おおうら‐はんとう【大浦半島】
京都府北東部、若狭(わかさ)湾に突出した半島。西側に舞鶴湾、東側に内浦湾が位置する。北の突端に成生(なりう)岬があ...
おお‐うりだし【大売(り)出(し)】
商店で、ある特定の期間、値引きや福引きなどの催しをして商品を大量に販売すること。「中元—」
おお‐え【大兄】
1 兄弟のうち、年長の者。 2 皇子につける尊称。特に、律令制以前、6、7世紀ごろの皇位継承資格者の称といわれる。...
おおえ【大江】
姓氏の一。 平安時代の学問の名家。もと土師宿禰(はじのすくね)で、のち大枝朝臣(おおえのあそん)の姓を賜り、音人(...
おおえ‐けんざぶろう【大江健三郎】
[1935〜2023]小説家。愛媛の生まれ。東大在学中に「飼育」で芥川賞受賞。新しい文学の旗手として認められる。豊...
おおえ‐たく【大江卓】
[1847〜1921]政治家・実業家。土佐の人。神奈川県権令としてペルーの奴隷船から清国人を解放。1877年西南戦...
おお‐えど【大江戸】
江戸の美称。「—八百八町」
おおえ‐の‐あさつな【大江朝綱】
[886〜958]平安中期の学者。音人(おとんど)の孫。文章博士(もんじょうはかせ)。参議。祖父音人を江相公と称す...
おおえ‐の‐おとんど【大江音人】
[811〜877]平安前期の学者。儒家としての大江家の基礎を築いた。師の菅原是善らと「貞観格式」を編纂(へんさん)...
おおえ‐の‐ちさと【大江千里】
平安前期の歌人。音人(おとんど)の子。兵部大丞(ひょうぶだいじょう)。中古三十六歌仙の一人。宇多天皇の命により「句...
おおえ‐の‐ひろもと【大江広元】
[1148〜1225]鎌倉前期の幕府の重臣。匡房(まさふさ)の曽孫。源頼朝に招かれて公文所(くもんじょ)別当となり...
おおえ‐の‐まさひら【大江匡衡】
[952〜1012]平安中期の学者・歌人。文章博士(もんじょうはかせ)となり、一条天皇の侍読(じとう)として仕えた...
おおえ‐の‐まさふさ【大江匡房】
[1041〜1111]平安後期の学者・歌人。匡衡(まさひら)の曽孫。博学で有職故実に詳しく、後三条・白河・堀河天皇...
おお‐えま【大絵馬】
大形の絵馬。多く、扁額(へんがく)形式で奉納される。
おおえまる【大江丸】
[1722〜1805]江戸後期の俳人。大坂の人。本名、安井政胤(やすいまさたね)。飛脚問屋を営む。大島蓼太(おおし...
おおえ‐やま【大江山】
京都府北西部、丹波・丹後両地方の境をなす山。標高833メートル。山中に酒呑童子(しゅてんどうじ)が住んだといわれる...
おお‐おおじ【大祖父】
祖父母の父。曽祖父(そうそふ)。ひいじいさん。〈和名抄〉⇔大祖母(おおおば)。
おおおか【大岡】
姓氏の一。 [補説]「大岡」姓の人物大岡玲(おおおかあきら)大岡昇平(おおおかしょうへい)大岡忠相(おおおかただす...
おおおか‐あきら【大岡玲】
[1958〜 ]小説家。東京の生まれ。大岡信(まこと)の長男。「表層生活」で芥川賞受賞。他に「緑なす眠りの丘を」「...
おおおかえちぜん【大岡越前】
テレビ時代劇。江戸南町奉行大岡忠相の活躍を描く。昭和45年(1970)放映開始。以後、断続的に15のシリーズ作品が...
おおおか‐さばき【大岡裁き】
公正で人情味のある裁定・判決。江戸中期の名奉行といわれた大岡忠相の裁判に仮託していう。
おおおか‐しょうへい【大岡昇平】
[1909〜1988]小説家。東京の生まれ。戦争体験をもとにした「俘虜記(ふりょき)」で作家として出発。精細な心理...
おおおか‐せいだん【大岡政談】
江戸町奉行大岡忠相の名裁判を描いた講談・脚本・小説など。
おおおか‐ただすけ【大岡忠相】
[1677〜1752]江戸中期の幕臣。8代将軍徳川吉宗に認められ、江戸町奉行となる。公正な判断を下す名奉行として有...
