みち‐あんない【道案内】
[名](スル) 1 道を知らない人を導いて連れていくこと。また、その人。「地元の人に—してもらう」 2 道の方向や...
みち‐いし【道石】
道案内に立てた石。たていし。
みち‐いと【道糸】
釣りで、さお先から鉤素(はりす)をつなぐ所まで用いる糸。
みち‐うら【道占】
「辻占(つじうら)」に同じ。「心もとなく不審に覚えて、—とはんとて」〈沙石集・一〇本〉
みち‐おしえ【道教/路導】
ハンミョウの別名。あたかも道を教えるかのように、人の行く道の前方へと飛んで降りるところからいう。《季 夏》
みちお‐しゅうすけ【道尾秀介】
[1975〜 ]小説家。兵庫の生まれ。平成16年(2004)「背の眼」でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し作家デビ...
みち‐かい【道交ひ】
1 道ですれちがうこと。「—にてだに、人か何ぞとだに御覧じわくべくもあらず」〈源・明石〉 2 道を行き来すること。...
みち‐かけ【満(ち)欠け/盈ち虧け】
月が丸くなることと欠けること。「月の—を観測する」
みちかぜ【三千風】
⇒大淀三千風(おおよどみちかぜ)
み‐ちがい【見違い】
みちがうこと。見あやまり。見まちがえ。見ちがえ。
み‐ちが・う【見違う】
[動ワ五(ハ四)]「見違える」に同じ。「—・うほど似ている」「数字を一桁(けた)—・う」 [動ハ下二]「みちがえる...
み‐ちがえ【見違え】
「見違い」に同じ。
み‐ちが・える【見違える】
[動ア下一][文]みちが・ふ[ハ下二] 1 見て他のものと思う。みちがう。「—・えるほど立派になった」 2 見方を...
みち‐がく【道楽】
雅楽の演奏形式の一。行列をつくって歩きながら奏せられるもので、行幸・大葬・神幸などのときに行われる。
道(みち)が開(ひら)・ける
進路ができる。解決の方法が見つかる。「外国人の就労に—・ける」
みち‐きり【道切り】
[名](スル) 1 道をさえぎること。道路を横断すること。特に、貴人の行列などの前を横ぎること。 2 悪霊や悪疫の...
みち‐くさ【道草】
[名](スル) 1 道ばたに生えている草。 2 目的の所へ行き着く途中で、他の物事にかかわって時間を費やすこと。「...
みちくさ【道草】
夏目漱石の小説。大正4年(1915)発表。大学教授である主人公健三が、世俗的社会に束縛され、孤独に生きるさまを描い...
道草(みちくさ)を食(く)・う
馬が道端の草を食っていて、進行が遅れる。転じて、目的地へ行く途中で他のことに時間を費やす。途中で手間取る。「—・っ...
みち‐しお【満(ち)潮】
潮が満ちて、海面がしだいに上昇する現象。また、1日のうちで海水面が最も高くなるとき。上げ潮。まんちょう。⇔引き潮。
みち‐しき【道敷】
道路に使用する敷地。道路敷。
みち‐しば【道芝】
1 道ばたに生えている芝草。また、雑草。「問ふ人も嵐吹きそふ秋は来て木の葉にうづむ宿の—」〈新古今・秋下〉 2 道...
みち‐しるべ【道標/道導】
1 道の方向や距離などを示す標識。道案内。どうひょう。 2 物事の順序を教えて手引きの役をすること。また、その人や...
みち‐じゅん【道順】
進むべき道すじ。順路。
みち‐すう【未知数】
1 数学の方程式などで、値がまだわかっていない数。ふつうx・y・zなどで表す。「—を求める」⇔既知数。 2 将来ど...
みち‐すがら【道すがら/途次】
[副]道を行きながら。道の途中で。みちみち。「帰る—話を聞く」
みち‐すじ【道筋】
1 通っていく道。通り道。コース。「店は駅に行く—にある」 2 思考・判断などの展開の順序。また、物事の道理。条理...
道(みち)狭(せば)・し
道が狭くて通りにくい。転じて、生きにくい。身の置き所がない。「判官都を遠近(をちこち)の、—・くならぬその先に、西...
みち‐ぞい【道沿い】
道に沿っていること。また、その場所。「—に案内看板を立てる」
みちたりたうえ【満ち足りた飢え】
三好京三の小説。昭和54年(1979)刊行。
みち‐た・りる【満(ち)足りる】
[動ラ上一]不足がなく十分である。十分に満足する。「—・りた生活」
みち‐つじ【道辻】
道が十字になっている所。十字路。ちまた。また、道ばた。
みち‐つづき【道続き】
道でつながっていること。同じ道に沿っていること。「駅はこの—にある」
みちつな‐の‐はは【道綱母】
⇒藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)
みち‐づら【道面/道列】
道のほとり。道すじ。途上。「—なる人の家にとどまりて」〈宇治拾遺・七〉
みち‐づれ【道連れ】
1 連れ立って行くこと。同行。また、その人。同行者。「よい—ができる」「旅は—世は情け」 2 一緒に行動させること...
みち‐てんごう【道てんがう】
道の途中でのいたずら。みちくさ。「道すがら千代様に行き合うて連れだってくる—」〈浄・手習鑑〉
みち‐とおり【道通り】
道を通ること。また、その人。「—が左近殿を、太夫買ひと言うたげな」〈浄・阿波鳴渡〉
道(みち)閉(と)・ず
行き来ができなくなる。「すべて—・ぢて、政(まつりごと)も絶えてなむ侍る」〈源・明石〉
みち‐とせ【三千歳/三千年】
1 三千年(さんぜんねん)。きわめて長い年月。 2 「三千歳(みちとせ)の桃」の略。
みちとせ【三千歳】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「忍逢春雪解(しのびあうはるのゆきどけ)」。河竹黙阿弥作詞、2世清元梅吉(清元お葉とも)作...
みちとせ‐の‐もも【三千歳の桃/三千年の桃】
漢の武帝が西王母(せいおうぼ)からもらったという、三千年に一度花が咲いて実を結ぶという不老長寿の桃。非常に珍しく、...
みち‐どめ【道止め】
道路の往来をとめること。往来止め。通行止め。
みち‐なか【道中】
1 目的地へ行く経路の中途。途中。「—で引き返す」 2 道路のまん中。路上。
道(みち)無(な)き道(みち)
1 人が通れそうな道がまったくない所。 2 (比喩的に)未開の分野・領域などのこと。また、それに挑むこと。「—を突...
道(みち)ならぬ
道徳・道理にはずれている。「—恋」
みち‐なり【道形】
道路のまま。道筋に従うこと。「—に進む」
みち‐の‐えき【道の駅】
全国の一般幹線道路に設けられた、長距離運転者向けの駐車場付き休憩施設。道路・地域の情報提供や地域振興を目的とするほ...
みち‐の‐おく【陸奥】
「みちのく」に同じ。
道(みち)の傍(かたわら)の碑(ひ)の文(ぶん)
《後漢の孝女、曹娥(そうが)について記した碑文が名文であったという故事から》すばらしい文章。名文。