みょう‐ぎょう【明経】
論語・孝経などの経書(けいしょ)を講究すること。めいけい。
みょうぎょう‐じ【妙教寺】
岡山市にある単立の寺。最上稲荷教の総本山。山号は、竜王山。開創は延暦年間(782〜806)と伝える。慶長6年(16...
みょうぎょう‐どう【明経道】
律令制の大学寮での四道の一。論語・孝経などの経書を学ぶ学科。奈良中期に文章(もんじょう)道・明法(みょうぼう)道が...
みょうぎょう‐の‐いえ【明経の家】
明経道を専攻する家柄。平安中期以降、清原・中原両家および清原家の分家である船橋・伏原両家の世襲。
みょうぎょう‐の‐しょう【明経生】
律令制の大学寮で、明経道を専攻する学生。
みょうぎょう‐はかせ【明経博士】
明経道の教官。平安中期以降、清原・中原両家の世襲。大学の博士。
みょう‐く【妙句】
すぐれてあじわいのある句。また、すぐれてよい言葉や表現。
みょうくう【明空】
鎌倉後期の早歌(そうか)(宴曲)の作詞・作曲者。「宴曲集」「拾菓集」などの撰者。天台宗の僧ともいう。生没年未詳。み...
みょう‐けい【妙計】
すぐれた計略。巧妙な計略。妙策。「—を案じる」
みょう‐けん【妙見】
「妙見菩薩」の略。
みょう‐けん【冥見】
人々の知らないところで、神仏が衆生を見守っていること。冥鑑(みょうかん)。冥覧(みょうらん)。
みょう‐けん【冥顕】
《「みょうげん」とも》冥界と顕界。死後の世界と現実の娑婆(しゃば)世界。「—につけてその恐れ少なからず候」〈平家・三〉
みょうけん‐こう【妙見講】
妙見菩薩を信仰する日蓮宗信者の集まり。
みょうけん‐さん【妙見山】
大阪府北部の豊能(とよの)郡能勢(のせ)町・豊能町と兵庫県川西市との境にある山。標高660メートル。山頂に能勢妙見...
みょうけん‐じ【妙顕寺】
京都市上京区にある日蓮宗四大本山の一。山号は、具足山。元亨元年(1321)日像が創建。京都における日蓮宗最初の道場...
みょうけん‐ぼさつ【妙見菩薩】
北極星を神格化した菩薩。国土を守り、災難を除き、長寿をもたらすとされる。日本では、眼病平癒・安産・良縁のためにこの...
みょう‐げん【明眼】
仏語。物事の真実を明らかに見通せる心の眼。
みょうげん‐じ【妙源寺】
愛知県岡崎市にある真宗高田派の寺。山号は、桑子山。正嘉2年(1258)親鸞(しんらん)の弟子の領主安藤信平が開創、...
みょう‐こう【妙工】
すぐれた細工。また、すぐれた腕の職人。「—の手になる仏像」
みょうこう【妙高】
新潟県南西部にある市。南部は妙高戸隠連山国立公園に指定され、温泉やスキー場が多数ある。平成17年(2005)4月、...
みょうこう‐こうげん【妙高高原】
新潟県南西部、長野県境近くにある高原。妙高山の東斜面に広がり、標高は700〜1200メートル。赤倉・池ノ平・妙高な...
みょうこう‐ざん【妙高山】
新潟県南西部にある火山。妙高連峰の主峰で、標高2454メートル。東麓に池ノ平・赤倉などの温泉がある。越後富士。
みょうこう‐し【妙高市】
⇒妙高
みょうこう‐じ【妙興寺】
愛知県一宮市にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は、長島山。正平3=貞和4年(1348)滅宗宗興の創建。足利将軍家の祈願...
みょうこう‐せん【妙高山】
⇒須弥山(しゅみせん)
みょうこうとがくしれんざん‐こくりつこうえん【妙高戸隠連山国立公園】
新潟・長野にまたがる山岳地域にある国立公園。平成27年(2015)、上信越高原国立公園から妙高・戸隠高原地域が分離...
みょうこう‐にん【妙好人】
信仰心のあつい念仏の行者を称賛していう語。
みょうこく‐じ【妙国寺】
大阪府堺市にある日蓮宗の寺。山号は、広普山。永禄11年(1568)豪商油屋常言が堂舎を造営、子の仏心院日珖が開山。...
みょう‐ご【冥護】
神仏がひそかに加護すること。神仏のまもり。
みょう‐ご【明後】
[連体](日付・年月などで)その次の次の。「—四月二二日」 [語素]年月など、時に関する名詞の上に付いて、その次の...
みょう‐ごう【名号】
仏・菩薩(ぼさつ)の名。これを聞いたり唱えたりすることに功徳(くどく)があるとされる。特に、「阿弥陀仏」の4字、「...
みょう‐ごう【名香】
仏に奉る香。仏前にたく香。「—の香(か)などにほひ満ちたるに」〈源・若紫〉
みょう‐ごう【冥合】
[名](スル)知らず知らず一つになること。
みょうごき【名語記】
鎌倉時代の辞書。経尊著。初稿6巻本は文永5年(1268)、増補10巻本は建治元年(1275)成立。当時の口語・俗語...
みょうご‐にち【明後日】
明日の次の日。あさって。「試験を—に延期する」
みょうご‐ねん【明後年】
来年の次の年。さらいねん。
みょうごん‐じ【妙厳寺】
愛知県豊川市にある豊川稲荷の正称。
みょう‐さく【妙策】
すぐれた策略。巧妙なはかりごと。妙計。妙算。「これ以上の—はあるまい」
みょう‐さん【妙算】
すぐれたはかりごと。妙策。「神籌(しんちゅう)—を運(めぐ)らす」〈魯庵・社会百面相〉
みょう‐しゅ【名主】
平安後期から中世にかけての名田(みょうでん)所有者。領主に対して年貢・夫役(ぶやく)などの負担の義務を負う一方、家...
みょう‐しゅ【妙手】
1 たくみな技量。すぐれた腕前。また、その持ち主。「琴の—」 2 碁・将棋で、他人には予想もできないうまい手。
みょう‐しゅ【妙趣】
すぐれたおもむき。非常にすばらしい味わい。妙味。「—に富む名園」
みょう‐しゅ【冥衆】
閻魔王(えんまおう)や梵天など、人の目に見えない鬼神や諸天。また、冥界に住むもの、特に、地獄の鬼。
みょう‐しゅん【明春】
1 明年の春。来春。「—卒業の予定」 2 来年の正月。新年。
みょう‐しょ【妙所/妙処】
きわめてすぐれた箇所。いうにいわれない味わいのあるところ。
みょう‐しょう【明匠】
⇒めいしょう(明匠)
みょうしょうごん‐おう【妙荘厳王】
菩薩(ぼさつ)の名。王であった時はバラモンの教えを信じていたが、夫人や二子の諫めによって法華経を聞き、仏法に帰依した。
みょうしん‐じ【妙心寺】
京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の大本山。山号は、正法山。花園上皇が延元2=建武4年(1337)離宮を禅寺とし、関...
みょう‐じ【名字/苗字】
1 家の名。姓。家名。 2 古代、氏(うじ)と姓(かばね)を総合した称。 3 同一の氏(うじ)から分かれ出て、その...
みょうじ‐あそん【名字朝臣】
四位の者について、姓(かばね)の朝臣の上に名を書くこと。「親房朝臣」の類。