みずのと‐の‐まつり【癸の祭】
毎月癸の日に宮中の陰陽寮(おんようりょう)で行われた祭事。
水(みず)の流(なが)れと身(み)の行方(ゆくえ)
水の流れて行く先と、人の行く末とはどちらもはかり知ることができないということ。人生の定めがたいこと、前途がどうなる...
みず‐の‐はな【水の花/水の華】
1 湖沼や海で植物プランクトンなどが異常に繁殖し、水面の色合いを変える現象。夏に多くみられる。藻類ブルーム。→青粉...
水(みず)の低(ひく)きに就(つ)くが如(ごと)し
《「孟子」告子上から》水が低いほうに流れるように、自然のなりゆきは、止めようとしても止められないことのたとえ。また...
みずの‐ひろのり【水野広徳】
[1875〜1945]海軍軍人・軍事評論家。愛媛の生まれ。日露戦争の日本海海戦を描いた戦記「此一戦」で知られる。の...
みずのへんたい【水の変態】
宮城道雄の箏曲。1902年作曲。小学校の教科書に書かれた気象に関する一節に着想を得て作曲された。いわゆる新傾向の作...
みずの‐まさよし【水野正好】
[1934〜2015]考古学者。大阪の生まれ。大阪府文化財調査研究センター理事長、元興寺文化財研究所長などを歴任。...
みず‐の‐まど【水の窓】
細胞などの生体組織の主成分である水に対して透明で、炭素に強く吸収される電磁波の波長域。波長2.2〜4.4ナノメート...
みずのまもの【水の魔物】
《原題、(チェコ)Vodník》⇒水の精
みず‐のみ【水飲み/水呑み】
1 水を飲むこと。また、そのための器。「—場」 2 「水呑み百姓」の略。
みずのみ‐の‐お【水呑みの緒】
鎧(よろい)の袖の中の板の後方につけた緒。胴の総角(あげまき)に結びつけて袖が翻るのを押さえる。
みずのみ‐ば【水飲み場】
水が飲める場所。水道のあるところや、動物が水を飲むために集まる水辺など。
みずのみばがた‐こうげき【水飲み場型攻撃】
《watering hole attack》特定の組織や個人に対して行われる標的型攻撃の一。攻撃対象が頻繁に利用す...
みずのみばがた‐サイバーこうげき【水飲み場型サイバー攻撃】
⇒水飲み場型攻撃
みずのみ‐びゃくしょう【水呑み百姓】
江戸時代、自分の田畑を持たず、検地帳に登録されない小作・日雇いなどの下層農民。貧しい農民。無高百姓。→本百姓
みず‐の‐みやこ【水の都】
「水都(すいと)」に同じ。「—ベネチア」 [補説]書名別項。→水の都
みずのみやこ【水の都】
《原題、(フランス)La Cité des eaux》レニエの詩集。1902年刊行。ベルサイユについてうたったもの。
みず‐の‐もち【水の餅】
元日の朝、若水(わかみず)をくみにいくとき水神に供える餅。
みずの‐りはち【水野利八】
[1884〜1970]実業家。岐阜の生まれ。スポーツ用品の水野兄弟商会(現ミズノ)を創業。実業団野球大会、関西学生...
みずの‐れんたろう【水野錬太郎】
[1868〜1949]官僚・政治家。秋田の生まれ。内務省を退官後、貴族院議員・内相・文相を歴任。
みず‐の‐わななき【水のわななき】
冷や汗を流してふるえること。「—して汗にしとどにぬれてかがまり伏し給へれば」〈宇津保・蔵開下〉
みずは【罔象】
《古くは「みつは」》水の神。水の精霊。「水神—の女(め)を生む」〈神代紀・上〉
みず‐は【瑞歯/稚歯】
1 若々しく生命力のある歯。 2 老人になってから再び生えた歯。長寿のしるしとして、めでたいこととされた。 3 非...
みず‐はき【水吐き】
1 流水やたまり水を流し出すこと。また、その所。 2 「水捌(みずは)け」に同じ。「—がよい土地」 3 魚の頭のえ...
みずは‐ぐ・む【瑞歯含む】
[動マ四]《瑞歯2が生える意からか》非常に年をとる。みずはさす。「むばたまのわが黒髪はしらかはの—・むまでなりにけ...
