みず‐とく‐ほう【水特法】
「水源地域対策特別措置法」の略称。
みずとつち【水と土】
《原題、(イタリア)Acque e terre》イタリアの詩人、クアジーモドの処女詩集。1930年刊。
水(みず)とな・る
消えてなくなる。むだになる。だめになる。水になる。「苦労が—・る」
みず‐とらのお【水虎の尾】
シソ科の多年草。湿地に生え、高さ30〜50センチ。茎は直立し、線形の葉を3、4枚輪生する。8〜10月、紫色の小花の...
みず‐とり【水取り】
1 水をくみ取ること。また、そのための用具。 2 「お水取り」に同じ。《季 春》「—や氷の僧の沓(くつ)の音/芭蕉...
みず‐とり【水鳥】
水上または水辺で生活する鳥の総称。水禽(すいきん)。《季 冬》「—や百姓ながら弓矢取/蕪村」
みずとり‐の【水鳥の】
[枕] 1 水鳥の一種である「鴨」および同音の「賀茂」にかかる。「—鴨の羽色の春山の」〈万・一四五一〉 2 鴨の羽...
みずとり‐ぶね【水取り船】
飲み水を運搬する船。みずぶね。みずてんま。
みずとりへ【水鳥へ】
《原題To a Waterfowl》米国の詩人・ジャーナリスト、ブライアントの詩集。1821年発表。別邦題「水鳥に...
みず‐とんぼ【水蜻蛉】
ラン科の多年草。湿地に生え、高さ30〜50センチ。葉は線形で2、3枚つく。9月ごろ、緑白色の花を総状につける。唇弁...
みず‐どうりょくけい【水動力計】
軸に取り付けた1枚または数枚の円板を水中で回転させ、その抵抗によって動力を測定する計器。
みず‐どけい【水時計】
水のしたたりや流入・流出の量によって時刻をはかる時計。漏刻(ろうこく)。
みず‐な【水菜】
1 キョウナの別名。《季 春》 2 イラクサ科の一・二年草。山中の湿地に生え、高さ30〜60センチ。茎は紅色を帯び...
みず‐ながれ【水流れ】
火事を忌んでいった語。火災。「日々夜々(ひるよる)、—のところ多し」〈天智紀〉
水(みず)流(なが)れて元(もと)の海(うみ)に入(い)り月(つき)落(お)ちて天(てん)を離(はな)れず
《「甲陽軍鑑・一二」から》水は流れても元の海に入るし、月は西に落ちても空から離れない。本性を離れることはできないと...
みずなぎ‐どり【水薙鳥】
1 ミズナギドリ目ミズナギドリ科の海鳥の総称。上面が黒や灰色で腹部が白色のものが多い。翼は細くて長く、風を利用して...
みず‐なし【水梨】
ナシの一品種。果実に水分が多い。
みず‐なぶり【水嬲り】
水をいじって遊ぶこと。水遊び。「—をなすってお嬉しがるはずだが」〈滑・浮世風呂・三〉
みず‐なみ【水波】
1 水面に立つ波。すいは。「池の—たちさわぎ」〈紫式部日記〉 2 ⇒海部(かいぶ)
みずなみ【瑞浪】
岐阜県南東部の市。和食器および輸出向け洋食器を産出。人口4.0万(2010)。
みずなみ‐し【瑞浪市】
⇒瑞浪
みず‐なら【水楢】
ブナ科の落葉高木。山地に多く、高さ30メートルにも達し、樹枝は黒褐色で裂け目がある。葉は大きく、倒卵形で縁にぎざぎ...
みず‐なわ【水縄】
1 「水糸(みずいと)」に同じ。 2 検地用具の一。土地の面積を測るときに用いる縄。
みず‐に【水煮】
[名](スル)魚・野菜などを味付けせず、水だけ、または薄い塩水で煮ること。また、その煮たもの。「たけのこを—する」
水(みず)濁(にご)れば則(すなわ)ち尾(お)を掉(ふる)うの魚(うお)無(な)し
《「鄧析子」無厚から》水が濁ると、泳ぎ回る魚はいない。政治が正しく行われないと、人民は自由で楽しい生活を送っていら...
