みかど‐きじ【帝雉】
キジ科の鳥。雄は尾が長く、全長約90センチで、全体に青紫色。雌は褐色。台湾の森林にのみ分布し、20世紀に入って発見...
みかどのしょうぞう【ミカドの肖像】
猪瀬直樹の著作。西武鉄道グループの繁栄についてまとめたルポルタージュ。昭和61年(1986)刊行。昭和62年(19...
みかど‐の‐つかさ【闈司】
「いし(闈司)」に同じ。
みかど‐まいり【御門参り/朝参り】
朝廷に参ること。参内。参朝。「群卿(まへつきみたち)及び百寮(つかさ)、—することすでにおこたれり」〈舒明紀〉
みかど‐まつり【御門祭】
上代、皇居の門に入ってくる邪神を払うために、毎年6月・12月に行われた祭事。
みかど‐もり【御門守】
皇居の御門を守ること。また、その兵士。みかきもり。「—、寒げなるけはひ」〈源・朝顔〉
み‐か・ねる【見兼ねる】
[動ナ下一][文]みか・ぬ[ナ下二] 1 平気で見ていることができない。「見るに—・ねる」「—・ねて忠告する」 2...
みかのはら【瓶原】
京都府南部、木津川市加茂町の地名。木津川の北岸に位置し、元明天皇の離宮、聖武天皇の恭仁(くに)京が置かれた地。「甕...
みか‐の‐もちい【三日の餅】
平安時代、婚礼後3日目の夜に、妻の家で新郎・新婦に食べさせた祝い餅(もち)。また、その儀式。三日夜(みかよ)のもち。
みか‐ばち【樹蜂】
キバチの古名。〈和名抄〉
ミカマイシン
抗生物質の一。ミカマイシンAおよびBの混合物。外用によりぶどう球菌や連鎖球菌による感染症の治療に用いられる。
み‐かまぎ【御薪】
《「御竈木(みかまぎ)」の意》 1 律令時代、毎年正月15日に、百官が宮中に献上した薪。また、その献上の儀式。 2...
みかみ【三上】
姓氏の一。 [補説]「三上」姓の人物三上於菟吉(みかみおときち)三上参次(みかみさんじ)三上義夫(みかみよしお)
みかみ‐おときち【三上於菟吉】
[1891〜1944]小説家。埼玉の生まれ。長谷川時雨の夫。時代物の大衆小説を多く書いた。作「敵打日月双紙」「鴛鴦...
みかみ‐さんじ【三上参次】
[1865〜1939]歴史学者。兵庫の生まれ。東大教授、史料編纂掛主任として「大日本史料」「大日本古文書」の刊行に...
みかみ‐じんじゃ【御上神社】
滋賀県野洲(やす)市にある神社。旧官幣大社。もと三上山上にあったといわれ、祭神は天之御影命(あめのみかげのみこと)...
みかみ‐やま【三上山】
滋賀県南部の野洲(やす)市にある山。標高432メートル。俵藤太(たわらとうた)の大百足(むかで)退治の伝説がある。...
みかみ‐よしお【三上義夫】
[1875〜1950]数学史家。広島の生まれ。和算および日本と中国の数学史を研究。著「文化史より見たる日本の数学」...
み‐かも【水鴨】
水に浮かぶカモ。一説に、「み」は接頭語でカモの美称とも。「はしきやし妹(いも)がありせば—なす二人並び居」〈万・四六六〉
みかよ‐の‐もち【三日夜の餅】
⇒三日(みか)の餅(もちい)
身(み)から出(で)た錆(さび)
《刀の錆は刀身から生じるところから》自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと。自業自得。
みか‐わ【甕】
「みか(甕)」に同じ。「天の—に斎(い)み籠(こも)りて」〈祝詞・出雲国造神賀詞〉
みかわ【三河/参河】
旧国名の一。現在の愛知県東部。三州。
み‐かわ【御溝】
「御溝水(みかわみず)」の略。
みかわしま【三河島】
東京都荒川区中央部の地域。旧町名。
みかわ‐しゅう【三河衆】
1 戦国時代、徳川家創業に貢献した三河出身の譜代の臣。 2 江戸時代、三河国に知行所をもち、参勤交代を行って大名に...
