みなそこ‐ふ【水底経】
[枕]語義・かかり方未詳。「臣(おみ)」にかかる。「—臣の嬢子(をとめ)を」〈仁徳紀・歌謡〉
み‐な‐そそく【水注く】
[枕] 1 水がほとばしる「大水(おほみ)」、あるいは水が注ぎ入る「大海(おほみ)」の意から、同音の「臣(おみ)」...
み‐な‐づき【水無月】
1 陰暦6月の異称。田植えに多くの水を必要とする月の意という。《季 夏》「—の朝顔すずし朝の月/樗良」 2 白いう...
みなづき【皆月】
花村万月の長編小説。平成9年(1997)刊行。第19回吉川英治文学新人賞受賞。
みなづき‐え【水無月会】
最澄の忌日の6月4日に比叡山延暦寺で行われる法会。長講会。
みなづき‐ばらえ【水無月祓】
「夏越(なご)しの祓(はらえ)」に同じ。みなづきばらい。
み‐な‐と【港/湊】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の門(と)」の意》 1 海が陸地に入り込んだ地形を利用したり、防波堤を築い...
みなと【港】
東京都の区名。東京港に臨む。江戸時代は武家屋敷・寺社地。赤坂・芝・麻布(あざぶ)の旧3区が合併して成立。人口20....
みなと【港】
名古屋市の区名。名古屋港に臨む。
みなと【港】
大阪市の区名。大阪港に臨む。
みなと‐え【港江】
港になっている入り江。「夕立のまだ過ぎやらぬ—の葦の葉そよぐ風の涼しさ」〈続古今・雑上〉
みなと‐かぜ【港風】
河口または港のあたりに吹く風。「葦辺には鶴がね鳴きて—寒く吹くらむ津乎(つを)の崎はも」〈万・三五二〉
みなと‐がみ【湊紙】
《もと和泉(いずみ)国湊村で作られたところから》壁やふすまの腰張りなどに用いる粗製の鳥の子紙。
みなとがみえる【港が見える】
富山県出身の日本画家、下保昭の作品。昭和25年(1950)、第6回日展で初入選した作品。
みなと‐がわ【湊川】
神戸市の六甲山に源を発し、南流して兵庫区・中央区の境辺りで大阪湾に注いでいた川。明治時代に河道が変えられ、新湊川と...
みなとがわ‐じん【港川人】
昭和45年(1970)から昭和47年(1972)にかけて沖縄県具志頭村(現在の八重瀬町)の採石場で発見された数体分...
みなとがわ‐じんじゃ【湊川神社】
神戸市中央区にある神社。祭神は楠木正成ほか一族の将士。明治5年(1872)正成の墓のある地に創建。
みなとがわ‐の‐たたかい【湊川の戦い】
延元元年=建武3年(1336)九州から東上した足利尊氏・直義の軍が、湊川で新田義貞・楠木正成らの軍を破った戦い。義...
みなと‐く【港区】
⇒港
みなと‐く【港区】
⇒港
みなと‐く【港区】
⇒港
みなと‐どおり【みなと通り】
大阪市内を東西に走る道路の呼び名。港区と西区を結ぶ。
みなとのかんぱいしょうりをわがてに【港の乾杯勝利をわが手に】
鈴木清順(当時は清太郎名義)監督による映画の題名。昭和31年(1956)公開。鈴木の初監督作品。出演、三島耕、牧真...
みなとのみえるおか‐こうえん【港の見える丘公園】
横浜市中区にある公園。昭和37年(1962)開園。園内には神奈川近代文学館や大仏(おさらぎ)次郎記念館がある。
みなと‐まち【港町】
港を中心として発達した町。港のある町。
みなとみらい‐せん【みなとみらい線】
横浜高速鉄道の「みなとみらい21線」の略称。横浜駅から元町・中華街駅4.1キロを結ぶ地下鉄線。平成16年(2004...