おおおか‐まこと【大岡信】
[1931〜2017]詩人・評論家。静岡の生まれ。長男は芥川賞作家の大岡玲(あきら)。詩集「記憶と現在」「故郷の水...
おお‐おく【大奥】
1 江戸城内で、将軍の御台所(みだいどころ)(正妻)や側室が居住した所。将軍を除き、男子禁制。 2 貴人の奥方の居...
おお‐おじ【大伯父/大叔父/従祖父】
祖父母の兄弟。両親のおじ。⇔大伯母(おおおば)。
おお‐おそどり【大軽率鳥】
《「おそ」はかるはずみの意》非常にそそっかしい鳥。「烏(からす)とふ—のまさでにも」〈万・三五二一〉
おお‐おとこ【大男】
体格が普通より大きな男。⇔小男。
大男(おおおとこ)総身(そうみ)に知恵(ちえ)が回(まわ)りかね
からだばかり大きくて愚鈍な者をあざけっていう言葉。
おお‐おとし【大落(と)し】
義太夫節で、最も感動的な場面で用いる長い曲節。主音を繰り返し、登場人物が泣きくずれる場面などを盛り上げる。
おお‐おどり【大踊(り)】
大勢で踊る踊り。群舞。特に、歌舞伎の切りに行われる一座の全員の踊り。
おお‐おにばす【大鬼蓮】
スイレン科の水生の多年草。葉は直径1〜2メートルで、縁が約15センチの高さに立ち上がる。花は夏の夕方に水面で開花し...
おお‐おば【大伯母/大叔母/従祖母】
祖父母の姉妹。両親のおば。⇔大伯父(おおおじ)。
おお‐おば【大祖母】
祖父母の母。曽祖母(そうそぼ)。ひいばあさん。〈和名抄〉⇔大祖父(おおおおじ)。
おお‐おみ【大臣】
大化以前の大和朝廷で、大連(おおむらじ)と並んで朝政を執った最高官。
おお‐おんな【大女】
体格が普通より大きな女。⇔小女(こおんな)。
おおかお‐え【大顔絵】
浮世絵の大首絵(おおくびえ)のうち、特に顔だけを強調して描いたもの。
おおかがみ【大鏡】
平安後期の歴史物語。3巻本・6巻本・8巻本がある。著者未詳。白河院院政期の前後に成立か。大宅世継(おおやけよつぎ)...
おお‐かく【大角】
斧(おの)や手斧(ちょうな)で削っただけの山出しの角材で、30センチ角以上のもの。
おお‐かざし【大翳】
近世、宮中の女房の用いた檜扇(ひおうぎ)。大形に作って顔にかざして用いたところからいう。
おおかしわで‐の‐つかさ【大膳職】
「だいぜんしき(大膳職)」に同じ。〈和名抄〉
おお‐かじ【大火事】
大きな火事。被害が広い範囲に及ぶ火事。大火(たいか)。大火災。
おお‐かぜ【大風】
強く激しく吹く風。暴風。
おお‐かた【大方】
[名] 1 物事や事柄の大体。大部分。あらかた。「—は理解できた」「給料の—が食費に消える」 2 普通の物事。世間...
おおかた‐どの【大方殿】
貴人の母の敬称。大方様。「—より出家になし申せとこそ承り候ふに」〈謡・元服曽我〉
おおかた‐は【大方は】
[副] 1 普通のことでは。「—何かも恋ひむ言挙(ことあ)げせず妹に寄り寝む年は近きを」〈万・二九一八〉 2 よく...
おお‐かたびら【大帷子】
1 装束の下に着る麻布製の単(ひとえ)の衣。暑中の汗取りとして用いた。 2 糊(のり)を強くした白布で仕立て、武家...
おお‐かながい【大金書/大金貝】
楊弓の200本の矢数のうち、180本以上の当たり。看板に当たりの矢数と射手の名を金泥(きんでい)で記し、店頭に掲げ...
オオカバマダラ‐せいぶつけんほごく【オオカバマダラ生物圏保護区】
《Reserva de la biosfera de la Mariposa Monarca》メキシコ中西部、ミチ...