耳(みみ)を潰(つぶ)・す
聞いても聞かないふりをする。「鸚鵡(あふむ)返しのあて言—・して」〈浄・浦島年代記〉
耳(みみ)を劈(つんざ)・く
耳を突き破る。非常に大きな音のとどろくさまにいう。「爆音が—・く」
耳(みみ)を塞(ふさ)・ぐ
強いて聞かないようにする。「悲惨なニュースに思わず—・ぐ」
み‐むき【見向き】
振り向いてその方を見ること。また、そちらに心を向けること。「俗世間のことには—もしない」
見向(みむ)きもし◦ない
そちらの方を見ない。関心を示さない。無視する。「スポーツには—◦ない」
み‐む・く【見向く】
[動カ五(四)]振り向いてその方を見る。また、そちらに心が向く。「声をかけられても—・こうともしない」
ミムド
《multiple instruction/multiple data》複数のマイクロプロセッサーを搭載した並列コ...
み‐むろ【御室】
1 貴人の住まい。おむろ。「しひて—にまうでて拝み奉るに」〈伊勢・八三〉 2 「御諸(みもろ)」に同じ。「神奈備(...
みむろと‐じ【三室戸寺】
京都府宇治市にある単立(本山修験宗系)の寺。山号は明星山。西国三十三所第10番札所。宝亀年間(770〜780)光仁...
みむろ‐やま【三室山】
兵庫・鳥取県境にある山。標高1358メートル。山麓一帯はスキー場。 奈良県斑鳩(いかるが)町にある丘陵。竜田川の下...
み‐め【見目/眉目】
1 顔立ち。容貌(ようぼう)。 2 見た感じ。「鷺(さぎ)はいと—も見苦し」〈枕・四一〉 3 面目。ほまれ。「いか...
み‐め【御妻/妃】
妃(きさき)・女御(にょうご)など、身分の高い人の妻を敬っていう語。「忍び忍び、帝の—さへ過ち給ひて」〈源・須磨〉
み‐めい【未明】
まだ夜が明けきらない時分。びめい。 [補説]気象庁の天気予報等では、午前0時頃から午前3時頃までをさす。→明け方 →朝
みめ‐うるわし・い【見目麗しい/眉目麗しい】
[形][文]みめうるは・し[シク]顔かたちが美しい。「—・いおとめ」
みめ‐かたち【見目形/眉目形】
顔かたちと姿。容姿。みめすがた。「—のすぐれた人」
み‐めぐら・す【見回らす】
[動サ四]ぐるりと見まわす。「御方(みかた)の勢(ぜい)を—・して」〈太平記・三九〉
みめぐり‐じんじゃ【三囲神社】
東京都墨田区にある神社。創建年未詳。祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。江戸時代の俳人宝井其角(たからいきかく...
み‐めぐ・る【見巡る/見回る】
[動ラ五(四)]見てまわる。「島のあちこちを—・る」
ミメシス
⇒ミメーシス
み‐め・ず【見愛づ】
[動ダ下二]見て賞美する。すてきだと思って見る。「うち泣き給ふもあり、—・で給ふもあり」〈宇津保・蔵開中〉
みめ‐よ・い【見目好い/眉目良い】
[形][文]みめよ・し[ク]顔だちが美しい。器量がいい。「—・い娘」
みめ‐よし【見目好し/眉目好し】
顔かたちのよい人。器量よし。「上京に—の心よしを持ている程に」〈虎寛狂・鈍太郎〉
見目(みめ)より心(こころ)
容貌の美しさよりも、心の美しさのほうが大切である。人は見目よりただ心。
みめ‐わる【見目悪/眉目悪】
顔かたちの醜いこと。また、その人。「枕に汗のかかる—/一鉄」〈談林十百韻〉
ミメーシス
《「ミメシス」とも》 1 芸術理論上の基本的概念の一。芸術における模倣。自然はイデア(事実の本質)の模倣である、と...
み‐もい【御水】
《「もい」は、元来、水をいれる器の意》水。「飛鳥井は、—も寒し、とほめたるこそをかしけれ」〈枕・一六八〉
み‐もう【味盲】
特定の味についての味覚が先天的に欠如していること。大多数の人が感じるフェニルチオカルバミドおよび類似化合物の苦味を...
ミモザ
1 マメ科アカシア属の常緑高木の総称。花は黄色で球状に集まって咲く。主にオーストラリアに産し、観賞用に栽培。ギンヨ...
ミモザやかた【ミモザ館】
《(フランス)Pension Mimosas》フランスの映画。1935年作。監督はベルギー出身のフェデー。南仏の下...
ミモザ‐サラダ
ゆで卵の卵黄を裏ごし、あるいはみじん切りにして、サラダの上に飾ったもの。卵黄の黄色をミモザの花に見たてた名称。
見(み)も知(し)らぬ
一度も見たこともなく、まったく知らない。「—他人に助けられる」
みもすそ‐がわ【御裳濯川】
伊勢神宮の内宮神域内を流れる五十鈴川(いすずがわ)の異称。倭姫命(やまとひめのみこと)がこの清流で裳を洗い清めたと...
み‐もだえ【身悶え】
[名](スル)苦しみ、いらだちなどのため、からだをよじらせ動かすこと。「悲しみのあまり—して泣く」
み‐もだ・える【身悶える】
[動ア下一][文]みもだ・ゆ[ヤ下二]苦しさなどのためにからだをよじらせるように動かす。「激痛に—・える」
み‐もち【身持(ち)】
1 日常の身の処し方。異性との交際についていうことが多い。品行。「—が悪い」 2 妊娠すること。「—になる」「—女」
み‐もと【身元/身許】
1 その人の出生・出自・経歴などの事柄。素性(すじょう)。「—を調べる」 2 一身上の事柄。「—を引き受ける」
み‐もと【御許】
相手を敬って、そのそば近くをいう語。女性が手紙の脇付に用いることもある。おもと。おんもと。「鈴木様—に」「—に候は...
みもと‐きん【身元金】
「身元保証金」に同じ。
みもとしんよう‐ほけん【身元信用保険】
従業員(被保証人)が、使用者のためにその業務を遂行するにあたり、または職務上の地位を利用して窃盗・強盗・詐欺・横領...
みもと‐ひきうけ【身元引(き)受け】
雇われて働く者の身元について責任を負うこと。
みもと‐ほしょう【身元保証】
その人の一身上や資力などに関して請け合うこと。特に、雇用される者が将来雇い主に与えるかもしれない損害の賠償を第三者...
みもとほしょう‐きん【身元保証金】
身元保証のために担保として提供する金銭。身元金。
みもとほしょう‐にん【身元保証人】
身元保証を引き受ける人。
実(み)もな・い
中身がない。内容がない。価値がない。
み‐もの【見物】
1 見るだけの値打ちのあるもの。見てすばらしいと感じるもの。「この対戦カードは—だ」 2 見物すること。また、その...
み‐もの【実物】
園芸や生け花の花材で、主に実を観賞の対象とする草木。花材ではナンテン・センリョウ・サンキライなど。→花物 →葉物
身(み)も蓋(ふた)もな・い
言葉が露骨すぎて、潤いも含みもない。にべもない。「そう言っては—・い」
身(み)も世(よ)もな・い
悲しみがひどく、自分のことも世間の手前も考えていられない。「—・く泣き伏す」
ミモレ
着丈を表す語。日本では、主に女性用の服の、ひざの中ほどからひざ下くらいまでのものをいう。
ミモレット‐チーズ
オランダ原産の、鮮やかなオレンジ色の半硬質チーズ。薄く切り、サンドイッチ・オードブルなどに用いる。