みな‐ながら【皆乍ら】
[副]ことごとく。すべて。「—脱ぎおき給へる御ふすまなどやうのもの」〈源・蜻蛉〉
皆(みな)に◦する
全部なくしてしまう。「御主人へ持って行く、一樽のお代を—◦しました」〈鏡花・草迷宮〉
皆(みな)にな・す
「皆にする」に同じ。「我一代に—・しがたし」〈浮・五人女・五〉
皆(みな)にな・る
全部なくなる。尽きる。「水飯も鮎もすしも、—・りにけり」〈著聞集・一八〉
み‐なぬか【三七日】
人の死後21日目。また、その日に行う法事。さんしちにち。みなのか。
みな‐の‐がわ【男女川/水無川】
茨城県の筑波山に源を発し、南流して桜川に合流する川。[歌枕]「筑波嶺の峰より落つる—恋ぞつもりて淵となりける」〈後...
みなのがわ‐とうぞう【男女ノ川登三】
[1903〜1971]力士。第34代横綱。茨城県出身。本名、坂田供次郎。優勝2回。→第33代横綱武蔵山 →第35代...
みな‐の‐しゅう【皆の衆】
多数の人を一括して指す語。また、多くの人に呼びかける語。みなさんがた。「—に聞いてもらいたいことがある」
みな‐の‐わた【蜷の腸】
[枕]「か黒し」にかかる。かかり方未詳。蜷の腸が黒いところからとも、焼いた肉が黒いところからともいう。「—か黒き髪...
ミナハサ‐はんとう【ミナハサ半島】
《Semenanjung Minahasa》インドネシア中部、スラウェシ島北部にある東に延びる半島。中部スラウェシ...
みな‐ひと【皆人】
すべての人。あらゆる人。「—、乾飯(かれいひ)のうへに涙おとしてほとびにけり」〈伊勢・九〉
みなぶち‐の‐しょうあん【南淵請安】
飛鳥(あすか)時代の学問僧。漢(あや)氏の出身。小野妹子に随行し、隋に留学。帰国後、中大兄皇子・中臣鎌足らに儒学を...
みなべ
和歌山県南西部、日高郡の地名。千里浜はウミガメの産卵地として知られる。
みなまた【水俣】
熊本県南部、八代(やつしろ)海に面する市。明治後期から化学工業が盛ん。湯之児(ゆのこ)・湯出(ゆのつる)温泉がある...
み‐な‐また【水派/水俣】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の叉(また)」の意》水の流れが分かれる所。
みなまた【水俣】
土本典昭監督によるドキュメンタリー映画の題名。副題は「患者さんとその世界」。昭和46年(1971)公開。昭和44年...
みなまた‐し【水俣市】
⇒水俣
みなまた‐じょうやく【水俣条約】
《「水銀に関する水俣条約」の略称》人為的に排出される水銀やその化合物から人の健康や環境を保護することを目的とする国...
みなまた‐びょう【水俣病】
有機水銀による中毒症。中枢神経が冒され、手足のしびれ、言語障害、目や耳の機能喪失を起こし、重症では死亡することもあ...
みなまたびょうきゅうさい‐とくべつそちほう【水俣病救済特別措置法】
《「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」の通称》水俣病問題の最終解決を目指して制定された法律...
みなまたびょう‐とくそほう【水俣病特措法】
⇒水俣病救済特別措置法
みなまたびょうひがいしゃきゅうさい‐とくべつそちほう【水俣病被害者救済特別措置法】
⇒水俣病救済特別措置法
皆(みな)まで言(い)うな
全部言わなくてもよい。多く、話し手の意図や話の展開を察して、「わかった」「理解した」の意で用いられる。
みなみ【南】
1 太陽の出る方に向かって右の方角。みんなみ。「—に向いた部屋」⇔北。 2 南風。はえ。《季 夏》「耳もとに波のわ...