みず‐はけ【水捌け】
水の流れ去るぐあい。排水。みずはき。「—をよくする」
みず‐はこべ【水繁蔞】
オオバコ科の水生の一年草。水面下の葉は線形、水面上の葉は長楕円形。ほぼ一年じゅう、白い小花が咲き、花は2枚の苞(ほ...
みずは‐さ・す【瑞歯さす】
[動サ四]「瑞歯含(みずはぐ)む」に同じ。「—・す八十(やそぢ)余りの老いの波くらげの骨に逢ふぞうれしき」〈今昔・...
みず‐はじき【水弾き】
空気の圧力を利用して水を遠くまで噴出させる仕掛けの機械。竜吐水(りゅうどすい)・水鉄砲など。
みず‐はな【水端】
《「みずばな」とも》 1 水の出はじめのときや部分。また、水量の増す始め。〈和英語林集成〉 2 物事の最初。出はじ...
水(みず)は舟(ふね)を載(の)せ又(また)舟(ふね)を覆(くつがえ)す
《「荀子」王制から》水は舟を浮かべるが、転覆させることもできる。同じものが役にも立てば害にもなること。また、臣下に...
水(みず)は方円(ほうえん)の器(うつわ)に随(したが)う
水は、容器の形によって、四角にも丸くもなる。人は、交友関係や環境によって、よくも悪くもなるというたとえ。
みずはら【水原】
姓氏の一。 [補説]「水原」姓の人物水原茂(みずはらしげる)水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)
みずはら‐しげる【水原茂】
[1909〜1982]プロ野球選手・監督。香川の生まれ。高松商業、慶大で投手兼三塁手として活躍し、昭和11年(19...
みずはら‐しゅうおうし【水原秋桜子】
[1892〜1981]俳人。東京の生まれ。本名、豊。高浜虚子に師事。俳句雑誌「馬酔木(あしび)」を主宰し、新興俳句...
みず‐ば【水場】
1 登山で、飲み水の確保できる場所。「—を探す」 2 野獣や野鳥が水を飲みに集まる水辺。 3 土地が低く、すぐ水の...
みず‐ばかり【水計り/水準】
⇒水盛(みずもり)
みず‐ばかり【水秤】
液体の比重を測定する装置の一。天秤(てんびん)の一方の皿の下に鉤(かぎ)があり、それにおもりをつるして水中に沈め、...
みず‐ばしょう【水芭蕉】
サトイモ科の多年草。中部地方以北の湿原に群生。春の雪解けを待って、高さ約20センチの白い仏炎苞(ぶつえんほう)に包...
みず‐ばしら【水柱】
水面から柱のように高く立ちのぼった水。すいちゅう。「—が立つ」
みず‐ばな【水洟】
「みずっぱな」に同じ。《季 冬》「—や鼻の先だけ暮れ残る/竜之介」
みず‐ばなれ【水離れ/水放れ】
1 暖められて水が冷たくなくなること。「漸(ようや)く—のした茶釜の湯を」〈長塚・土〉 2 水面から離れること。ま...
みず‐ばら【水腹】
1 水を飲みすぎたときの腹ぐあい。 2 水を飲んで空腹をしのぐこと。「—も一時(いっとき)もつ」
みず‐ばり【水張り】
1 布地を、のりを使わず水にひたして板などに張りつけて乾かすこと。また、その布。 2 水彩画などを描く際、あらかじ...
みず‐ばれ【水腫れ】
水けを内部に含んではれること。また、そのはれもの。みずぶくれ。
みず‐ばん【水番】
灌漑(かんがい)用水が盗まれるのを防ぐために見張りをすること。また、その人。《季 夏》
みず‐ばんそうこう【水絆創膏】
小さな傷口を保護する衛生材料。粘り気のある液体であるコロジオンなど主成分とし、患部に塗布すると溶剤が揮発して耐水性...
みず‐パイプ【水パイプ】
喫煙具の一。タバコの煙が水筒の中の水を通って吸い込まれるようにしたもの。ニコチン・タールが水に溶け、味が柔らかくなる。
みず‐ひき【水引】
1 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色...
みずひき‐がに【水引蟹】
十脚(じっきゃく)目ミズヒキガニ科のカニ。日本特産のカニで、本州以南の水深30〜100メートルの海底にすむ。甲長約...