水(みず)に◦する
1 むだにする。効果を失わせる。「金を—◦する」 2 水に流す。「一切を—◦する」 3 堕胎(だたい)する。「腹の...
水(みず)に流(なが)・す
過去のいざこざなどを、すべてなかったことにする。「これまでのわだかまりを—・す」
水(みず)にな・る
消えうせる。むだになる。ふいになる。水となる。「努力が—・る」
水(みず)に慣(な)・れる
その土地の水を飲みなれる。転じて、その環境になれる。「プロの—・れる」
水(みず)に燃(も)えたつ蛍(ほたる)
水の上を燃えんばかりに光りつつ飛ぶ蛍。「水」と「見ず」をかけ、「燃えたつ」に、感情が激しくわき上がる意をかけて、相...
みず‐にら【水韮】
ミズニラ科の多年生のシダ。流水中や池に生え、ごく短い塊状の根茎が泥底中にあり、葉は線形でニラに似る。夏から秋にかけ...
みず‐ぬき【水抜き】
[名](スル)たまり水などを流し出すこと。また、その所。水の落とし口。
みずぬき‐ざい【水抜き剤】
自動車などの燃料タンク内の水分を排出するための添加剤。イソプロピルアルコールをはじめとするアルコールが用いられる。...
水(みず)温(ぬる)・む
春になって寒さがゆるみ、池や川の水があたたかい感じになってくる。《季 春》「人影の映り去りたる—・む/虚子」
みずの【水野】
姓氏の一。 [補説]「水野」姓の人物水野十郎左衛門(みずのじゅうろうざえもん)水野忠邦(みずのただくに)水野広徳(...
みず‐の‐あわ【水の泡】
1 水面に浮かぶ泡。転じて、はかなく消えやすいもののたとえ。すいほう。 2 努力・苦心がすべてむだになること。「苦...
みず‐の‐え【壬】
《「水の兄(え)」の意》十干の9番目。じん。
みず‐の‐お【水の尾】
海・川で、ある一定の水の流れのある所。船が通うのに適した水路となる。みお。「—について渡れや渡れやと」〈盛衰記・三五〉
みずのお‐の‐みかど【水尾帝】
清和天皇の異称。
みず‐の‐かみ【水の神】
水をつかさどる神。すいじん。
みずのこら【水の子ら】
《原題The Water-Babies》チャールズ=キングズリーによる児童文学作品。1863年刊。煙突掃除の少年を...
みず‐の‐さんじゅうてん【水の三重点】
液体の水と水蒸気と氷が共存する、状態図における一点。絶対温度273.16ケルビン(セ氏0.01度)、圧力610.6...
水(みず)の滴(したた)るよう
美男美女のみずみずしく魅力的であるさまの形容。「—ないい男」
みずの‐じゅうろうざえもん【水野十郎左衛門】
[?〜1664]江戸初期の旗本。名は成之。3千石の家督を継いだが、旗本奴の頭目として無頼の生活を送り、町奴の幡随院...
みずのせい【水の精】
《原題、(チェコ)Vodník》ドボルザークの交響詩。1896年作曲。チェコの詩人カレル=ヤロミール=エルベンの詩...
みずの‐ただくに【水野忠邦】
[1794〜1851]江戸後期の大名。唐津藩主から浜松藩主へ転封。大坂城代・京都所司代などを経て老中となる。将軍徳...
みずのたわむれ【水の戯れ】
《原題、(フランス)Jeux d'eaux》ラベルのピアノ曲。ホ長調。1901年作曲。師であるフォーレに献呈。噴水...
みず‐の‐て【水の手】
1 城中などに飲用水を引き込む水路。また、その水を供給する場所。 2 消火用の水。また、そのための水路。 3 川・...
みず‐の‐でばな【水の出端】
《出水の出はじめの意から》最初は勢いが盛んであるが、じきに衰えることのたとえ。「気短かなれども、それは—のごとく、...
みず‐の‐と【癸】
《「水の弟(と)」の意》十干の10番目。き。