みかわ‐じしん【三河地震】
昭和20年(1945)1月13日、三河湾で発生したマグニチュード6.8の地震。軍需産業地域の直下で起こったため、地...
み‐かわ・す【見交(わ)す】
[動サ五(四)]互いに見る。見合う。「目と目を—・す」
みかわ‐の‐くに【三河国】
⇒三河
みかわ‐まんざい【三河万歳】
愛知県三河地方を根拠地として、各地を回った正月の祝福芸。中啓(ちゅうけい)を持った太夫(たゆう)と鼓を打つ才蔵が、...
みかわ‐みず【御溝水】
宮中の庭を流れる溝の水。
みかわものがたり【三河物語】
江戸前期の自伝。3巻。大久保彦左衛門忠教(ただたか)著。元和8年(1622)成立。主家徳川氏と大久保一族の来歴を、...
みかわ‐もめん【三河木綿】
愛知県三河地方で産する、地厚でじょうぶな小幅白木綿。帯芯・印半纏(しるしばんてん)・のれんなどに用いる。
みかわ‐や【三河屋】
歌舞伎俳優の市川団蔵、およびその一門の屋号。
みかわや‐うど【御厠人】
《「みかわやびと」の音変化》宮中で、便所の清掃に従事した下級の女官。かわやびと。
みかわ‐わん【三河湾】
愛知県南部の湾。渥美半島と知多半島とに囲まれ、渥美湾・知多湾に分かれる。ノリ・アサリの養殖が行われる。
みかわわん‐こくていこうえん【三河湾国定公園】
愛知県南部、三河湾岸と渥美・知多両半島、および湾内の佐久島・日間賀(ひまか)島などの島からなる国定公園。
み‐かん【未刊】
書物や雑誌などがまだ刊行されていないこと。⇔既刊。
み‐かん【未完】
まだ完全にはでき上がっていないこと。未完成。未完了。「—の大器」「—の小説」
み‐かん【味官】
味覚をつかさどる器官。
み‐かん【蜜柑】
1 ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その実。暖地に産し、葉は長楕円形。初夏、白色の小さな5弁花をつけ、黄橙色の...
みかん【蜜柑】
芥川竜之介の短編小説。横須賀発の上り列車の二等客車の中の出来事を描く。大正8年(1919)5月、雑誌「新潮」に発表...
みかん‐いろ【蜜柑色】
ミカンの果皮のような色。鮮やかな明るい橙色。
みかん‐かご【蜜柑籠】
1 ミカンの果実を盛る籠。 2 《多く1が用いられたところから》捨て子の入っている籠。また転じて、捨て子。「出てう...
みかん‐しゅ【蜜柑酒】
ミカンの果汁を発酵させて造った酒。また、ミカンの実を焼酎(しょうちゅう)に漬けた酒。
みかんじょう‐か【蜜柑状果】
多くの心皮からできている合成心皮が成熟した果実。外果皮は厚くて多数の油腺をもつ。中果皮は白くやわらかい海綿質。内果...
み‐かんせい【未完成】
[名・形動]まだ完成していないこと。でき上がっていないさま。未完。
みかんせいこうきょうきょく【未完成交響曲】
《(ドイツ)Unvollendete Symphonie》シューベルトの交響曲第8番の通称。1822年作曲。作曲者...
みかんせい‐こん【未完成婚】
結婚後も夫婦の間で、身体的・精神的理由により性交できない状態が継続していること。主な要因として、男性の性的不能、女...
み‐かんなぎ【御巫】
1 律令制で、神祇官に属し、神事に奉仕した女官。 2 明治4年(1871)神祇省に置かれ、祭典に従事した女性の職。