな)」
み‐つくろ・う【見繕う】
[動ワ五(ハ四)] 1 適当に選んでととのえる。「あり合わせの中から一つ二つ—・って出す」 2 よく見て判断する。...
みつ‐くわがた【三つ鍬形】
1 兜(かぶと)の前立物(まえだてもの)の一。鍬形の中央に剣の形を立てたもの。 2 紋所の名。鍬形を三つ組み合わせ...
み‐つ・ぐ【貢ぐ】
[動ガ五(四)]《「見継ぐ」と同語源》 1 金や物を与えて助ける。金品を差し出して生活の面倒をみる。「愛人に—・ぐ...
み‐つ・ぐ【見継ぐ】
[動ガ四] 1 絶え間なく見つづける。見守る。「人さへや—・がずあらむ彦星の妻呼ぶ舟の近付き行くを」〈万・二〇七五...
みつぐおんな【貢ぐ女】
山口洋子の短編小説。昭和58年(1983)「オール読物」誌に発表。第89回直木賞の候補作となる。昭和60年(198...
みつ‐ぐそく【三つ具足】
仏具のうち、仏前を飾る香炉・燭台(しょくだい)・花瓶(けびょう)の3種。ひとそろいとする。
みつ‐ぐみ【三つ組(み)】
1 三つで一組みになっていること。また、そのもの。「—の布団」 2 「三つ編み」に同じ。
みつぐり‐の【三つ栗の】
[枕]いがの中にある三つの栗の実の中央のものの意から、「なか」にかかる。「—那賀(なか)に向かへる曝井(さらしゐ)...
み‐つけ【見付/見附】
1 枡形(ますがた)をもつ城門の外側に面する部分。見張りの番兵を置いた。俗に江戸城には36見付があったといわれ、現...
みつけ【見付/見附】
静岡県南西部、磐田(いわた)市の地名。東海道五十三次の宿駅として発展。住宅地。
みつけ【見附】
新潟県中部の市。江戸時代にはつむぎの見附結城の産地として知られ、現在は化繊織物やニット生地を生産。人口4.2万(2...
みつけ‐し【見附市】
⇒見附
みつけ‐じま【見附島】
《「見付島」とも書く》石川県能登半島北部、珠洲(すず)市にある無人島。周囲400メートル、面積1150平方メートル...
みつけ‐だ・す【見付け出す】
[動サ五(四)]さがして見つける。見いだす。「適任者を—・す」
みつ‐けつごう【密結合】
《tight coupling》コンピューターシステムで、異なる二つの構成要素が互いに密接に結びついている状態。固...
みつけ‐ばしら【見付柱】
⇒目付柱(めつけばしら)
み‐つ・ける【見付ける】
[動カ下一][文]みつ・く[カ下二] 1 発見する。見いだす。「落とし物を—・ける」「仕事を—・ける」 2 いつも...
みつ‐げつ【蜜月】
《honeymoon》 1 結婚して間もないころ。ハネムーン。 2 親密な関係にあること。「両派の—時代」
みつげつ‐りょこう【蜜月旅行】
新婚旅行。ハネムーン。
みつげん‐しょくぶつ【蜜源植物】
ミツバチに蜜をとらせるのに適する植物。レンゲソウ・クローバー・ソバ・アブラナ・ミカン・トチノキなど。
みつこ【光子】
網野菊による短編小説。東京の麹町界隈(かいわい)を舞台に、光子という娘の成長と下町の庶民の生活を描く。大正15年(...
みつ‐ご【三つ子/三つ児】
1 1回の出産で生まれた三人の子供。 2 3歳の子。転じて、幼い子。
みつ‐ご【密語】
[名](スル) 1 ひそかに話すこと。また、その話。ひそひそ話。「耳に附きて—せし事といえども、漏すことなく」〈中...
みつ‐ご【蜜語】
蜜のように甘い言葉。男女のむつごとをいう。「—を交わす」
三(み)つ子(ご)の魂(たましい)百(ひゃく)まで
幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。
みつ‐ごん【密言】
「密語(みつご)」に同じ。
みつごん‐じょうど【密厳浄土】
大日如来がいる浄土。大乗密厳経に説く、三密で荘厳された浄土で、密厳国・密厳仏国ともいう。真言宗では、このけがれた国...
みつざき‐けんぎょう【光崎検校】
[?〜1853ころ]江戸後期の地歌・箏曲(そうきょく)家。京都の人。箏曲の復興運動の先駆者。三味線とは合奏せず、箏...