みょう‐ぶ【名簿/名符】
古代・中世、官途に就いたり、弟子として入門したり、家人(けにん)として従属したりする際、貴人・長上・師匠に身分証明...
みょう‐ぶ【命婦】
1 律令制で、五位以上の女官、また五位以上の官人の妻の称。前者を内命婦(ないみょうぶ)、後者を外命婦(げみょうぶ)...
みょう‐ほう【妙法】
1 (メウハフ) 巧妙な手段。うまい方法。「奇手—」 2 (メウホフ) 言葉では言いつくせない、意味の深い教えであ...
みょうほう‐いん【妙法院】
京都市東山区にある天台宗の寺。山号は、南叡山。延暦年間(782〜806)最澄の創建と伝える。もと比叡山にあり、後白...
みょうほう‐げ【妙法偈】
仏のすぐれた教えを説いた偈。妙法の偈。
みょうほう‐じ【妙法寺】
東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の寺。山号は、日円山。元和年間(1615〜1624)に日逕(にちけい)が真言宗から日...
みょうほうれんげ‐きょう【妙法蓮華経】
⇒法華経(ほけきょう)
みょうほっけ‐じ【妙法華寺】
静岡県三島市にある日蓮宗の寺。山号は、経王山。弘安7年(1284)日昭が鎌倉に創建。江戸初期に現在地に移転。
みょうほん‐じ【妙本寺】
神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺。山号は、長興山。文応元年(1260)比企能本(ひきよしもと)の建立。開山は日朗。池...
みょう‐ぼう【明法】
古代、律・令(りょう)・格(きゃく)・式など法律を講究した学問。
みょうぼう‐どう【明法道】
律令制の大学寮での四道の一。律・令・格・式など法律学を学ぶ学科。奈良中期に明経道から独立して新設。
みょうぼう‐はかせ【明法博士】
明法道の教官。平安中期以降は、坂上・中原両家の世襲となった。
みょうまん‐じ【妙満寺】
京都市左京区にある顕本法華宗の総本山。山号は、妙塔山。開創は弘和3=永徳3年(1383)。開山は日什。京都布教の中...
みょう‐み【妙味】
1 なんとも言えない味わい。非常にすぐれた趣。醍醐味(だいごみ)。「すぐれた作品のもつ—」 2 いいところ。うまみ...
みょう‐みょう【妙妙】
[形動タリ]きわめてすぐれているさま。すばらしいさま。「徒らに弁を弄し—舌を動かして」〈利光鶴松・政党評判記〉
みょう‐みょうごにち【明明後日】
明後日の次の日。あさっての次の日。しあさって。
みょう‐みょうごねん【明明後年】
明後年の次の年。翌々年の次の年。
みょうみょう‐ちょう【命命鳥】
《(梵)jīvam-jīvakaの訳。耆波耆波と音写》一つのからだに頭が二つあるという想像上の鳥。共命鳥(ぐみょう...
みょう‐もく【名目】
1 「めいもく(名目)」に同じ。「—こそ大学ですけれども」〈魯庵・社会百面相〉 2 習慣などによる読み癖。「射礼」...
みょうもく‐よみ【名目読み】
「名目(みょうもく)2」に同じ。
みょう‐もん【名聞】
[名・形動] 1 名声が世間に広まること。世間での評判・名声。ほまれ。「—を求める」 2 名声を求めて世間体をつく...
みょう‐もん【妙文】
1 すぐれた文章や言葉。 2 霊妙な経典。特に、法華経。
みょうもん‐は【妙聞派/妙文派】
平曲の流派の一。室町時代に八坂流の森沢城聞(法名妙聞)が始めたもの。城聞派。
みょうもん‐りよう【名聞利養】
仏語。名声と利得。名誉欲と財欲に駆り立てるもの。
みょう‐や【明夜】
明日の夜。明晩。
みょう‐やく【妙薬】
不思議によく効く薬。霊薬。転じて、非常に有効な解決策。「景気回復の—」
みょう‐よう【妙用】
不思議な作用。非常にすぐれた働き。「伝信機の—を知るべし」〈新聞雑誌四〉
みょう‐らん【冥覧】
「冥見(みょうけん)」に同じ。「死後には—明らけく」〈浄・先代萩〉
みょう‐り【名利】
名誉と利益。また、それを求めようとする気持ち。めいり。「—を求める」
みょう‐り【冥利】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人知れず与える利益(りやく)。 2 知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行...
冥利(みょうり)が悪(わる)・い
神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。「負債を返さないでは、余り—・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉
冥利(みょうり)に尽(つ)・きる
その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思う。「教師として—・きる」
みょう‐りょ【冥慮】
神仏のおぼしめし。目に見えない神仏の心。「仏陀の—にそむくべからず」〈平家・二〉
みょう‐れい【妙齢】
《「妙」は若い意》若い年ごろ。特に、女性の若い年ごろ。妙年。「—の婦人」 [補説]近年、容姿や行動のあか抜けた中年...
みょうれん‐じ【妙蓮寺】
京都市上京区にある本門法華宗の大本山。山号は、卯木山。開創は永仁年間(1293〜1299)と伝える。開山は日像。天...